莫大小会館
大阪福島
 



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。レトロな雰囲気が入居者に人気のテナントビル莫大小会館。もとは1929年に建てられた大阪輸出莫大小(メリヤス)工業組合のビル。1929年といえば世界大恐慌のあった年。設計は柴島浄水場や灘中学校、生駒時計店などを手がけた宗兵蔵。窓の形や配列、入口の意匠など、よく観察すると非常に凝っている。
2017/04/01記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
陵水会館 
彦根
 



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根城そばの滋賀大構内にある陵水会館。旧制彦根高商及び滋賀大経済学部の同窓会館。1938年、W.M.ヴォーリズの設計で建てられた、正面のバルコニーが印象的な名建築。登録有形文化財。現在も教職員の福利厚生施設などに使われている。
2017/01/18記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載


カトリック豊中教会
大阪




2016年
水彩
F4
カルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラス、2016年2月はカトリック豊中教会。チェコの建築家ヤン・ヨセフ・スワガーの設計。1939年、日本が戦争に突き進んでいた時代に建てられた、彼の日本での最後の作品。どことなく和風・中華風の雰囲気。礼拝堂の内部の木の造作が秀逸。講評会は教会の隣にあったアプサラカフェで。
2016/12/15記

水彩画スケッチ紀行
近代名建築物語
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大阪福島教会 



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。プロテスタントの日本キリスト教団の教会。1926年にヴォーリズ建築事務所の設計で建てられた。ファサードのデザインがヴォーリズらしい。併設されている幼稚園は1919年開園。もうすぐ100年。帰り仕度の園児と自転車で迎えにきた母親たちのにぎやかな声。
2017/03/31記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載
ロイ・スミス館
神戸
    



2016年  
水彩  
120x165mm

関西経済連合会発行広報誌「経済人」5月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は神戸六甲のスケッチで構成した。
六甲のふもと、坂のてっぺんにあるロイ・スミス館が経っている。もともとは神戸で貿易商を営んでいた大谷家の住宅として昭和の初めに建てられたもの。設計は御影公会堂や神戸市立生糸検査所を手がけた清水栄二。スペイン風の瓦とハーフチンバーが印象的だ。この家を、戦後になって神戸大学六甲台講演会が購入して、20世紀の初めから60年近くにわたり、神戸高等商業学校・神戸大学で教育に携わったロイ・スミスの住宅にした。
2017/02/01記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年5月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

大阪府立
中之島図書館
  



2016年  
水彩  
280x380mm

カルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ講座土曜クラスは、個展が開かれている中之島図書館を描いてもらうことにした。桜の花も見頃で中之島公園は思い思いに楽しむ人たちでにぎわっていた。講座が始まる前に、展覧会場に来て作品を観ていただいた受講者の方も。講評会は図書館の中の会場で行なった。たまたま、会場で作品を観てくださっていた一般の方々も講評会の様子を興味深そうに見ておられた。
2017/01/24記

安田泰幸アート&スケッチ

近代名建築物語                                             11      .

岩倉具視幽棲旧宅
対岳文庫 
京都岩倉 
 

2015年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年12月号の「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都岩倉のスケッチ。
対岳文庫は岩倉具視の遺品や資料を収蔵展示する資料館で、煉瓦造りの近代建築。設計は京大人文研や京都府立図書館を手がけた武田五一。具視の幽棲旧宅敷地内にある。国の登録有形文化財。岩倉に岩倉具視の旧宅があることは以前から知っていて一度訪れたいと思っていたのだが、同じところにこんなきれいな建築があるとは、訪れてみて初めて知った。閉館時間が近づいていたが、これをスケッチできたのは予想外の収穫だった。
2017/05/29記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年12月号表紙に掲
関西日仏学館 Institut Franco Japonais Du Kansai
京都




2016年 
水彩 
170x250mm
朝日カルチャーセンターのYY絵はがきスケッチ講座の2016年11月は京都の関西日仏学館の敷地内で文化財の建物と秋の木々を描かせてもらった。コンクリート建築の父オーギュスト・ペレの弟子レイモン・メストラレの設計で、大阪の建築家木子七郎が実施設計をおこない、1936年に竣工した。そっけないほど簡素だが、微妙な曲線が優雅さとエスプリを感じさせる。登録有形文化財。アクリルで下地をつくってから水彩で描いてみた。 講評会は館内のル・カフェで。多分フランス人の若い女性がコーヒーや菓子の準備をして、テーブルまで運んできてくれた。
2017/05/18記

奈良少年刑務所



水彩  
1998年  
137x182o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は奈良坂のスケッチで構成した。奈良坂は奈良の町から東大寺の西側を通り、京・山城へぬける街道にある。奈良少年奈良少年刑務所は、西洋諸外国の手前、監獄の近代化に取り組んだ明治政府の五大監獄の一つとして、1908年に、山下啓次郎(山下洋輔の祖父)の設計で建てられた。施工のほとんどは当時の受刑者が担ったという。2017年3月で廃庁閉鎖された。正門は特徴のあるロマネスク調の煉瓦造り。最近、国の重要文化財に指定された。
2017/05/07記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号表紙に掲載    

