箸墓古墳 
大和三輪 
    

水彩  
2016年  
165x1205mm
関西経済連合会の広報誌「経済人」2017年1月号が発行された。1982年から表紙を描かせてもらって36年目。「スケッチ紀行・歴史を歩く」は1997年から始めて21年目。238回目になる1月号は、大和の三輪を歩いたスケッチ。
箸墓古墳は纒向古墳群の一つ。3世紀ごろに築かれた前方後円墳。卑弥呼の墓とする説もあるらしい。やまとは国のまほろば。造られたころは、野に紫の霞たなびく風情を想像してみるが、今は散在する新旧の雑多な民家に囲まれている。
2017/06/14記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年1月号表紙に掲載


YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

中宮寺本堂 
奈良斑鳩
       

水彩   
2017年  
160x205o

パナソニックの2018年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-感謝」の1月
今年2018年はパナソニックの創業100周年で、このカレンダーもことし一年、松下幸之助ゆかりの風景を描いて掲載する。1月は、1970年大阪万国博の松下館のイメージの源になった吉田五十八設計の奈良斑鳩、中宮寺本堂のたたずまい。松下幸之助はこの建築が万国博の松下館のデザインとしてふさわしいと考え、実際の松下館の設計も吉田五十八に任された。
2018/04/22記
■パナソニックの2018年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-感謝」の1月に掲載



安田泰幸アート&スケッチ

奈良大和散策                                                   06  


長岳寺 
奈良天理
  

水彩  
120x165cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
長岳寺は、平安時代、空海の開基とされ、釜口大師と呼ばれている。50近くの塔頭があった大寺である。広い境内には、日本最古の鐘楼門や、たった一つだけ残った塔頭の室町時代に建てられた庫裏など重要文化財に指定され、落ち着いた印象の建造物と豊かな自然の草木が散在する。
2018/02/24記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載


黒塚古墳 
奈良天理柳本
   

水彩  
120x165cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
山の辺の道は、古墳時代4世紀にはつくられていたという、わが国最古の道。沿道に散在する多くの古墳群のひとつ。3、4世紀に築かれたという前方後円墳。先頃33面の銅製の三角縁神獣鏡が出土したことで知られる。
2018/02/20記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載






黒塚古墳 
奈良天理柳本
  

水彩  
2016年
120x165cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
山の辺の道は、古墳時代4世紀にはつくられていたという。わが国最古の道ともいわれる。沿道に多くの古墳群が見つかっている。このあたりが国の中心であったことが想像される。田原本町にある唐古・鍵考古学ミュージアムには、このあたりの古墳から出土した考古資料が展示されている。そのうちの一つ、6世紀前半の笹鉾山古墳から出土した、馬と馬曳きの埴輪に惹かれて、展示ケースの前で線画を描いてきた。昔の人の創造力や表現力に感じ入る。
2018/02/22記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載

唐古・鍵遺跡
復元楼閣 
奈良田原本町
 

水彩  
2016年  
120x165cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
山の辺の道は、奈良市の春日山と桜井市の三輪山を結ぶ古代道路で、古墳時代4世紀にはつくられていたという。わが国最古の道ともいわれる。沿道には多くの古墳群や寺社が残っている。唐古・鍵遺跡は弥生時代の大規模な環濠集落の遺跡。建物跡や青銅器の鋳造炉跡などが見つかっており、ここから出土した土器に描かれていた絵画をもとに楼閣が復元されている。古代人のクリエイティブを想像できて、おもしろい。
2018/02/17記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載

萩 奈良     

水彩 
100x147mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑。
白毫寺はじめ、奈良には萩の名所が多い。山上億良が秋の七草の歌を詠んでいる。
2018/01/19記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載

志賀直哉旧居 
高畑サロン 
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
小説家の志賀直哉が、昭和の初め、自らも設計に携わり、建てた自邸が高畑の閑静な住宅街にある。ここに10年間住み、「暗夜行路」をはじめ、多くの作品を執筆した。木造2階建てで凝ったつくりの和風建築だが、1階の庭に面して大きな洋風のサンルームがある。ここに志賀直哉を慕って、武者小路実篤、小林秀雄、尾崎一雄、亀井勝一郎、小林多喜二、桑原武夫、入江泰吉…といった白樺派の文人や画家など当時の文化人が集まり、文学論や芸術論を語りあい、高畑サロンと呼ばれたという。居心地のよさそうな贅沢な空間。
2018/01/14記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載


