大阪 住吉大社 太鼓橋         水彩  ポストカード  2005年 105 x 150 o 
太鼓橋と呼ばれる反橋は住吉大社のシンボル。毎年全国でも指折りの多くの初詣の人たちが渡る。住吉大社は神功皇后が神託によりこの地に住吉三神(住吉大神)を祀ったのがはじまりとされ、「日本書紀」などには、住吉三神は伊邪那岐命が海で禊ぎをした際に生まれたと記され、そのことから航海安全の神として知られている。全国に約2300ある住吉神社の総本社であり、お祓いの神、和歌の神、農耕の神としても知られ、特に毎年6月に境内の御田で行われるお田植え祭りは日本一とされる。航海安全の神ということで、遣唐使が派遣される際には必ず祈祷が行われ、元寇のときには社の前の浜で浜祈祷が行われたという。源頼朝の父義朝は河内源氏のの棟梁であったが、河内源氏も住吉大社と縁が深い 。昨年5月、御鎮座1800年記念大祭がとり行われたが、新しい案内の冊子をつくるにあたって、表紙に太鼓橋の絵(上掲とは別)を掲載していただいた。  2012/2/18記
                                                
冬のケヤキ通り 大阪香里ヶ丘CONOBA       水彩    2011年 165 x 240 o
昨年12月のカルチャーハウス香里ヶ丘「安田泰幸スケッチ教室-月曜クラス」は、教室のある街を描いた。夏、ケヤキ並木の緑がまぶしい頃、土曜クラスの人たちと描いたが、木の葉が落ちて細い枝が絡み合ったあいだから、白いモダンな街がのぞく景色も雰囲気がある。あえて夏と同じアングルで描いてみた。風があって寒い日だったが、よく晴れて、白い建物がまぶしく、ちょっとエキゾチックな風景になった。最後の仕上げと講評会は、この絵の中にある教室に戻って、暖かいコーヒーをいただきながら。  2012/2/27記
(参考:夏のケヤキ通り→ 
「香里ヶ丘3丁目CONOBA」 )

                                    
香里ヶ丘CONOBA「KRIEK」の料理 大阪枚方        水彩  ポストカード  2011年 120 x 165 o 
昨年12月のカルチャーハウス香里ヶ丘「安田泰幸スケッチ教室-月曜クラス」は、教室のある街を描いた。講座終了後、同じCONOBAにある「クリーク」でクリスマス会。この店のオーナーは、大阪西天満に「飛鳥」という焼鳥の店を経営されている。焼鳥といっても材料や料理法にこだわり、見た目も鮮やかな料理と、豊富なレパートリーの酒で有名なスタイリッシュな店である。オーナーがカルチャーハウス香里ヶ丘で焼酎講座を教えておられ、以前、伊根や近江八幡へ、蔵元探訪とスケッチのツアー講座を一緒にさせていただいた。今日もめずらしい食材を使ったおいしい料理を用意していただいた。それぞれ持ち寄ったプレゼントを交換して、わいわいにぎやかな会となった。 2012/2/29記        
                                    
大丸大阪心斎橋店正面玄関のペリカンと鷹     2001年  水彩  ポストカードサイズ 208 x 148 mm
このほどリニューアルされた
大丸大阪心斎橋店の顧客向けポストカードの1枚に掲載されている2枚目の原画。10年前、月1回読売新聞夕刊の大丸の広告の中の、「心斎橋ものがたり」というコーナーに掲載されていたものの一つ。大丸の御堂筋側の正面玄関は石に彫刻されたアラビア風の幾何学模様の装飾が美しい。よく見ると上に3羽のペリカンと3羽の鷹の像が並んでいる。入口扉の欄間にはウサギとカメの彫刻が・・・。それぞれ何の寓意があるのだろう?そしてだれが考えて設置したのだろう?。  2012/4/15記           
■大丸大阪心斎橋店新聞広告「心斎橋ものがたり10」 2001/9/19読売新聞夕刊 に掲載  
■2003年 大丸大阪心斎橋店 サンキューレターカードに掲載
■2012年3月 大丸大阪心斎橋店 サンキューレターカードに掲載
 

                                            
大阪 北浜レトロ          水彩スケッチ  2011年 ポストカードサイズ120x165mm 
関西経済連合会発行の「経済人」11月号表紙の「スケッチ紀行・歴史を歩く」は、大阪の北浜・今橋・高麗橋界隈のスケッチで構成した。最後6枚目のスケッチは、大阪証券取引所(最近のニュースでは、大証は東証と合併することに)のすぐ前にある国の登録有形文化財北浜レトロ。明治の終り1912年に株の仲買商が建てた。ずっと以前は桂隆産業という看板があがっていた。現在は「北浜レトロ」という名の紅茶専門店で、このあたりのオフィスの女性御用達のようだ。絵では分かりづらいが、外壁に大きなポットのサインが掛っている。以前この店ができた当時、サンドウィッチと紅茶をいただいたことがある。また、もっと以前、このビルの西隣に2軒の煉瓦建築が残っていたころ、3軒並んだ建物を描いたこともあった。 2011/11/28記            
■関西経済連合会刊「経済人」2011年11月号表紙に掲載

