のだふじ 
大阪福島
 



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。
現在の大阪市福島区野田は古くから藤の名所として知られ、室町時代の初めには2代将軍足利義詮が、「いにしへのゆかりを今も紫の ふじなみかかる野田の玉川」と詠んだという。江戸時代には奈良「吉野の桜」、京都「高雄のもみじ」、大阪「野田のふじ」と、日本の花の三名所として数えられた。フジには2種類あり、左巻きのヤマフジに対し、一般的な右巻きのものはノダフジ。著名な植物学者牧野富太郎が野田の地名から名付けた。いま、のだふじを復活させる取り組みや催しが区内各地で行なわれている。
2017/04/05記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
覚応寺付近 
堺九間町 大阪
    



2016年  
水彩  
380x280mm

2016年3月のカルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラスは、堺の九間町、西本願寺堺別院のある町内。大正時代に堺の文芸人が集った覚応寺のある路地を描いた。ここは以前朝日新聞の記事で知った。西本願寺堺別院のそばに漆喰壁に虫籠窓が印象的な寺がある。一見して寺とはわからない。ここの住職河野鉄南は幼いころからの知己与謝野鉄幹を、浪華青年文学会の機関誌「よしあし草」で、歌を通じて親交があった与謝野晶子に紹介したという。鉄幹と晶子の出会いの場所か。毎年5月に晶子白桜忌がいとなまれる。
大阪城 焔硝蔵    



2015年  
水彩  
12おx165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」3月号“スケッチ紀行-歴史を歩く”は大阪城でのスケッチで構成した。
焔硝蔵は17世紀に建てられた火薬庫。江戸時代につくられた火薬庫として残る全国唯一のものらしい。建設の20数年前に起こった落雷による大爆発(当時の天守閣だけでなく、市内の千を超える家屋が倒壊した大惨事で、城門の扉が生駒の暗峠まで飛んで行ったという話も残る)の教訓で、天井・床・壁がすべて花崗岩で覆うなど頑丈につくられている。国の重要文化財。
2016/12/21記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載

大阪城天守閣・春



2008年  
水彩  
165x240mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」3月号は大阪城でのスケッチ。
復興天守は85年前に大阪市民の寄付によって建てられた登録有形文化財。バランスのとれたフォルムと安定感が美しい。夕暮れ、大阪空港着陸寸前に飛行機の窓から間近に見る大阪城は特にすばらしい。日本三名城にも数えられる。
2016/12/18記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載
ほたるまち 
大阪福島
  



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。
福沢諭吉の生誕地にあった大阪大学医学部附属病院が吹田に移転した跡地に、再開発された複合施設で、2008年にオープンした。朝日放送の本社やABCホール、堂島リバーフォーラム、大阪芸大ほたるまちキャンパス、高層マンションなどモダンな建築物が立ち並ぶ。
2017/04/04記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
高槻市城北町
横山医院 
   



2016年  
水彩  
165x240mm
真夏のスケッチ講座。カルチャーハウス香里ヶ丘の月曜クラスの2016年7月の講座は、阪急高槻市駅からほど近い、古い建物が少し残る城北地区。こんなところにこんな街角がと思ってしまう落ち着いた一画。文化財の大きな町家の医院を描いた。19世紀前半期に建てられた町家。文化庁のDBには郷宿の遺構とある。郷宿とは藩内の村などから公事訴訟など公用で城下町に出てきた村の世話役などが泊った宿のことらしい。横山家住宅主屋として国登録有形文化財。講評会は、受講されている方の一人が懇意にされている、ギャラリー、アートデアート・ビユーのテラスで。
2017/03/13記

南海上町線電3形
水彩  
120x165mm
同窓会の役員をしている同級生から要請があり、いままでの新聞形式からカラー冊子に変わる同窓会報に絵を提供した。通っていた高校が北畠にあり、大半の生徒が阪堺電軌の上町線を利用していた。明かり採りの窓がついたダブルルーフ型で明かり採り窓の外側に水雷型の換気装置ベンチレータが並ぶ。子どもの頃から親しんでいたこの型の電車は1967年まで現役だった。
2017/03/08記
■大阪府立住吉高等学校2016年同窓会報表紙に掲載
大阪城桃園の桃



2015年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」3月号は大阪城でのスケッチ。
大阪城梅林もいいが、三の丸のあたりにある桃園も見ごたえがある。この時季、200本を越す桃の木が花をつける。
2016/12/29記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

