YASUDA YASUYUKI

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安田泰幸
街と旅とスケッチと

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11月21日
11月のカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ講座月曜クラスは秋の紅葉の町を描こうと思い、教室の近くの公孫樹通りで行なった。実はこの通りの秋のようすはこれまで見たことなかった。いちょう通りという名前だけで、紅葉の景色が描けるだろうと、数ヶ月前に予定を組んでいたのだった。当日現場へ行ってみてびっくり。御堂筋とはいかなくても黄金色の並木道を想像していたが、街路のいちょうはみな若木で、枝ぶりも小じんまり。植えてある間隔も広くて、まばら。急遽紅葉をさがし歩いて、通りに面した団地の一画の木立を見つけ、ここでスケッチ。この日は晴れていたのだが、寒い。しばらくすると霧雨も降ってきて、早めに教室に引き上げ、室内で仕上げ。暖かい飲み物をいただきながら講評会をした。           

工房日誌

11月17日
11月の「大人の遠足-街・旅・絵日記講座」は嵯峨御所と呼ばれた大覚寺と大沢の池。このところ数か月、雨続きなので、雨が降ったときの対応策を考えるため、また、案内用の情報を集めるため、事前に下見をした。上の絵は、そのとき大覚寺を拝観して五大堂から宸殿の庭を描いたもの。中央の石舞台にはちょうど見ごろの嵯峨菊が並べてある。閉門間近だったので、ハガキサイズの小さなブレダン紙に簡単に輪郭だけ取り、のちほど着色した。紙が水をよく吸い取るので、デフォルメした形を意識しながら、手っ取り早く着色した。

11月9日
11月のNHK文化センターの短期講座「安田泰幸の街角水彩スケッチ−神戸編」はハーバーランドで描いた。1回目が異人館だったので次は港。あいにくこの日はどんよりと曇って光が鈍い。おまけに冷たい風も吹いていて、スケッチにはつらいコンディション。ポートタワーやホテルオークラを画面にいれて描いていただいた。ちょうどカラフルな船体の練習船が接岸していていいアクセントになった。   

                         

                    

11月5日
11月のカルチャーハウス香里ヶ丘「安田泰幸スケッチ」講座の土曜クラスは大阪の道修町。堺筋に面した古い商家「コニシ」を描いた。以前は小西儀助商店という名で、接着剤のボンドを商う会社として知られていた。絵の手前に見えるのが衣装蔵。その向こうが小西家の主屋でともに国の重要文化財に指定されている。この日は朝から雨で、どうしようか迷ったが事前に下見した時に、通りの向いの銀行の軒先に雨が降り込まないスペースがあったので、決行。集合時間の昼頃には小降りになったが、描き終わる頃には本降りになってしまった。雨にぬれ鉛筆がすべり、絵具が乾かず、苦労したが、みなさん力作ができた。講評会はこれも文化財の青山ビルにある「丸福珈琲店」で体を温めた。

11月3日
近畿地区信用金庫協会発行の「いこい」2011年秋号には嵯峨野トロッコ列車が保津峡をぬけ亀岡の駅に至る情景を描いたスケッチが掲載されています。トロッコ列車を運行している嵯峨野観光鉄道は、1989年に山陰本線が京都の嵯峨駅と亀岡の馬堀駅の間が電化・複線化で新線に換えられた際、景色が素晴らしい保津峡に沿って走る旧線を観光用にして営業している

11月20日
11月の「大人の遠足-街・旅・絵日記講座」は嵯峨御所と呼ばれた大覚寺と大沢の池。講座では、毎回、事前にプログラムを受講の方に渡しているが、その中に載せるマップの原画に挿し絵風にスケッチ。大覚寺を拝観したとき、ちょうど見頃だった嵯峨菊、大沢の池の岸にもやう屋形舟、大沢池の枯れ蓮と心経宝塔などである。大覚寺は嵯峨御所と呼ばれ、一時朝廷がおかれ、王朝文化がくり広げられたところ。紅葉が色づきはじめて、スケッチにはちょうどいい時季なのだが・・・・。

11月30日
阪神間モダニズムの文化が華やかだったころ、活躍した画家に大石輝一という人がいる。この人が西宮の夙川で「パボーニ」という喫茶店をやっていた。自ら店を設計し、店内には壁一面に絵を描いた。さまざま文化人が集う店だったが、画家が亡くなって久しく、阪神大震災で店も壊れてしまった。大石輝一と血縁のあるオーナーが現在大阪堂島に同名の「パボーニ」という店をやっておられて、ここにも当代の文化人やアーティストが集まっている。この店が今年15周年を迎え、この店に集う12人作家の作品を集め、記念のカレンダーをつくられた。以前この店で作品を展示していただいたこともあり、そのカレンダーの1ページに掲載された。
 
講評会をしたカルチャーハウス香里ヶ丘クラフト館で

空は晴れていたが、風が強い。枯れた蓮が池を渡る風に揺れ、きらきら陽の光を反射して、おもしろい風景をつくっている。ところが、描いているうちに陽も翳ってきて、風がいよいよ強くなる。寒いわ、画紙は風でめくれるわ・・・。我慢大会のようなスケッチになった。

11月14日
11月の朝日カルチャーの「安田泰幸絵はがきスケッチ」講座は、奈良の西の京。薬師寺の塔が見える里の風景を描いた。国宝の東塔が平成の大修理に入り、覆いがかぶさったりしていないかと、心配して行ってみたが、遠景で見る限り、今まで通り、美しい二つの塔が望めた。今日は2点透視図法の原理を用いて、平面の遠近感を表現するのがねらい。最初に10分ほど、薬師寺と透視図法のことを説明して、実際のスケッチに取りかかってもらう。みなさん、のみ込みがはやいのか、説明がうまかったのか、じょうずに刈り取りの終わった田と遠くの塔の風景を再現しておられた。講評会は、近くのギャラリー&カフェ「パルロワ」で、熱い飲み物とスコーンをいただきながら。

11月7日
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2011年11月号の表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」は大阪の北浜・今橋・高麗橋あたりの近代建築を訪ねて描いたスケッチ。
芝川ビル、新井ビル、名村高麗橋ビル、旧日本教育生命保険のビル、そして北浜レトロ。どれも大阪の経済発展に寄与してきた建物で、今も現役でさまざまにル用され、都市の景観にアクセントを添えているものばかり。。
11月4日
パナソニックの2011年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-情熱」の11月は「もっといい方法があるはずだ」に対して、職人の日々の探究によって、より正確に仕事ができ、使いやすく、そして効率の良く仕事ができるように、研ぎすまされてきた大工道具のスケッチを合わせた。

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