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御堂筋の銀杏の下のカフェテラス 大丸心斎橋店前   2000年  水彩  
先日、掲載したスケッチ「大丸心斎橋店の御堂筋側正面玄関」の前の御堂筋で、12年前の11月、東側の車道2車線を車両通行止めにして、椅子を並べオープンテラスになった。何かのイベントだったと思うが、ちょうどその日そのようすをスケッチできた。ふだんは車がひっきりなしに通る銀杏の下のテラスはなんとも居心地よさそうであった。つかの間ヨーロッパの街角のような風景が楽しめた。このスケッチは大丸心斎橋店で行われた個展に出した後、2003年だったと思うが、6枚セットの顧客向け礼状カードの1枚になった。  2012/4/17記 
2003年 大丸大阪心斎橋店 サンキューレターカードに掲載             

                                            
大丸大阪心斎橋店 孔雀のレリーフのある入口     2001年  水彩  ポストカードサイズ 158 x 122 mm
このほどリニューアルされた
大丸大阪心斎橋店の顧客向けポストカードの1枚に掲載されているスケッチの原画。この原画は、もう10年も前に、月1回読売新聞夕刊の大丸の広告の中に、「心斎橋ものがたり」というコーナーがあって、スケッチが掲載されていたものの一つ。大丸の心斎橋筋側の入口のアーチにある孔雀のレリーフを描いたもの。建物を設計したW.M.ヴォーリズがアメリカで作らせたものらしい。フェニックスを注文したつもりができあがって届いたのが孔雀とか。しかしこの孔雀、やがて大丸のトレードマークになり、ピーコックグリーンは大丸のシンボルカラーになったという。  2012/4/14記
■大丸大阪心斎橋店新聞広告「心斎橋ものがたり4」 2001/3/21読売新聞夕刊 に掲載
■2012年3月 大丸大阪心斎橋店 サンキューレターカードに掲載
                
交野市倉治6丁目 小さな濠のある路地       水彩  2012年 165 X 240 mm
カルチャーハウス香里ヶ丘「安田泰幸スケッチ教室-月曜クラス」の1月の講座は、交野市の倉治という集落を描いた。集落といっても今は立派な住宅街であるが、大阪郊外の古い屋敷や住宅がたくさん残っている。いりくんだ路地は狭く、容易に車は入れない、その結果ほどよいかたちで、静かな町並みが形成されている。長屋門をそなえた大きな民家の横を濠が流れている一画を描いた。この日は曇りで、陽射しもなく寒いスケッチとなった。描いている途中、この家のご主人が出てこられ、教室のメンバー全員分の飲み物とお菓子を差し入れてくださった。ときどき描きに来る人やテレビの取材があるのだそうだ。近くには適当な店もなく、仕上げと講評は教室にもどって―。  2012/4/11記

                                            
大阪城梅林          水彩 2011年  165 x 240o
日立造船の2012年カレンダーは、「つどいの風景」をテーマに、世界各地(6か所)で描いた、ひとびとが集いふれあうまちの風景を、掲載していただいている。1-2月は大阪城の梅林に観梅に訪れた人々の風景。昨年2月、朝日カルチャーセンターの街旅スケッチ講座で訪ねたときに描いたもの。この日はおだやかな小春日和で、人出も多かった。今日はこの冬一番の寒波の真っただ中、北のほうでは暴風雪の被害も出ていると聞く。神戸でも気温3度。風も強い。梅の花がほころぶようになるまで、もうしばらくかかりそう。  2012/2/2記      
■日立造船株式会社2012年カレンダー「つどいの風景」1-2月に掲載
 
大阪市中央公会堂 大阪中之島          水彩  165x240o
全国的に雪模様のきのうきょう、めずらしく神戸でも霰が降った。近畿地区信用金庫協会発行の季刊誌「いこい」の2011年冬号表紙には、大阪中之島の中央公会堂に雪が降るようすを描いた作品を掲載していただいた。この煉瓦造りの壮大な建築は1918年、北浜の株仲買人岩本栄之助の寄付によって建てられた。設計競技で選ばれた岡田信一郎の案をもとに、辰野金吾と片岡安が実施設計したもの。西洋のネオ・ルネッサンスの様式に従っているが、わが国の煉瓦建築の一つの到達点ともいわれる建築物。それゆえか、何度見てもいいなあと思うし、何度描いても描く対象としての魅力は尽きない。 2012/1/23記       
近畿地区信用金庫協会発行 季刊誌「いこい」2011年冬号表紙に掲載
    