海老江の町並み
大阪福島
   



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。海老福島区の野田・玉川・海老江などは、戦災を免れ、細い路地や板塀の長屋など、昔ながらの懐かしい風景がところどころに残っている。スケッチした日はちょうどこの町の八坂神社の祭礼だったのか、夕方近く、町内のあちこちで、そろいの浴衣はっぴに鉢巻き姿の男たちが軒先の縁台でコップ片手に談笑に興じる姿が見られて、なんかホッとした気分になった。
2017/04/02記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載

安田泰幸アート&スケッチ

ええやん大阪                                                           11 




旧大阪市立博物館
(旧陸軍第4師団
司令部庁舎)
       



2015年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年3月号“スケッチ紀行-歴史を歩く”は大阪城でのスケッチ。昭和初期の大阪城復興の際、城域を管轄していた陸軍は、天守閣建設・公園整備・市民への開放の見返り条件として司令部庁舎をたてることで了承した。大阪城復興のために寄せられた市民の寄付150万円の内、半分以上の80万円を使って建てられたのがこの司令部庁舎。ちなみに天守閣の建設費用は40万円あまり。天守閣復興のために市民が出した寄付金は軍の施設建設に使われたことになる。
2017/01/08記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載






島之内教会
大阪
  



2015年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2015年12月号表紙のスケッチ紀行は、大阪、心斎橋界隈のスケッチで構成した。日本キリスト教団島之内教会は1882年創立。1929年に今の会堂が完成した設計は中村鎮。国の登録有形文化財。関西経済連合会の編集担当のかたが、掲載の許可をとるため連絡したところ、牧師さんがスケッチを気に入られ、教会の週報の表紙に使っていただくことになった。
2016/11/06記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2015年12月号表紙に
掲載

水彩画スケッチ紀行
大阪ええとこ

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カトリック豊中教会
大阪




2016年
水彩
F4
カルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラス、2016年2月はカトリック豊中教会。チェコの建築家ヤン・ヨセフ・スワガーの設計。1939年、日本が戦争に突き進んでいた時代に建てられた、彼の日本での最後の作品。どことなく和風・中華風の雰囲気。礼拝堂の内部の木の造作が秀逸。講評会は教会の隣にあったアプサラカフェで。
2016/12/15記

ミナミ株式会社
大阪福島
 



2009年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。
国道2号線に面して、切り分けられたケーキのようにぽつねんとたつ銀行建築。1934年矢部又吉の設計で建てられた旧川崎貯蓄銀行福島出張所である。現在はミナミというアパレルの会社。国の登録有形文化財。
2017/04/04記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載

莫大小会館
大阪福島
 



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。レトロな雰囲気が入居者に人気のテナントビル莫大小会館。もとは1929年に建てられた大阪輸出莫大小(メリヤス)工業組合のビル。1929年といえば世界大恐慌のあった年。設計は柴島浄水場や灘中学校、生駒時計店などを手がけた宗兵蔵。窓の形や配列、入口の意匠など、よく観察すると非常に凝っている。
2017/04/01記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
大阪福島教会 



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。プロテスタントの日本キリスト教団の教会。1926年にヴォーリズ建築事務所の設計で建てられた。ファサードのデザインがヴォーリズらしい。併設されている幼稚園は1919年開園。もうすぐ100年。帰り仕度の園児と自転車で迎えにきた母親たちのにぎやかな声。
2017/03/31記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
大阪府立
中之島図書館
  



2016年  
水彩  
280x380mm

カルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ講座土曜クラスは、個展が開かれている中之島図書館を描いてもらうことにした。桜の花も見頃で中之島公園は思い思いに楽しむ人たちでにぎわっていた。講座が始まる前に、展覧会場に来て作品を観ていただいた受講者の方も。講評会は図書館の中の会場で行なった。たまたま、会場で作品を観てくださっていた一般の方々も講評会の様子を興味深そうに見ておられた。
2017/01/24記


大阪城 焔硝蔵       


2011年  
水彩  
12おx165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」3月号“スケッチ紀行-歴史を歩く”は大阪城でのスケッチで構成した。
本丸天守のすぐそばにある金蔵は、江戸時代につくられた幕府の金庫。機内や西国の天領からの年貢や商人からの運上金が収められた。国の重要文化財。
2016/12/23記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載