YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

日本の里の四季-2

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日本の里の四季

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明日香村 甘樫の丘     2009年   水彩  280 X 380 o
朝日カルチャーセンターのYY絵ハガキスケッチ講座の5月の講座は、奈良明日香村の甘樫の丘からの眺めを描いた。ここは、東西北と三方の見晴らしがよく、晴れた日は大和の里、田園の風景がパノラマのように広がり、カメラ撮影やスケッチの愛好家の絶好のポイントとなっている。この日もカメラをもった多くの中高年の男女が撮影中。われわれもその中にまじってスケッチ。講評会は丘のふもとにある甘樫茶屋で。この日、受講されている方々の間をめぐりながら、自分でも描いてみたが未完成。掲載したのは以前の描いたもの。  2013/08/27記
御所まち 安産地蔵の祠     水彩スケッチ  2012年  
2012年10月の街旅絵日記講座は奈良県御所市へ行った。御所まちの古い町割の四隅の入口に地蔵尊が祀られている。四地蔵と呼ばれ、それぞれ長命地蔵、安産地蔵、大日地蔵、馬橋地蔵という。柳田川の橋のたもと、JR和歌山線の踏切脇にある安産地蔵。小さな祠は町の人たちの手によってきれいに掃除されていた。  2013/03/20記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2013年3月号表紙に掲載
      
遠野 山口の水車       2012年      水彩ミニアチュール    120x165o
日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹‐東北のこころ」の1-2月は岩手県。平泉の中尊寺金色堂と遠野のスケッチ。柳田國男の遠野物語のふるさとにたたずむ水車小屋。近くには遠野物語の語り部佐々木喜善の生家やデンデラ野など、民話の舞台のような里山が広がる。東北の人々のこころのふるさとは日本の原風景でもある。  2013/02/21記                                
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」1-2月に掲載
越中五箇山 相倉合掌集落        水彩  2009年  160x220cm    
パナソニックの2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」の9月には、「やまない雨はない、やまない風もない」という言葉に対して、雪に閉ざされ厳しい冬を越して、春を迎え、新しい生命が息吹き、成長する自然に囲まれた山里、富山県五箇山の相倉集落を描いたスケッチを掲載した。山に抱かれるように、人々が暮らす家々とよく手入れされた田が、つつましいたたずまいを見せている。世界遺産。 2012/11/20記
■パナソニック2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」9月に掲載
美山知井 茅葺の家並み    水彩スケッチ  2012年  120x165mm      
街旅絵日記講座の6月は美山の茅葺の里へ1泊スケッチ旅行。
1日目の茅葺の里のスケッチは、夕方早目の4時すぎに終えて、車で迎えにきてもらって、宿舎の河鹿荘へ。部屋割をし、鍵を渡し、風呂と食事の場所を確認して一旦解散。おのおの部屋で荷物をほどいたり、着替えたり。同部屋の方と風呂へ。露天風呂もあり、美山特産のバラの花を浮かべたバラ湯があった。ほのかにバラの香りが・・・。  2012/11/01記
                                             
砺波平野 散居村       2009年  水彩スケッチ ポストカードサイズ  125x155 mm
1第3回水の会展「私的風景遺産」は18日最終日。連日おおぜいの来場者でにぎわっている。
スケッチは会場で展示中の「砺波平野散居村」。 2012/9/17記
                   
西光寺の春 桜の競演 宇陀市室生       水彩  2012年 165 X 240 mm
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。5枚目は室生寺の前を登って行った山の中腹の無住の小さな寺、西光寺の桜。堂の脇の見事な枝垂れ桜は、「城之山桜」と呼ばれ、樹齢300年といわれる。先日、ここに掲載した大野寺の小糸枝垂れ桜の親にあたる木ともいわれている。隣の斜面のヤマザクラだろうか、こちらも今を盛りにと見事。宇陀市には名桜が多いが、ここは車でないとちょっと来にくい隠れた花の名所。描いている間にも何組もの人が訪れる。  2012/4/3記
奈良西の京 薬師寺の塔が見える里          水彩 2011年  165 x 240o
昨年11月の朝日カルチャーの「安田泰幸絵はがきスケッチ」講座は、奈良の西の京。薬師寺の塔が見える里の風景を描いた。国宝の東塔が平成の大修理に入り、覆いがかぶさったりしていないかと、心配して行ってみたが、遠景で見る限り、今まで通り、美しい二つの塔が望めた。今日は2点透視図法の原理を用いて、平面の遠近感を表現するのがねらい。最初に10分ほど、薬師寺と透視図法のことを説明して、実際のスケッチに取りかかってもらう。みなさん、のみ込みがはやいのか、説明がうまかったのか、じょうずに刈り取りの終わった田と遠くの塔の風景を再現しておられた。講評会は、近くのギャラリー&カフェ「パルロワ」で、熱い飲み物とスコーンをいただきながら。 2012/1/31記          
丸岡城の見える田         水彩スケッチ  2011年 ポストカードサイズ100x1485mm
関西経済連合会発行の「経済人」10月号表紙の「スケッチ紀行・歴史を歩く」で福井県の丸岡を訪れた。千古の家や龍ヶ鼻ダムをスケッチしたあと、丸岡城下にもどる途で、色づき始めた田の向うに丸岡城が見える風景に出合った。午後の長閑な田園風景に心和むようで、ハガキサイズの紙片を取り出して描いてみた。       
                               
