YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

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奈良大和散策

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藤ノ木古墳 奈良斑鳩   2012年  水彩  ポストカード  120 x 165 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。5枚目は法隆寺のそばにある藤ノ木古墳。7世紀後期につくられた円墳で、直径50m、高さ9mであったとされるが、現在はそれよりひとまわりちいさくなっているそうだ。調査で男性2人が葬られているのが分かっているが、名前までは特定されていない。まわりは住宅地で、古墳は整備されて公園のようになっている。この日は夕方近く寒くなってきた。ひと気のない古墳を描いていると。どこからかカラスの鳴き声が聞こえてきた。 2012/4/27記
             
■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
法輪寺の春 奈良斑鳩   2012年  水彩  165 x 239 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。4枚目は法輪寺。発掘調査により、この寺も7世紀の創建とされるが、創建当時の文献に記載がないため、創建については2つの説があるらしい。が、いずれにせよ聖徳太子ゆかりの寺であることには違いない。過去何度も火災や台風などで建物が崩壊し、都度再建されてきたが、1944年に国宝に指定されていた三重塔が落雷で焼失した。戦時中の金属供出令で避雷針が取り外されていたという。三重塔は法隆寺、法起寺の塔とともに斑鳩三塔とよばれ、飛鳥時代の様式を残す貴重な文化財であったという。現在の塔は1975年に再建されたもの。門前の桜が風で花びらを散らす平和な春の午後であった。  2012/4/26記
                     
■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
中宮寺 奈良斑鳩   2012年  水彩  ポストカードサイズ 120 x 165 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。3枚目は中宮寺。7世紀につくられた、聖徳太子ゆかりの寺であるが、聖徳太子創建とも生母の間人皇后創建ともいわれ、創建時の詳しいことは諸説あって、よくわからないらしい。本尊の如意輪観音像は京都広隆寺の弥勒菩薩半跏像と並び、高校の美術の教科書に出てくる。首を少し傾げた思惟像は優美な曲線を描き、学校のテストにもよく出題されるアーケイックスマイルは、エジプトのスフィンクス、ダヴィンチのモナリザとならんで、世界の三大微笑と呼ばれているという。またこの寺に伝わっていた天寿国繍帳も歴史の教科書に出てくる。 2012/4/25記              

■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
法起寺・春 奈良斑鳩   2011年  水彩  ポストカードサイズ 120 x 165 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。2枚目は法起寺。聖徳太子建立七大寺のひとつといわれている。創建当時の建物で現在残っているのは三重塔のみで、8世紀初頭に建てられた。屋根の反りや、各層の柱間、高欄の卍くずしの意匠など、法隆寺の五重塔とよく似た様式をもつ。「法隆寺地域の仏教建造物」として世界遺産にも登録されいる。 2012/4/23記             

■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
西光寺の春 桜の競演 宇陀市室生       水彩  2012年 165 X 240 mm
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。5枚目は室生寺の前を登って行った山の中腹の無住の小さな寺、西光寺の桜。堂の脇の見事な枝垂れ桜は、「城之山桜」と呼ばれ、樹齢300年といわれる。先日、ここに掲載した大野寺の小糸枝垂れ桜の親にあたる木ともいわれている。隣の斜面のヤマザクラだろうか、こちらも今を盛りにと見事。宇陀市には名桜が多いが、ここは車でないとちょっと来にくい隠れた花の名所。描いている間にも何組もの人が訪れる。  2012/4/3記      
■関西経済連合会発行「経済人」2012年3月号表紙に掲載
法隆寺西院伽藍   2012年  水彩   165 x 240 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。十数年ぶりに法隆寺を訪ねた。国宝。姫路城とともに日本で最初に登録された世界遺産。西院伽藍の中門、金堂、五重塔、回廊などは1300年前、7世紀の建築で世界で最も古い木造建築といわれる。日本の大工職人はこの寺の造営とともに生まれ発展してきた。この地を本拠としている近代の著名な宮大工も多い。西院伽藍の全容を眺められる場所を見つけスケッチを始めたが、さすがに圧倒されるような壮観である。この日は季節外れの平日であったので、ゆっくりと境内を散策することができた。 2012/4/22記             

