YASUDA YASUYUKI

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Day by Day

2012年3月21日
大丸百貨店の大阪心斎橋店はW.M.ヴォーリズ設計の名建築だが、以前、顧客向け礼状用のポストカード数種類にスケッチが掲載されたことがある。もう10年も前のことである。このカードを受け取った方から、「大丸のハガキでスケッチを見ました」と、最近までよくいわれた。このほど、このカードを全面的にリニューアルされたそうだが、そのうちの1点に、その当時描いたスケッチをあしらったカードができた。心斎橋筋側の大きな孔雀のレリーフがある玄関、御堂筋側の格調高いアールデコのデザインの正面玄関、そして北側にある出入り口のスケッチがレイアウトされている。

                                            

2012年3月13日
3月の朝日カルチャー絵ハガキスケッチ講座は、室内で野菜を描くことにした。さつまいもや人参、玉ねぎ、パプリカなど、いくつかの種類の野菜を用意し、自然が作った造形的な色と形をよく観察してもらい、それを水彩で表現してもらった。自分でも一つ描いてみることにして、ハガキサイズの紙にスケッチしたのがこれ。新玉ネギのみずみずしい感じを表現できたらと、がんばってみたが…。

2012年3月5日
パナソニック電工の卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-勇気」の3月には、「私心にとらわれない」という言葉に対し、弱冠23歳で、琵琶湖疏水を設計し、明治維新後の京都の産業や文化に多大な貢献をした田辺朔郎らが残した遺構のうち、蹴上にある九条山浄水場のポンプ室のスケッチを選んだ。その後の京都の繁栄を支えた建物は森の木々に囲まれひっそりと。佇んていた。

2012年3月

安田泰幸
街と旅とスケッチと

大丸大阪心斎橋店 孔雀のレリーフのある入口     
このほどリニューアルされた
大丸大阪心斎橋店の顧客向けポストカードの1枚に掲載されているスケッチの原画。この原画は、もう10年も前に、月1回読売新聞夕刊の大丸の広告の中に、「心斎橋ものがたり」というコーナーがあって、スケッチが掲載されていたものの一つ。大丸の心斎橋筋側の入口のアーチにある孔雀のレリーフを描いたもの。建物を設計したW.M.ヴォーリズがアメリカで作らせたものらしい。フェニックスを注文したつもりができあがって届いたのが孔雀とか。しかしこの孔雀、やがて大丸のトレードマークになり、ピーコックグリーンは大丸のシンボルカラーになったという。  2012/4/14記          

2012年3月21日
クラブ・ツーリズムの「旅のスケッチブック」の東京での講座は3月の末に行われた。集まった受講者の方は、すべて初めてお会いする人ばかり。中にはこの講座を受講するために泊りがけで山形からかけつけてくださった方もいて、感激。午前中は室内で、レトロな建築の風景スケッチについて、今までの作品を使って講義。午後、演習として、クラブ・ツーリズムの会場に近い新宿御苑の洋風建築を描きに行った。御苑にはいくつかのレトロな建物があるが、そのなかで重要文化財に指定されている洋館を描くことに。みなさん少し緊張したような面持ちでスケッチブックに向かっておられたが、          

工房日誌


2012年3月7日
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。まずは何はともあれ、室生寺。女人禁制の高野山に対し、女性の入山も許されていたので「女人高野」と呼ばれてきた。奈良時代の終りの創建。本堂の横の石段の上に、五重塔が立っている。屋外の木造五重塔としては法隆寺五重塔についで日本で2番目に古いという。鮮やかな朱塗りの小ぶりな塔は下から見上げた時の美しいフォルムと明るい色調のハーモニーが何とも言えない。そのほか室生寺金堂や、大野寺の枝垂れ桜、西光寺の桜、旧伊勢街道三本松などをとりあげた

2012年3月3日
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」の3月-4月のページは、アメリカサンフランシスコのユニオンスクエアの広場を描いたスケッチが掲載されている。2007年に世界クルーズの客船に2週間ほど乗船し、船内でスケッチ教室を担当したことがあったが、その仕事が終わって降り立った港がサンフランシスコだった。このあたりはダウンタウンの中心に。メーシー百貨店や有名ブランドショップが並び、ホテルやレストランも多く、にぎやかなところ。サンフランシスコ名物のケーブルカーの発着場があるパウウェルストリートにも近い。昼どき、明るい陽射しを浴びて、市民や観光客が思い思いの時間を過ごしている。    
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2012年3月12日
3月の朝日カルチャー絵ハガキスケッチ講座は神戸の高級住宅地、岡本にある岡本梅林公園で早春の梅を描いた。岡本は江戸時代、梅の名所として知られていたが、長い間すたれていたのを、近年、住民の努力で公園が復活整備されたという。現地へ行ってみると、公園そのものがまだ新しく、梅の木も種類は豊富だが、若い木がほとんどで、梅らしい枝ぶりの古木はあまりない。今年は3月になっても真冬のように寒い日が続いたせいか、開花もおくれている。なんとか咲いている木の前でスケッチを始めたが、俄かに雪が激しく降ってきて、あっと言う間にスケッチブックの上にうっすら積もった。スケッチどころではなく、あずまやに避難。中途半端な講座となった。

                
   



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当時の新聞広告(部分)

当時の新聞広告(部分)

このほどリニューアルされた大丸大阪心斎橋店の顧客向けポストカードの1枚に掲載されている2枚目の原画。10年前、月1回読売新聞夕刊の大丸の広告の中の、「心斎橋ものがたり」というコーナーに掲載されていたものの一つ。大丸の御堂筋側の正面玄関は石に彫刻されたアラビア風の幾何学模様の装飾が美しい。よく見ると上に3羽のペリカンと3羽の鷹の像が並んでいる。入口扉の欄間にはウサギとカメの彫刻が・・・。それぞれ何の寓意があるのだろう?そしてだれが考えて設置したのだろう?。              
                                            
大丸大阪心斎橋店正面玄関のペリカンと鷹