大阪道修町 コニシ         水彩  2011年   165x240o
昨秋11月のカルチャーハウス香里ヶ丘「安田泰幸スケッチ」講座の土曜クラスは大阪の道修町。堺筋に面した古い商家「コニシ」を描いた。以前は小西儀助商店という名で、接着剤のボンドを商う会社として知られていた。絵の手前に見えるのが衣装蔵。その向こうが小西家の主屋でともに国の重要文化財に指定されている。内部は見たことないが、ホームページの映像で見ると、船場の商家の特徴を残す、豪壮な建物である。この日は朝から雨で、どうしようか迷ったが事前に下見した時に、通りの向いの銀行の軒先に雨が降り込まないスペースがあったので、決行。集合時間の昼頃には小降りになったが、描き終わる頃には本降りになってしまった。雨にぬれ鉛筆がすべり、絵具が乾かず、苦労したが、みなさん力作ができた。講評会はこれも文化財の青山ビルにある「丸福珈琲店」で体を温めた。 2012/1/13記   

                   
大阪枚方 香里ヶ丘 以楽公園          2011年 165x240o
年が改まってしまったが、昨年10月のカルチャーハウス香里ヶ丘月曜クラスのスケッチ講座は、教室から近い住宅地の公園。公園といっても普段は柵で囲ってあって、園内には入れない。池泉回遊式の公園で、池や滝の石組、曲水まであるのに、中を巡ることはできない。なんと東福寺方丈庭園を作った、昭和の作庭家の第一人者重森三玲の手になる庭園である。日本住宅公団が香里団地の開発に際して地元の援助を受けてつくったものだとか。色づきはじめた池のほとりの木々の先に、住宅の屋根が連なる。 2012/1/4記  
 

              
適々塾 大阪北浜         2010年  1205x165mm
パナソニック電工の2011年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−情熱」の12月は大阪北浜に残る緒方洪庵が開いた適塾(適々塾)のスケッチを掲載。翁の「情報は求める人に集まる」という言葉に、江戸時代末期、全国から多くの若者が集まり、西洋の近代的な科学知識を学び、大村益次郎や福沢諭吉など、近代日本の基礎を築いた英知を輩出したことに、重ね合わせた。ちなみに建物は国の重要文化財になっている。 2011/12/24記
                        
パナソニック電工2011年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−情熱」に掲載
                                 

                    
大阪市中央公会堂 中之島         2011年  165x210mm
今ごろになったが、9月の朝日カルチャーセンター「安田泰幸絵はがきスケッチ講座」は大阪中之島の中央公会堂で。残暑が厳しく、東洋陶磁器博物館の前の木陰に入って描き始めたが、陽が傾くにつれ、木の影がなくなって暑くなってきた。光も逆光になってきたがまわり全体が明るく光がまわっているので、なんとか描けた。受講されているみなさんの間を巡りながら、小さな紙にスケッチ。色は後でつけた。講評会は淀屋橋の「M.J.B」で。 2011/12/22記

                    
黄金色に燃える銀杏と大丸心斎橋店          水彩スケッチ  2002年  134x190mm
短い秋も終盤。晩秋の風景をもう1枚。大阪の大丸心斎橋店と御堂筋の銀杏並木。この季節の御堂筋は文句なしに美しい。大丸心斎橋店はW.M.ヴォーリズの代表作的建築。この建物は、心斎橋側が大正時代の1922年に、御堂筋側は昭和の1933年に完成している。外観も内部もアールデコ調の装飾がすばらしい。国の登録有形文化財になっている。以前、この店でヴォーリズの建築をスケッチした作品を集めて個展を開いていただいたことがある。このスケッチは、心斎橋店のお得意先に送るハガキのために描いたもの。 2011/12/8記             
■大丸心斎橋店サンキューレターに使用
                    
大阪 北浜の煉瓦建築          水彩スケッチ  1998年  134x183mm
一昨日、ここに掲載していた、大阪の「北浜レトロ」の以前の姿。右端が今も残る紅茶専門店。左の2軒は取り壊され、現在は新しい大きなビルが建っている。3軒とも証券を扱う会社だったようだ。それぞれに、形といい色といい、個性的な建物だった。一時は東京をもしのいだ、大正・昭和の大阪のにぎわいを彷彿とさせる風景であった。 2011/11/30記            
■著書「れんが・街ものがたり」に所収 
大阪 北浜レトロの紅茶
水彩スケッチ  1999年 ポストカードサイズ100x148mm 

昨日、ここに掲載していた、大阪の「北浜レトロ」で以前いただいた紅茶とケーキのスケッチ。食器もすべて英国製で、本格的な紅茶を楽しめる。 2011/11/29記             
   

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