■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
又兵衛桜 宇陀       水彩  2012年 165 X 240 mm
パナソニック電工の2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉」の4月は、奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」を掲載。「本郷の瀧桜」とも呼ばれ、樹齢300年ともいわれる。テレビ番組のタイトルバックとして使われるなど、大きく美しい名桜として名高い。戦国時代に豊臣秀頼に仕え、大阪冬の陣、夏の陣で孤軍奮闘の活躍をした後藤基次(又兵衛)の邸跡にあったためこの名がついたという。訪ねたときは満開で、ボリューム感に圧倒された。  2012/4/8記

パナソニック電工2012年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉」4月に掲載
三本松 伊勢街道沿いの家並み 宇陀市室生       水彩  2012年 120 X 165 mm
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。4枚目は伊勢街道の要所三本松の町並み。奈良桜井から長谷寺を経て榛原を通り、伊勢へ向かう街道は初瀬(はせ)街道とも呼ばれ、古くから伊勢参りの参詣人や商人が往来する宿場町として栄えた。現在は並行する国道165号線と近鉄大阪線があり、交通の要衝としての役割もなくなり、ひっそりとした街道筋だが、両側に建ち並ぶ家々は、立派な構えで、往時の繁栄ぶりを偲ばせる。山あいをたどる道は、右に左にゆるやかに曲がり、わずかではあるが起伏もあって、歩いていると、町並みの景色が次々に変化して楽しい。 2012/4/1記           
■関西経済連合会発行「経済人」2012年3月号表紙に掲載     
大野寺の枝垂れ桜 宇陀市室生       水彩  2012年 165 X 240 mm
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。3 枚目は大野寺の枝垂れ桜。役小角(えんのおづぬ・役行者)の創建と伝わる古刹。画面の道の右側を寺の境内に沿って宇陀川が流れており、川をはさんで対岸の崖に、13世紀初めに10メートルを超す弥勒磨崖仏がある。境内から臨むことができる。枝垂れ桜の名所として知られ、境内の小糸枝垂桜は樹齢300年といわれる立派なもの。昨年4月半ばに訪れたが、満開で、うららかな陽射しの中で気分良く描けた。さて、今年もようやく春めいてきたが、花のたよりが待ち遠しい。 2012/3/31記          
■関西経済連合会発行「経済人」2012年3月号表紙に掲載
室生寺五重塔       水彩  ポストカード  2002年 
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。まずは何はともあれ、室生寺。女人禁制の高野山に対し、女性の入山も許されていたので「女人高野」と呼ばれてきた。奈良時代の終りの創建。宇陀川の橋を渡り、仁王門をくぐると、石段が始まり、登ると金堂と弥勒堂があり、また石段を登ると本堂。その本堂を回り込んだところの石段の上に、五重塔が立っている。屋外の木造五重塔としては法隆寺五重塔についで日本で2番目に古いという。1998年に台風で横の大きな杉の木が倒れ、屋根が大きく崩れたが、基礎は無傷できれいに修復された。鮮やかな朱塗りの小ぶりな塔は下から見上げた時の美しいフォルムと明るい色調のハーモニーが何とも言えない。スケッチしている間、通りかかる人が皆、石段の下で感動の声を上げて行く。 2012/3/27記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年3月号表紙に掲載
             
奈良女子大学 旧奈良女子師範学校旧本館           水彩スケッチ 2011年  280x380mm
7月9日、カンカン照りの奈良。カルチャーハウス香里ヶ丘の「安田泰幸スケッチ教室」は奈良女子大。旧奈良女子師範学校の木造本館は1909年竣工、重要文化財に指定されている。数年前にここでスケッチの講座をさせてもらおうと、大学のほうに許可をとってもらって、当日行ってみると、聞いていないと守衛に入場を拒まれたことがある。許可をとっているからと守衛に談判したが聞き入れてもらえず、結局しかたなく、その日は国立奈良博物館を描いた。今回も許可をとってもらっていたが、講演会か何かイベントが行われていたのだろうか、だれでもフリーパスでキャンパスに入っていく。拍子ぬけ。本館は30数年前、大学生の頃にも描いたことがある。その頃、高校の同級生の女子にモデルになってもらって、ここで大学の写真実習の課題の撮影したことも…。思い出の場所だ。さて、受講のみなさんだが、暑さに音をあげながらも力作ができていた。 2011/8/24記                                    

