YASUDA YASUYUKI
Day by Day
2012年3月13日
3月の朝日カルチャー絵ハガキスケッチ講座は、室内で野菜を描くことにした。さつまいもや人参、玉ねぎ、パプリカなど、いくつかの種類の野菜を用意し、自然が作った造形的な色と形をよく観察してもらい、それを水彩で表現してもらった。自分でも一つ描いてみることにして、ハガキサイズの紙にスケッチしたのがこれ。新玉ネギのみずみずしい感じを表現できたらと、がんばってみたが…。
2012年3月5日
パナソニック電工の卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」の3月には、「私心にとらわれない」という言葉に対し、弱冠23歳で、琵琶湖疏水を設計し、明治維新後の京都の産業や文化に多大な貢献をした田辺朔郎らが残した遺構のうち、蹴上にある九条山浄水場のポンプ室のスケッチを選んだ。その後の京都の繁栄を支えた建物は森の木々に囲まれひっそりと。佇んていた。
2012年3月21日
クラブ・ツーリズムの「旅のスケッチブック」の東京での講座は3月の末に行われた。集まった受講者の方は、すべて初めてお会いする人ばかり。中にはこの講座を受講するために泊りがけで山形からかけつけてくださった方もいて、感激。午前中は室内で、レトロな建築の風景スケッチについて、今までの作品を使って講義。午後、演習として、クラブ・ツーリズムの会場に近い新宿御苑の洋風建築を描きに行った。御苑にはいくつかのレトロな建物があるが、そのなかで重要文化財に指定されている洋館を描くことに。みなさん少し緊張したような面持ちでスケッチブックに向かっておられたが、
2012年3月7日
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。まずは何はともあれ、室生寺。女人禁制の高野山に対し、女性の入山も許されていたので「女人高野」と呼ばれてきた。奈良時代の終りの創建。本堂の横の石段の上に、五重塔が立っている。屋外の木造五重塔としては法隆寺五重塔についで日本で2番目に古いという。鮮やかな朱塗りの小ぶりな塔は下から見上げた時の美しいフォルムと明るい色調のハーモニーが何とも言えない。そのほか室生寺金堂や、大野寺の枝垂れ桜、西光寺の桜、旧伊勢街道三本松などをとりあげた。
2012年3月12日
3月の朝日カルチャー絵ハガキスケッチ講座は神戸の高級住宅地、岡本にある岡本梅林公園で早春の梅を描いた。岡本は江戸時代、梅の名所として知られていたが、長い間すたれていたのを、近年、住民の努力で公園が復活整備されたという。現地へ行ってみると、公園そのものがまだ新しく、梅の木も種類は豊富だが、若い木がほとんどで、梅らしい枝ぶりの古木はあまりない。今年は3月になっても真冬のように寒い日が続いたせいか、開花もおくれている。なんとか咲いている木の前でスケッチを始めたが、俄かに雪が激しく降ってきて、あっと言う間にスケッチブックの上にうっすら積もった。スケッチどころではなく、あずまやに避難。中途半端な講座となった。
Copyright (C) Yasuda Yasuyuki YY-STUDIO All Right Reserved
当時の新聞広告(部分)
当時の新聞広告(部分)