YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

大阪ええとこ                                    02 

大阪城を背景にアクアライナーが往く          ポストカード水彩スケッチ 2008年 120x165mm
OBP大阪ビジネスパークの西の端、クリスタルタワーの西側は寝屋川と第二寝屋川の合流点になっており、その岸から大阪城の天守閣が見える。ここを行き来する水上バスは淀屋橋、熊野詣の出発点八軒家浜、大阪城公園、桜の宮、造幣局・・・と、大阪でも歴史のあるところを巡る。日本ではリバークルーズやベイクルーズというと子どもっぽいおもちゃみたいな船が多いが、この船は機能的にもよくデザインされている。 2011/8/4記
    
                      
              

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大阪ええとこ

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築港赤レンガ倉庫 大阪          ポストカード水彩スケッチ 2011年  120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」-スケッチ紀行・歴史を歩く-8月号は大阪港天保山をとりあげた。3枚目は築港赤レンガ倉庫。このあたりは第1次大戦後、民間による港湾施設の整備が進んだところで、近くには住友岸壁があった。住友倉庫によって1923年に建てられた倉庫群は、1999年まで使用されていた。旧200倉庫と旧300倉庫が残っている。絵は旧200倉庫で、5棟の建物が連なっているように見える。現在は住友倉庫から大阪市に移管され、再生の計画中といわれている。すぐとなりにCASO海岸通ギャラリーという、美術館のような立派な現代美術ギャラリーがあったり、安藤忠雄設計による「人工地盤」があり、親水護岸ができている。駅や商店街など繁華なところから離れているので、こんなところにこんなものが…という一画。  2011/8/10記
  
■関西経済連合会発行「経済人」8月号表紙に掲載
                      
              
オーロラ 大阪港天保山        ポストカード水彩スケッチ  2011年  120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」-スケッチ紀行・歴史を歩く-8月号は大阪港天保山をとりあげた。2枚目は昨年、天保山に入港した、イギリスP&Oのクルーズ船「オーロラ」。まっ白い船体は長さ270m、76,000tの巨体である。大阪港に着く船はたいてい朝入港し、夜出港する。乗客の多くが、京都、奈良、姫路城などへの1日オプショナルツアーに出かける。神戸港と天保山は客船を描くお気に入りの場所。  2011/8/9記

■関西経済連合会発行「経済人」8月号表紙に掲載
                      
              
大阪天保山 海遊館         ポストカード水彩スケッチ  2011年 120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」8月号は大阪港天保山をとりあげた。1枚目は海遊館。1990年に開館した世界最大級の水族館である。アクリルガラスを使用した画期的な巨大水槽は、その後、日本の各地にできた水族館の嚆矢となった。昨年末で横にあったサントリーミュージアム天保山が閉館してしまい、寂しい限り。  2011/8/8記

■関西経済連合会発行「経済人」8月号表紙に掲載
                      
              
南部の曲家 民家集落博物館 大阪服部緑地          水彩スケッチ 2011年
5月の街・旅・絵日記講座は大阪豊中市にある服部緑地の民家集落博物館で行った。前の日から雨。当日の朝もどしゃ降り。ネットの天気予報の午後からの降水確率にかすかな期待をして、決行することに。雨でも描けるよう、博物館の部屋を有料で借りることにした。昼、自由参加の昼食の待ち合わせ時間になっても雨はやまない。昼食は緑地公園駅そばの「Cafe La Zucca」。雨のことは置いといて楽しく、前菜とパスタのランチ。1時間後博物館へ。歩いている途中、雨が上がったような…。博物館前で参加予定の全員が集合。大雨でも来てくださる熱心な方々に感謝。中に入って順番に展示民家を見学。最初に全員で南部地方の曲家を描いた。描いている途中で晴れてきた。  2011/8/7記
    
                      
              
大阪城天守閣 新鴫野橋より           ポストカード水彩スケッチ 2006年 120x165mm
7月の27日、28日と、ホテルニューオータニで、「お絵かきコンテスト-夢の大阪城を描こう」というテーマで3歳から小学校3年生までの子どもたちから募集した絵の審査に行った。今回集まった作品は、全部で600枚あまり。2日間にわたって、ひとつひとつ見せてもらった。採点基準も自分なりに考えてチェックする。子どもらしい、発想の面白さや、のびのびとした表現、素直な筆致の力強さなど・・・、ついうなって見入ってしまう作品も少なくなかった。大変だったがとても楽しい経験。  2011/8/3記   

