武生公会堂記念館
福井県越前市
  

水彩   
2017年  
120x165o

関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙は越前武生を歩いたスケッチで構成した。
旧武生公会堂は1929年に竣工した、武生の初期のコンクリート建築。昭和の中頃までは市役所としても使われ、市民に親しまれたランドマーク。武生公会堂記念館として、保存公開されている。国登録有形文化財。
2018/04/18記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙に掲載

丈生幼稚園 
越前武生
    

水彩   
2017年  
120x165o

関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙は越前武生を歩いたスケッチで構成した。
引接寺の境内に丈生幼稚園がある。園舎は昔の福井県警察部の庁舎だった擬洋風建築。文化財になっている。描いていると、後ろから「こんにちは」と元気のよい声であいさつして若い女性が何人も園内に入っていく。子どもを迎えに来たお母さんたちである。近頃は、建物を描いていると不審者じゃないかと胡散臭い目で見られることもあるが、若いお母さんたちに笑顔であいさつされると悪い気はしない。それも一人ではなく何人も・・・。武生の町の品格がうかがえる。2018/04/10記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙に掲載

京都大学 吉田寮     

2011年  
水彩  
165x120mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成したが、事情で掲載しなかったスケッチ。
1913年、山本治兵衛と永瀬狂三の設計で建てられた。現役日本最古の寄宿舎。学生の自治で運営されている。104年の歴史の中には、さまざまな事件や騒動に巻き込まれている。現在も老朽化と耐震性の問題で苦悩しているという。平日の午後スケッチしていると、自転車で乗り付けるもの、木の下で楽器の練習をするもの、食堂では何やら作業する大きな物音。玄関を覗くと、中はカオス。うらやましい気持ちが募る。
2018/02/07記

京都大学
農学部
演習林事務室 
  

2008年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成した。
京都大学は近代建築の宝庫。北部構内には大好きな農学部の建物がある。旧演習林事務室。1931年大倉三郎の設計で建てられたバンガロー風のエキゾチックな木造建築。大学に林業を研究する施設や林があり、それを管理する立派な建物があったことに感心する。京大の学問に対する包容力やポテンシャルを感じる。登録有形文化財
2018/02/04記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙に掲載

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旧関西日仏学館
京都 
    

2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成した。
1927年、当時の駐日フランス大使の提唱により、日仏両国の文化的、知的交流のために設立された。建物はレイモン・メストラレと木子七郎の設計。1936年に竣工した。現在はアンスティチュ・フランセ関西とフランス語の名前に変わっている。1階にカフェがあり、スケッチのあとの休憩にちょうど良い。このあたりでスケッチ講座をしたときは講評会に使わせてもらう。登録有形文化財
2018/02/06記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙に掲載


志賀直哉旧居 
高畑サロン 
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
小説家の志賀直哉が、昭和の初め、自らも設計に携わり、建てた自邸が高畑の閑静な住宅街にある。ここに10年間住み、「暗夜行路」をはじめ、多くの作品を執筆した。木造2階建てで凝ったつくりの和風建築だが、1階の庭に面して大きな洋風のサンルームがある。ここに志賀直哉を慕って、武者小路実篤、小林秀雄、尾崎一雄、亀井勝一郎、小林多喜二、桑原武夫、入江泰吉…といった白樺派の文人や画家など当時の文化人が集まり、文学論や芸術論を語りあい、高畑サロンと呼ばれたという。居心地のよさそうな贅沢な空間。
2018/01/14記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載

伽羅橋 
大阪高石
     

2017年  
水彩  
120x165o

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年8月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は,大阪高石市を歩いたスケッチで構成した。
大正時代、伽羅橋駅近くに、地元出身の山川逸郎という人物がキャラバシ園という洋風住宅地を開いた。赤木家住宅は山川自身がアメリカコテージスタイルで設計した住宅の一つで、このあたりの街並みに似合っている。現在は登録文化財になっている。
2017/12/28記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年8月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

日本基督教団
八尾教会 
大阪八尾
     

水彩  
2017年  
120x165o 
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年2月号表紙「スケッチ紀行・歴史を歩く」は大阪八尾を歩いた。
トンガリ帽子のような鐘楼が可愛らしい教会堂。バーナ・S・ハツラー記念会堂という。ヴォーリズの設計で1956年の竣工。
2018/05/18記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年2月号表紙に掲載

ヴォーリズ学園 
教育会館と
ハイド記念館 
近江八幡
     

水彩 
165x120mm
パナソニックの2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄」の10月は「物も大事 心も大事」。物だけでもいけない。心だけでもいけない。物心両面の繁栄から幸福は導かれると。
W.M.ヴォーリズはキリスト教の伝道者として来日したが、傍ら妻と一緒に学園をつくり、建築家として多くの名建築を残し、薬品の普及にも力を注いだ、優れた実業家でもあった。近江八幡に残る、彼が手がけたヴォーリズ学園の学舎のスケッチを添えた。
2018/02/08記
■パナソニック2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄」10月に掲載

安田泰幸アート&スケッチ

近代名建築物語                                             13      .