                      
              
奈良西の京 薬師寺の塔が見える里          水彩 2011年  165 x 240㎜
昨年11月の朝日カルチャーの「安田泰幸絵はがきスケッチ」講座は、奈良の西の京。薬師寺の塔が見える里の風景を描いた。国宝の東塔が平成の大修理に入り、覆いがかぶさったりしていないかと、心配して行ってみたが、遠景で見る限り、今まで通り、美しい二つの塔が望めた。今日は2点透視図法の原理を用いて、平面の遠近感を表現するのがねらい。最初に10分ほど、薬師寺と透視図法のことを説明して、実際のスケッチに取りかかってもらう。みなさん、のみ込みがはやいのか、説明がうまかったのか、じょうずに刈り取りの終わった田と遠くの塔の風景を再現しておられた。講評会は、近くのギャラリー&カフェ「パルロワ」で、熱い飲み物とスコーンをいただきながら。 2012/1/31記          
室生寺金堂       水彩  ポストカード  2002年 120 X 165 ㎜
関西経済連合会発行の「経済人」3月号表紙-スケッチ紀行歴史を歩くは、奈良県宇陀市の室生。2枚目は室生寺の金堂。内陣は平安時代に建てられ、礼堂の部分は江戸時代に設けられた、杮葺き、懸崖造りの国宝。本尊釈迦如来立像の左右に十一面観音立像、文殊菩薩立像、薬師如来立像、地蔵菩薩立像など、国宝・重文のそうそうたる仏像が安置され、その前に十二神将像が並ぶ。この小振りの12の神将が魅力的だ。上のスケッチは10年前に訪れたときのものだが、昨年秋に訪れたときは、ちょうど紅葉の季節で、観光客のほか、修学旅行生などで、境内はごった返していて、仏像を拝観するのに長い列に並んだ。 2012/3/29記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年3月号表紙に掲載          
梅雨空の東大寺金堂 大仏池から 奈良           水彩スケッチ  2011年 165x240mm
6月の朝日カルチャー「安田泰幸絵はがきスケッチ講座」は、奈良東大寺の大仏池から東大寺の金堂大仏殿を描いた。 梅雨の晴れ間、光は不安定で空の色もはっきりしない。受講されている方の進捗状況を見ながら、描き進める。池の水はこのところの雨で黄土色に濁っている。岸辺に鹿がきた。講評会は奈良女子大近くの「大仏プリンまほろば」で。暑かったので、冷たくとろけるプリンが好評。 2011/7/15記
                       
              
奈良 鷺池浮見堂           水彩スケッチ  2011年 279x3821mm 
5月の朝日カルチャー「街旅スケッチ講座」は、奈良の浮見堂へ。 五月晴れはいいが、陽射しがきつくて、紙の画面を見るのがまぶしく、 目がチカチカする。受講されているみなさんが入れるような池のほとりの小道の木陰をさがし、そこから描く。さいわいここは観光人力車も通らないので静かに描くことができた。この日は6号くらいのアルシュ紙に、チャコール鉛筆を使って描いてみた。若葉の緑と水面の表情に注力して描いてもらうようにしたが、なかなか難しく、指導している本人の表現も心もとない。恐縮至極。講評会は以前も使わせてもらった「下下味亭吉茶」で。  2011/7/13記
                       
        
奈良西ノ京 休ヶ岡八幡宮         ポストカード水彩スケッチ 2010年 120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」4月号のスケッチ紀行・歴史を歩くは、奈良西ノ京を歩きました。5枚目は薬師寺の鎮守社、休ヶ岡八幡宮です。駐車場から薬師寺に向かう参道の途中にある神社で、境内はひっそりとしています。現在の社殿は桃山時代に豊臣秀頼が寄進したもので国の重要文化財です。社殿に安置されている国宝の僧形八幡像など3体は現存する日本最古の神像。2011/5/2記 
■関西経済連合会刊「経済人」 2011年4月号表紙に掲載

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