                      
              
大阪港天保山 客船ブレーメンと漁業実習船千潮丸          水彩スケッチ 2011年 165x240mm
6月のカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ教室は、大阪港の天保山で描いた。ちょうどドイツのクルーズ客船「ブレーメン」が寄港停泊中。東日本震災の原発事故以来、海外からの外航クルーズ客船は抜港が相次ぎ、大阪港もしょっちゅう寄港していた「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」をはじめ、多くの船の入港が途絶えていた。大阪港としては震災後はじめての外国客船ではないだろうか。クルーズ客船としては6,752tと小ぶりだが、設備は豪華らしい。受講しているみなさんにも船を描いてもらった。みなさんの横で一緒に描いたが、手前に停泊中の実習船も入れて、ちょっと変化のある画面にしてみた。  2011/7/21記
    
                     
貝塚市歴史展示館 旧ユニチカ貝塚工場事務所            ポストカード水彩スケッチ 2011年 165x120mm
関西経済連合会発行の「経済人」7月号は大阪の貝塚市。5枚目はかつての大日本紡績、日紡、ユニチカの貝塚工場の跡地に残る古い事務所。1935年に橋本勉設計事務所の設計で建てられた。軒の下の窓に沿って水平材をめぐらし、すっきりしたデザインの建物で、国の登録有形文化財になっている。近くには同じく橋本勉の設計になる社員住宅も保存されていて、こちらも当時としては斬新なデザイン。現在は貝塚市の展示館になっているが、展示の内容は少しお粗末。中で、東京オリンピックで世界に名を馳せた女子バレーボールチームのニチボー貝塚に関する展示は興味深かった。今世間はW杯優勝の女子サッカーで沸いているが・・・。  2011/7/20記    
■関西経済連合会発行「経済人」2011年7月号表紙に掲
寺田紡績 大阪貝塚            ポストカード水彩スケッチ 2011年 165x120mm
関西経済連合会発行の「経済人2011年7月号は大阪の貝塚市。4枚目は寺田紡績の煉瓦造りの工場。泉州は紡績や綿織物で栄え、かつては日本の産業の近代化に貢献した。今も多くの工場が残っている。寺田紡績は明治末の創業。津田川河口に赤れんがの壁が続く。 2011/7/19記      
■関西経済連合会発行「経済人」2011年7月号表紙に掲載

                      
               
感田神社神門 大阪貝塚         ポストカード水彩スケッチ 2011年 165x120mm
関西経済連合会発行の「経済人」7月号は大阪の貝塚市。3枚目は寺内町の産土神である感田神社のスケッチだ。神社なのに花頭窓がついた大きな門。昔の神仏習合の名残りか。境内には寺内町が自治集落であったことを示す環濠の跡が残っている。門の横の大きな木が印象的だった。 2011/7/18記      
■関西経済連合会発行「経済人」2011年7月号表紙に掲載

                      
               
貝塚寺内町御坊前通り 並河家住宅 大阪貝塚           ポストカード水彩スケッチ  2011年 120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」7月号は大阪の貝塚市。2枚目は願泉寺と同じ通りに面した寺内町の旧家、並河家。並河家は代々、自治集落となった貝塚御坊願泉寺の領主卜半家要職を務めた。国の登録有形文化財に指定されているが、町内には他にも10軒もの民家が文化財に指定されており、古い落ち着いた町並みを形成している。 2011/7/17記     
 ■関西経済連合会発行「経済人」2011年7月号表紙に掲載

                      
               
貝塚御坊願泉寺 大阪貝塚           ポストカード水彩スケッチ  2011年 120x165mm
関西経済連合会発行の「経済人」7月号は大阪の貝塚市。明治以降紡績や綿織物の一大産地として、日本の経済発展に寄与してきた町だが、古くは浄土宗の本願寺もおかれたことのある寺内町。町の中心に貝塚御坊と呼ばれた願泉寺がある。織田信長の時代、石山の合戦で追われた顕如を迎え、本拠になったことから、江戸時代を通じて寺の住持を務めた卜半氏が町を治めた。本堂、鐘楼、表門などが国の重要文化財に指定されている。      
■関西経済連合会発行「経済人」2011年7月号表紙に掲載