水彩画スケッチ紀行
近代名建築物語
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旧武生郵便局  

水彩
2017年  
120x165o

関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙は越前武生を歩いたスケッチで構成した。
前掲の丈生幼稚園もそうだが、医院や百貨店など、武生には近代建築がたくさん残っている。旧武生郵便局もその一つ。1914年に竣工した、下見板張りの木造洋風建築。現在も建築事務所として使われている。入口から中のようすをちらっとのぞいたが、素敵なオフィスだった。国登録有形文化財。
2018/04/14記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2018年1月号表紙に掲載

大阪中之島 
雪がちらつく
大阪市中央公会堂


水彩    
165x240o

パナソニックの2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄」の12月は、「十を受けたら 十一返す」。
「自分だけ多く得ようと願うのは虫のいい話。そんな人ばかりでは、社会はますます貧しくなる。十を受けたら十一返す、その一が積み重なって人間生活は向上していく。」ほんとうにいい言葉だ。どこかの政治家に聞かせてやりたい。合わせた絵は、大阪市中央公会堂。この名建築は、明治の末、株取引で成功した岩本栄之助が渡米した際、公共のために財産を投じるアメリカの富豪に感銘を受け、帰国後大阪市に寄付した多額の資金で建設された。
2018/03/26記
■パナソニック2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄」12月に掲載

聖和大学旧本館
西宮
  

水彩  
2017年  
F4
カルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラスの2017年5月の講座は西宮の旧聖和大学のキャンパスに出かけたが、そのとき描いたスケッチを仕上げた。
聖和大学は、1880年創立の神戸女子神学校や、関学の創立者ランバスの母が設立したランバス記念伝道女学校などが前身。幼児教育学に特色のある大学であった。近年関西学院と合併し、関学の聖和キャンパスになっている。岡田山の神戸女学院と上が原の関西学院の間にあり、両大学と同じように、W.M.ヴォーリズ設計の建築物が残っている。描いたのもヴォーリズ設計の旧本館で国の登録有形文化財。スパニッシュスタイルの清潔な印象の建物だ。
2018/02/17記



京都大学
文学部陳列館 


1999年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成した。
京都大学吉田キャンパスにある文学部陳列館。歴史学、考古学、古美術など文学部が収集した資料を収蔵するため、1914年、山本治兵衛と永瀬狂三の設計で建てられた。説明によると、ブロークンぺディメントや楕円形窓などはネオ・バロックの様式、細部の装飾はセセッションの特徴がみられると。設計者の山本と永瀬は京大の営繕課に所属しており、ふたりが手がけた京大関係の名建築が今も残る。国登録有形文化財。
2018/02/02記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙に掲載

高師浜駅 
大阪高石
    

2017年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年8月号、表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、大阪府高石市を歩いたスケッチ。
南海沿線の浜寺、羽衣、助松、高師の浜あたりは、大大阪だった頃、大阪のお金持ちの別荘地だったようなイメージがある。高師の浜にはそれより以前、日露戦争の際、連行されたロシア兵俘虜の収容所があった。人口500人の村に26,000人が収容されていたという。大正時代になって、その整然と区画された収容所の跡地に高級住宅地が造成された。その頃羽衣駅から2駅の南海電車の支線ができた。ハイカラな高師浜駅は、海水浴客や避暑客でにぎわった当時の面影を残す。

2017/12/23記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年8月号表紙に掲載

チャータードビル
神戸海岸通 


2010年  
水彩  
120x165o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年6月号の表紙は神戸開港150年にちなんで、神戸港関連のスケッチで構成した。
旧外国人居留地の海岸通り、商船三井ビルの東に並ぶ、チャータードビル。ロンドンに本拠を置く世界的な金融機関チャータード銀行の神戸支店として、1938年に建てられた。設計は丸ビルの建築にも携わったジェイ・ヒル・モーガン。近代化産業遺産にもなっている端正な建築。最近1階に入っていたカフェレストラン「E.H.Bank」が閉店したようだ。
2017/11/20記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年6月号表紙に掲載





水彩画スケッチ紀行
近代名建築物語
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京都大学
土木工学教室 


1999年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成した。
京都大学吉田キャンパスにある工学部土木工学教室本館。1917年に竣工した京大を代表する煉瓦建築。設計は文学部陳列館と同じ山本治兵衛と永瀬狂三。
2018/02/03記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙に掲載


奈良教育大学
教育資料館 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
奈良教育大学の
構内に古い煉瓦建築がある。明治末期、陸軍の糧秣庫として建てられた。長く教育大の書庫や実習室として使われていたが、近年、教育関係資料館に改修された。
2018/01/15記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載






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