坪川家住宅 丸岡町上竹田          水彩スケッチ  2011年 ポストカードサイズ120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」10月号は福井県の丸岡。現在は坂井市に含まれている。丸岡町の中心地から東の山あいに入ると竹田という地区がある。油揚げが名物で、山の中に一軒あるお店の油揚げ定食は大人気なんだそうだが、昼食は越前おろしそばを食べたので、またいずれかの機会に。それはさておき、この山里に豪勢な茅葺民家が残っている。700年前から続く坪川家。その祖先は北面の武士だったとかで、格式の高い家である。福井県下最古の民家で「千古の家」と呼ばれている。国の重要文化財。屋根のフォルムが美しい。  2011/10/12記        

関西経済連合会発行の「経済人」10月号表紙に掲載  

飛鳥 川原寺跡 奈良明日香村        2014年    水彩     280x380o
5月の街旅絵日記講座は雨で1週間延期して、明日香村へ出かけた。
飛鳥四大寺のひとつであった川原寺跡と、聖徳太子ゆかりの橘寺を描く。スケッチは、橘寺門前からみた川原寺跡。日本の里は田圃や畑が多いので、絨毯を敷き詰めたような野原の風景はなかなかないが、このあたりは、観光地だからか草はらの風景が楽しめる。春ののどかな陽光の中でのスケッチ。  2014/12/02記
交野森南3丁目 大阪府      水彩    2013年     280x380
11月のカルチャーハウス香里ヶ丘-YYスケッチ講座月曜クラスは大阪は交野市の森南と町の家並みを描いた。
交野市は、現在は住宅地として新しい家々が密集している町であるが、ところどころに田畑や農家風の大きな長屋門を構えた家が集まっている。生駒山地の山裾の傾斜地にある町内の、石垣の塀のある家を描いた。  2014/01/15記

穂谷の初秋 大阪枚方           2013年   240x320mm
カルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ講座月曜クラスの9月は大阪枚方市の穂谷へ。夏の名残りの陽射しを避け、山影から、刈り取りを待つ色づいた田んぼ、刈り取られた稲束を干す棚、さりげなく咲く畦道の彼岸花、農家の脇の色づき始めた柿の木など、秋の訪れを感じさせる風景を描いた。
大和民俗公園 旧臼井家住宅   水彩ミニアチュール   2013年      120 x 170 o
5月25日の土曜日、街旅絵日記講座で、大和郡山にある大和民俗公園にでかけた。矢田寺近く、矢田丘陵の東麓に奈良県立民俗博物館があり、博物館の周辺に立派な公園が整備されている。そして公園には民俗博物館の展示物として、江戸時代の奈良大和地方の民家15棟が移築復元されている。こんな立派な施設が奈良にあるのを今まで知らなかったが、講座を受講していただいている方のおひとりが、よく絵を描きに来られるということで、教えていただき、今回の講座を計画した。広い園内に「町屋」「国中(奈良盆地)」「宇陀・東山」「吉野」のそれぞれ特徴のある民家がならび、スケッチにはうってつけの場所である。今回は2か所描くことにし、最初みなさんに描いてもらったのが、奈良の町家・旧臼井家住宅。庄屋をつとめたという大きな家で、壁に露出した柱が美しい。重要文化財になっていた。スケッチの右肩に貼ってあるのは、毎回講評会の折、作品を見せていただいたというしるしに、参加された方々にお渡ししているシール。 2013/09/27記
遠野土淵 カッパ淵       2012年      水彩ミニアチュール    120x165o
日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹‐東北のこころ」の1-2月は岩手県。平泉の中尊寺金色堂と遠野のスケッチ。遠野物語のふるさとには、たくさんの伝説や民話が残っている。日本一のホップ畑を抜けると、常堅寺という小さな寺があり、本堂の裏手に回ると小さな川が流れている。カッパ淵と呼ばれているあたりには、かつて河童が棲み、いたずらをして村人を驚かせたという。岸辺の小さな祠は河童の神を祀る。乳の神で、子をもつ母親が願をかけると乳の出が良くなるといわれている。里人の素朴で豊かな想像力がほほえましい。  2013/02/21記              
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」1-2月に掲載     
茅葺の里 美山知井    水彩スケッチ  2012年  255x320 o    
街旅絵日記講座では、たまにスケッチ旅行をすることにしている。今年は6月に美山の茅葺の里へ1泊旅行。梅雨の真っただ中の日に企画したものだから、参加の皆さんから天気を心配する声が多かったが、2日間とも快晴。土地の人も、この時期美山でこんな天気はめずらしいと言っておられた。参加は15名。当日は午前9時半すぎ京都発の山陰線で園部へ。車内ではにぎやかにスケッチ談義。園部からはバス。11時すぎに美山の宿泊先河鹿荘に到着。荷物を預けて、地鶏のすき焼きの昼食をいただいた。食後、いよいよ茅葺の集落へスケッチに向かう。観光客も多かったが、まずは全員で、集落の正面から、赤い郵便ポストのある道と茅葺の家並みをスケッチする。天気がよすぎて、女性陣は日焼け対策がたいへん。  2012/10/28記