YASUDA YASUYUKI

Day by Day

2012年6月23日
街旅絵日記講座の6月は美山の茅葺の里へ1泊旅行。梅雨の真っただ中にもかかわらず2日間とも快晴。1日目午前9時半すぎ京都発の山陰線で園部へ。車内ではにぎやかにスケッチ談義。園部からはバス。11時すぎに美山の宿泊先河鹿荘に到着。荷物を預けて、地鶏のすき焼きの昼食をいただいた。食後、茅葺の集落へ向かい。、まずは全員で、集落の正面から茅葺の家並みをスケッチする。
2012年6月18日
6月のカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ講座月曜日コースは、交野市の蔵元大門酒造の蔵を描いた。大門酒造は海外にも積極的に日本酒文化の紹介を手がけている。このあたりには古い立派な日本家屋が残っており、起伏のある地形に町並が続く、変化に富んだ景観が魅力的。絵を描かずとも、ぶらぶら家の間を歩くだけでも楽しい。さて、スケッチだが、道が狭く、ひきがないので、アングルを決めにくい。自然のままに生い茂る木々の間に建物が見え隠れするのは、おもしろい題材だが難しい。にもかかわらず、受講されているみなさん、雰囲気のある絵を描いておられた。
    
2012年6月8日
近畿地区信用金庫協会の季刊誌「いこい」の2012年夏号は、近畿のレトロ建築を訪ねる3回目。神戸のポートアイランドにある異人館のスケッチを掲載していただいた。1906年にアメリカ人貿易商S.ヘイガーが、神戸の山手、北野に建てた住宅。戦後、日本郵船の船員寮西棟として1975年まで使われていた。海上を埋め立てて造成されたポートアイランドの完工を記念に、1981年に開催されたポートピア博覧会に合わせ、港の見えるこの公園に移築された。では、東棟はというと、旧ワサ・ダウン邸といい、現在は香川県の四国村にある。           

2012年6月6日
パナソニックの2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」の6月は近江八幡市に残るW.M.ヴォーリズの住宅であった一柳記念館をとりあげた。一柳はヴォーリズが日本に帰化した姓。夫人の姓である。ヴォーリズは英語教師として来日し、近江兄弟社を設立してぬり薬を普及させ、1500にもおよぶ建築の設計をし、キリスト教の伝道や賛美歌の作曲をてがけるなど、戦前・戦中・戦後を通じて日本に大きな足跡を残した人である。「青春とは心の若さである」という幸之助の言葉に、信念と希望にあふれ、勇気にみちて、日々新たな活動を続けたヴォーリズを想起した。                   

2012年6月

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安田泰幸
街と旅とスケッチと

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2015年6月4日
関西経済連合会発行「経済人」6月号の表紙、「スケッチ紀行・歴史を歩く‐184回」は、和歌山県海南市の黒江の町を歩いた。黒江は石川の輪島、福島の会津とともに漆器の一大産地である。表通りから一本裏の通りに入ると、漆器職人の家や、できあがった製品をさばく漆器問屋の古い家が建ち並び、いい町の表情をつくっている。道に対してわざと30度ほどずらして建て、鋸の歯のようにぎざぎざの家並みや、紀州漆器のギャラリー、酒造の蔵元などをスケッチ、掲載した。、                        

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2012年6月30日
昨年7月のカルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラスは、水の都大阪の風景を描こうということで、6月30日に中之島の天神橋付近で実施した。ところが、講座が始まるごろから、雨が降り出した。ちょうど橋の下に広いスペースがあったのでそこからのスケッチとなった。ここからは川の水面も見えず、ときおり雨が吹き込んでくるし、絵具も乾かない最悪のコンディションだったが、メンバーの方々のおかげで何とか最後まで描くことができた。講評会は天満橋の京阪モールの中のカフェ、パルティーレで。