三輪そうめん 
大和三輪 
 

水彩  
2016年  
165x1205mm
関西経済連合会の広報誌「経済人」2017年1月号が発行された。1982年から表紙を描かせてもらって36年目。「スケッチ紀行・歴史を歩く」は1997年から始めて21年目。238回目になる1月号は、大和の三輪を歩いたスケッチ。
酒とともに三輪は素麺発祥に地。奈良時代、仏教伝来とともに製法が伝わったとされる。もともと極寒に手延べでつくられ、細く、煮くずれせず、独特の歯ごたえが身上。1年、2年・・・と寝かしたひねものが珍重される。夏は冷やして、冬はにゅうめんで。
2017/06/13記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年1月号表紙に掲載
平等寺二重塔
大和三輪 
 

水彩  
2016年  
165x1205mm
関西経済連合会の広報誌「経済人」2017年1月号が発行された。1982年から表紙を描かせてもらって36年目。「スケッチ紀行・歴史を歩く」は1997年から始めて21年目。238回目になる1月号は、大和の三輪を歩いたスケッチ。
大神神社の並びの山裾に平等寺という寺がある。聖徳太子の開基と伝わっている。永く廃れていたが、昭和に再興された。近年復元された真新しい二重塔を描く。
2017/06/12記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年1月号表紙に掲載

今西酒造 三輪     
水彩  
2016年  
120x165mm
関西経済連合会の広報誌「経済人」2017年1月号が発行された。1982年から表紙を描かせてもらって36年目。「スケッチ紀行・歴史を歩く」は1997年から始めて21年目。238回目になる1月号は、大和の三輪を歩いたスケッチ。
味酒(うまさけ)という枕詞で知られ、酒造り発祥の地とされる三輪で、江戸時代初めに創業した造り酒屋今西酒造。文楽「妹背山婦女庭訓」の杉酒屋の段の舞台にもなっている。大化の改新に材をとったもので、世をしのぶ姿の藤原淡海(不比等)を追う杉酒屋のお三輪が重要な役割をする。銘酒三諸杉は大神神社の「己の神杉」に己(みぃ)さんの好物として卵とともに供えられる酒にも使われる。
2017/06/11記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年1月号表紙に掲載

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奈良大和散策

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竹之内環濠集落
奈良天理市
   

水彩  
2001年  
165x240cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
奈良県には外敵の侵入を防ぐ濠をめぐらした集落が今もいくつか残っている。山の辺の道近くの竹之内環濠集落は標高約100m。奈良県で最も高いところに造られた環濠集落だ。
2018/02/23記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載

石上神宮 奈良  

水彩  
120x165cm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」11月号表紙は奈良、山の辺の道周辺。
古事記や日本書紀にも記述がみられる日本最古級の神宮。拝殿は国宝。楼門は重文。
2018/02/19記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」11月号表紙に掲載

頭塔 奈良

1996年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑。
奈良時代に建てられた仏塔で「ずとう」と読む。ピラミッドのようなかたちで、高さ10m、1辺30m、7段の石と土でできており、東西南北4面に44体の石仏が配置されている。国史跡。
2018/01/18記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載

奈良教育大学
教育資料館 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
奈良教育大学の
構内に古い煉瓦建築がある。明治末期、陸軍の糧秣庫として建てられた。長く教育大の書庫や実習室として使われていたが、近年、教育関係資料館に改修された。
2018/01/15記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載



白毫寺 
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
創建は古く、奈良時代。僧勤操による。奈良三名椿の一つ五色椿や参道の萩で名高い。
2018/01/13記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載

新薬師寺本堂
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
佐保路の秋篠寺と法華寺、そして高畑の新薬師寺の本堂のたたずまいが好きだ。京の寺のような仰々しさがなく、黒い木肌と白い漆喰のコントラストが楚々として美しい。新薬師寺は奈良時代の創建。本尊薬師如来もいいが、ここの十二神将立像が特に心を惹きつける。
2018/01/12記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載

閉鎖間近い
奈良少年刑務所 
    
水彩  
240x330mm
今年(2017年)春に廃庁になった奈良少年刑務所。1月の朝日カルチャーセンターのYY街旅スケッチ講座で、最後の姿を惜しんで描きに行った。明治時代に山下啓次郎が設計した煉瓦建築。スケッチ講座のひと月後、当時の監獄施設の姿をよくとどめているとして、表門、本庁舎、房舎など建築物17棟が国の重要文化財に指定された。描いていた2時間ほどの間、さまざまな人が門を出入りする。複雑な気持ちでのスケッチであった。
2017/07/01記