旧八幡郵便局
近江八幡
 



2011年  
水彩  
240x3305o

京阪神エルマガジン社から「関西スケッチさんぽ」というムック本発行された。京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀の名所を訪ねるスケッチのガイドブック。何人かの水彩画家やイラストレーターの作品とガイドが収録されている。その内、京都2点、大阪3点、兵庫4点、奈良1点、滋賀1点の計11点の作品が掲載された。
滋賀のスケッチは、近江八幡の昔の郵便局舎。ヴォーリズ設計の建築だが、昔からの町並みに合った和調のたたずまいの風景。ヴォーリズの多様なイマジネーションと表現力がしのばれる。
2017/04/28記
■京阪神エルマガジン社刊「関西スケッチさんぽ」に所収

ヴォーリズ記念病院
ツッカ―ハウス 
近江八幡 
 



水彩  
120x165o

パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の10月は、“悩みの中にも人生のあじわい”という言葉。悩みがあるからこそ、深く考えることもでき、それを乗り越える喜びを味わうこともできる。悩みを不幸とせず、人生の味わいとしてかみしめたい。・・・と。
日本に帰化した後も、戦時中に辛い時期を過ごしたヴォーリズ。にもかかわらず、戦後は日本とアメリカの仲介をつとめ、建築や教育、薬品事業以外にも大きな功績を残した。彼が設計した近江八幡のツッカ―ハウス、ヴォーリズ記念病院のスケッチを合わせた。
2017/04/21記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」10月に掲載
■Panasonic2016年海外向卓上カレンダー10月に掲載

ミナミ株式会社
大阪福島
 



2009年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年9月号は大阪の福島を歩いたスケッチで構成した。
国道2号線に面して、切り分けられたケーキのようにぽつねんとたつ銀行建築。1934年矢部又吉の設計で建てられた旧川崎貯蓄銀行福島出張所である。現在はミナミというアパレルの会社。国の登録有形文化財。
2017/04/04記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年9月号表紙に掲載

神戸大学 
六甲台講堂
    



2011年 
水彩  
120x165mm

関西経済連合会発行広報誌「経済人」5月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は神戸六甲のスケッチで構成した。神戸大学の六甲台講堂は1935年竣工。窓や扉に陀輪や羅針盤などをモチーフにした装飾がある。登録有形文化財。近年の改修で、寄付をした出光興産の要望で出光佐三記念六甲台講堂という名に改められたという。
2017/01/29記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年5月号表紙に掲載

旧大阪市立博物館
(旧陸軍第4師団
司令部庁舎)
       



2015年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年3月号“スケッチ紀行-歴史を歩く”は大阪城でのスケッチ。昭和初期の大阪城復興の際、城域を管轄していた陸軍は、天守閣建設・公園整備・市民への開放の見返り条件として司令部庁舎をたてることで了承した。大阪城復興のために寄せられた市民の寄付150万円の内、半分以上の80万円を使って建てられたのがこの司令部庁舎。ちなみに天守閣の建設費用は40万円あまり。天守閣復興のために市民が出した寄付金は軍の施設建設に使われたことになる。
2017/01/08記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載


奈良少年刑務所 
庁舎本館
   



水彩  
1998年  
137x182o
正門と同時期に建てられた立派な洋風煉瓦建築。少年刑務所では毎年、刑務所作業製品の展示即売会「矯正展」が開かれ、その日は内部も一般に公開されていた。2016年9月、ここで「僑正展」があり、出かけてスケッチもした。閉鎖前の最後の展でもあるのか、すごい人出でにぎわっていた。何十分か列に並んで、受刑者の活動エリアまで見学できた。創立当初に建てられた、煉瓦造りの隔離病棟なども残っていて興味深い。スケッチは「れんが街ものがたり」を著わしたころのもの。
2017/05/09記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号表紙に掲載    
高野口小学校 
和歌山県橋本市 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。
明治の初め村学としてつくられた。築後80年が経つ木造校舎は櫛型に教室が配置されているが、地上からのスケッチではそれは描けない。現存する木造校舎では日本最大とされる。登録有形文化財。スケッチのため訪れたのは平日の夕方。下校時間間際。教頭先生が応対していただき、閉じる寸前の正面玄関も描けた。
2017/03/07記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載

神戸大学
六甲台
第1キャンパス
本館
    



2010年 
水彩  
120x165mm

関西経済連合会発行広報誌「経済人」5月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は神戸六甲のスケッチで。神戸大学の前身は1902年に設立された神戸高等商業学校。本館は1932年竣工。登録有形文化財。校舎前に、阪神大震災の際、亡くなった学生・留学生39人を含む44人の大学関係者の追悼の碑がある。
2017/01/28記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年5月号表紙に掲載
旧彦根高等商業学校外国人教員住宅 
彦根
    



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根城の堀端に、大正時代、旧制彦根高等商業学校の外国人教師のために建てられた宿舎がたっている。W.M.ヴォーリズ設計のいま見ても斬新なデザインだ。15年ほど前に来たときには2棟残っていたが、今は1棟を残すのみ。
2017/01/20記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載