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YASUDA YASUYUKI


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6月22日
2014年に創立70周年を迎えた自転車・車両部品の貿易商社アキボウの「70周年社史」の本文、各章の扉に、何点かのスケッチを描かせていただいた。創業間もない昭和30年代の大阪安治川河口。高度成長期を経て現在に至る輸出入の象徴、コンテナ港。そして本社がある大阪堺の町など。
6月21日
朝日カルチャーセンターYY街旅スケッチ講座は京都伏見中書島にある三栖閘門。
湿度の高い、暑い日だった。閘門のかたわらのポンプ室だったところが資料館になっていて、しばし見学・勉強してからスケッチ。江戸時代、京都の町の中、高瀬川から十石舟で運ばれた人や物資は、ここ中書島で三十石舟に乗りこみ、淀川を下る。宵にここを発てば、朝大坂天満の八軒屋浜に着く。落語の「三十石夢の通い路」の世界だ。明治時代、富国強兵策のひとつとして、水運発展のため、伏見の濠川と淀川に続く宇治川の水面の高低差を解消するためつくられた産業遺産を描いた。

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工房日誌 2014年6月

安田泰幸
街と旅とスケッチと

6月22日
自転車・車両部品の輸出入や卸をしているアキボウという会社が昨年(2014年)創立70周年を迎え、社史を刊行された。スケッチでお手伝いした。表紙はカラーで描いたスケッチをモノトーン表現。ディレクションは、昔一緒に仕事をしていた後輩の女性ディレクター。デザインはこれまた昔よくお世話になっていたデザイナー。A4判。ハードカバー(上製本)ケース入り

6月12日
パナソニックの2014年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」の6月は、「素直な心で”なぜ”と問う」…現実に素直に向きい、問題を提起する心が、人を成長させ、社会全体をも繁栄に導くというもの。産業革命の時代にイギリスで活動した社会改革者ロバート・オーウェンの工場群の絵を充てた。世界遺産ニューラナークの工場群。博愛主義者といわれるロバート・オーウェンはこの工場の経営に参画し、業績をあげつつ、労働者の劣悪な労働環境の改善や、こどもの工場労働をやめさせ、工場内に学校をつくるなど、当時の社会の改善に取り組んだという。
6月1日
6月1日京都の町家で開催された「楽町楽家2014」の催しの一つとして、「町家スケッチツアー」が行なわれた。定員一杯の20名の申し込みがあり、真夏を思わせる晴天の京都、三条通釜座町のあたりで、午後1時からスケッチ。この町家は、京町家作事組の事務局になっている町家で、しもたや造りの2階建て。作事組が修築したもの。スケッチはここともう1カ所。終わったあとこの町家の2階で、作事組の理事の方に京町家の特徴などの話をしていただき、お菓子とお茶をいただいて講評会。





6月10日
6月の神戸新聞文化センター安田泰幸街角スケッチ講座は布引の滝へ。新幹線の新神戸駅から10分ほど山を登ると滝に出る。六甲の山の中にある滝だが、神戸市中央区である。街角ではないけれど、このあたりの人は毎日朝の散歩に六甲へ登るそうだから、この滝は散歩道の一息つく休憩所ようなもの。この滝の奥、30分ほど歩くと、日本最初の本格的なダムで重要文化財の布引ダムがある。神戸港に入る船が赤道を越えるまで腐らないと、先をあらそって船に積み、世界に名を馳せたヌノビキウォーターはここの水だ。

6月4日
関西経済連合会発行広報誌「経済人」6月号の表紙スケッチ紀行は大津の堅田。満月寺境内から琵琶湖につきでた浮御堂や湖族の里、居初氏庭園天然図画亭、本福寺、出島灯台などのスケッチで構成。

6月2日        
日立造船2014年カレンダー「ふるさとの富士」の5-6月は蝦夷富士・羊蹄山。ラベンダー畑、ジャガイモ畑、牧場をモンタージュ風に入れた。銀色の箔を張り、アクリル絵具のほかパステルも使って描いた。

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6月5日  
6月の講座は京都大学の構内へ。工学部の建築学教室になっていた建物を描いた。京大の建築学の基礎を築いた武田五一の設計で1922年に竣工したもの。この日は画材の違いで作品の出来上がりの印象が変わることを見てもらうために、コンテ鉛筆でフォルムを描いたものと、別に竹ペンと墨で描いたものを並行して進めた。