                      
               
旧堺燈台  大阪・堺市大浜           水彩スケッチ  2010年 165x239mm
日立造船2011年カレンダーの7-8月のページには、日立造船の工場がある大阪府堺市に残る旧堺燈台をスケッチした。堺は戦国時代、南蛮貿易の拠点として栄え、外国から来た宣教師によって東洋のベニスと西洋に紹介されるほどの国際貿易港であった。戦乱から町を守るため堀をめぐらし、会合衆と呼ばれた有力商人によって町の運営が行われた自治都市でもあった。この燈台は、明治時代堺港の改修を機に、町の有力者が資金を出し合い、イギリス人技師や堺の大工、石工の力で、1877年に完成した。当初は石油ランプを使用し、18kmさきまで光が届いたという。臨海工業地帯の埋め立てで、1968年役目を終えた。現地に現存する日本最古の洋式木造灯台の一つ。子どもの頃、このあたりで夏に大漁夜市が行われ、市電に乗って海水浴にも来た、かすかな記憶がある。 2011/7/10記      
■日立造船2011年カレンダーに掲載 
                     
大阪桜の宮 銀橋と大阪城 五分咲きのサクラ         ポストカード水彩スケッチ 2011年 165x236mm
4月のカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ教室では、大阪の桜の名所、桜の宮で行いました。土曜の午後とあって、お花見を楽しむグループでいっぱい。花はというと、例年に比べ開花が遅く、まだ三分から五分咲きというところ。大川にかかる銀橋の向うに大阪城が望めるところからのスケッチにしました。ちなみに、銀橋は桜宮橋といい、国道1号線が通っています。新旧2本の橋でできており、古いほうは有名な武田五一の設計で1930年完成。新桜宮橋は安藤忠雄の設計で2006年に開通しました。集合した午後1時ごろは晴れて明るかったのに、やがて花曇りに。大川の両岸の遠景のサクラと、目の前に枝を垂れるサクラの花のアップの対比がおもしろそうなので、このような構図になりました。講評会はリバーサイドホテルのティールームで。  2011/6/10記
           
大阪市夢洲工場と夢舞大橋            水彩スケッチ 2010年 164x239mm    
日立造船2011年カレンダーの3-4月のページには、大阪市舞洲工場と夢舞大橋のスケッチが掲載されています。大阪市舞洲工場は地球温暖化対策に対応する公害防止設備を備え、ゴミから発生するエネルギーを電気に置き換えるサーマルリサイクル施設です。オーストリアの世界的な芸術家フンデルト・ワッサーの奇抜な外観デザインが目をひきます。近くにある夢舞大橋は長さ940m、緊急時に大型船舶の通航を可能にする世界初の浮体式旋回可動橋です。ともに日立造船が製造した巨大な構造物です。創業130周年を記念してカレンダーに掲載されました。スケッチは大阪北港と人工島舞洲をつなぐ此花大橋の上から描きましたが、海の上の橋は風が強く、紙を飛ばされそうになりながら、苦労して描いたものです。2011/4/16記    
■日立造船2011年カレンダーに掲載
雪の大阪駅           ポストカード水彩スケッチ 2010年 119x159mm
朝日カルチャーセンター朝日JTB交流文化塾で新しい講座が始まりました。水彩画の基礎をやってみようという講座で、12名の方が受講されました。このホームページを見て申し込んでくださった方や、個展で作品を見てくださった方など、うれしいことです。午後1時からの講座でしたが、12時に梅田に着いたので、どうしようと思って駅から出たら、小雨まじりの雪が降っていたので、大阪駅をスケッチすることに。30分描いたところでカルチャーセンターへ。講座が終わって出てくると、遠くの建物がぼやけてみえなくなるほど、間断なく雪が降っています。昼の場所へもう一度行き、つづきを描きました。大阪で昼間こんなに雪が降るのはめずらしく、描き終わったあと、幻想的な風景にしばらく見とれていました。 2011/2/16記