ポストカード水彩スケッチ 「今津六角堂 」 2005年 115 x 158 mm

安田泰幸アート&スケッチ

YASUDA YASUYUKI

同志社大学
クラーク記念館


幕末、禁制をおかしてアメリカにわたり、帰国後キリスト教精神による教育を日本に広げた新島襄が創立した同志社大学には、日本の建築史上貴重な煉瓦建築がたくさん残っており、重要文化財に指定されているものが5棟もあります。クラーク記念館は、神学館としてアメリカのクラーク夫妻の寄付によって建てられたものです。設計はドイツ人R.ゼールで1893年に竣工しました。ドイツ・ネオ・ゴシック様式を基調にまとめられ、八角形の塔が印象的です。




パナソニック電工2010年
卓上カレンダー所収


武庫川大学甲子園会館
旧甲子園ホテル


JR甲子園口から10分ほど歩くと、
武庫川河畔に、特徴のある2本の塔が
印象的な立派な建物がある。
昭和の初めに開業した、
かつての甲子園ホテルである。
帝国ホテルの支配人であった
林愛作が総支配人になり、
「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と
並び称された高級ホテルであった。
設計は帝国ホテルの設計をした
フランク・ロイド・ライトを助けた弟子、
遠藤新で、1930年の竣工。
ライト式の建築に打出の小槌をモ
チーフにした装飾を施し、日本の
伝統美を生かした和の空間を
取り入れたホテル建築で、
皇族や政財界人、外国の要人などが
宿泊し、かのベーブ・ルースも
泊ったという。
戦後は10年にわたって、アメリカの
進駐軍の将校宿舎やクラブとして、
使われたこともある。
現在は武庫川大学の学舎として
使われている。
経済産業省近代化産業遺産。
国登録有形文化財。

水彩画スケッチ紀行

近代名建築物語                                       01 

南都銀行本店
奈良町 三条通


奈良町の三条通の東向商店街入口に南都銀行の本店の建物があります。観光客や買い物客でにぎやかな通りですが、この建物に目をやる人はあまり見かけません。しかしよく見ると、落ち着いた、均整のとれたデザインの建物で、グレー系の微妙な色合いのタイルも抑制された美しさをもっています。設計は重要文化財に指定されている日本銀行小樽支店をはじめ多くの銀行建築を手がけている長野宇平治で、1926年に建てられたものです。国登録有形文化財。2010/11/29記
   



関西経済連合会刊「経済人」
2010年11月号表紙に掲載

             
          
                                           

水彩スケッチ 「大阪中之島 大崎市中央公会堂 正面」 2004年 120 x 165 mm

水彩スケッチ 「大阪中之島 大崎市中央公会堂」 2002年 138 x 190 mm

大阪中之島
大阪市中央公会堂


大阪中之島の中央公会堂は大阪近辺でスケッチされる方が必ず描かれる場所です。1911年株の仲買人であった岩本栄之助が渡米し、アメリカの公共の建物が立派なことに感心し、また資産家が慈善事業に多額の寄付をするのを見て、帰国後、大阪の公共施設のため私財100万円を寄付します。建設に当たっては設計競技が行われ、岡田信一郎の案が採用され、辰野金吾、片岡安が実施設計を行いました。1913年に着工し5年後に完成しますが、立役者であった岩本栄之助は第1次大戦後の相場の変動で失敗し、公会堂の完成を見ずにピストル自殺してしまいます。ネオ・ルネッサンス様式にバロックやセセッションの意匠を採り入れた華麗な建物と、一人の実業家の波乱の人生がかさなって、歴史の流れを感じさせてくれます。戦災にも生き残り、近年耐震補強と保存再生工事が行われ、大阪市民に親しまれています。国の重要文化財   2010/11/9記               
著書「れんが・街ものがたり」、電力会社PR誌表紙、阪急ラガールカード、「経済人」表紙などに掲載

                                           

水彩画スケッチ紀行
近代名建築物語
 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11  


1918年竣工当時の稲畑産業大阪本社
明治の中頃、化学染料の製造などをてがけ、現在は化学品・合成樹脂・電子材料・建材・機械など幅広い商品を扱う専門商社、稲畑産業が昨年創業120周年を迎えました。同社のインターネットサイトで創業者稲畑勝太郎の伝記や同社の歴史が紹介されています。昨年の12月発行の同社の株主通信の表紙に、大正時代に竣工した大阪本社の建物を掲載されるにあたり、古い写真から水彩画に起こすお手伝いをしました。モノクロ写真をもとに描き、同社の当時を知る元社員の方のお話をもとに彩色しました。2011/1/27記
■稲畑産業発行「株主通信2011年3月期第2四半期」表紙に掲載            
                                                                  

ポストカード水彩スケッチ 「旧松本安弘邸 宝塚市桜ヶ丘」 2009年 120x165mm  

旧松本安弘邸
宝塚市桜ヶ丘


「経済人」2010年12月号表紙、スケッチ紀行歴史を歩く・宝塚の残りを掲げます。宝塚市立中央図書館の桜ヶ丘資料室として使用されている旧松本安弘邸です。松本安弘という人は神戸の貿易商として成功した人で、昭和の初めにこの邸を建てました。窓のバランスや建物をとりまくコバルトグリーンの腰板など、いま見ても洒落た意匠のモダニズム住宅です。国の登録文化財になっています。
2011/1/10記
                                            




関西経済連合会発行「経済人」2010年12月号表紙掲載                     
                                           
宝塚ホテル

関西経済連合会発行の「経済人」12月号表紙「歴史を歩く」は宝塚を歩いたスケッチを掲載させていただきました。まずは宝塚ホテル。1926年開業の大正ロマンを漂わせる名門ホテルです。設計は古塚正治。阪神間モダニズム文化の一端を育んできたシンボリックな場所です。








関西経済連合会発行
「経済人」2010年12月号表紙に掲載
                                           

ポストカード水彩スケッチ 「奈良町 南都銀行本店」 2010年 120 x 165 mm

六角堂
今津小学校旧校舎
西宮市


西宮の今津、大関酒造の本社工場のま前にある、今津小学校の昔の校舎です。1882年に建てられたもので、我が国の学校建築でも古いもので、長野の開智学校に次ぐものだそうです。建築費のほとんどを地元の寄付で賄われたそうで、灘の今津郷の酒造りで栄えた、この地の文化度がしのばれます。ちなみに作家野間宏はこの今津小学校を卒業しています。この建物で、このほど大関今津灯台絵画展が開かれました。
2010/11/23記

             
          
                                           

ポストカード水彩スケッチ 「今津六角堂 」 2005年 115 x 158 mm

大阪中之島
大阪市中央公会堂
正面


このスケッチは、2004年にカルチャーハウス香里ヶ丘のスケッチ講座で、みなさんと一緒に描いた一枚です。線のゆがみ方が気に入っています。絵具のムラもこうして見ると楽しいものです。
2010/11/14記

                                                 
            
                                           

ポストカード水彩スケッチ 「神戸舞子 移情閣 孫中山記念館」 2007年 (120x165mm)

移情閣
孫中山記念館
神戸 舞子


このごろ、神戸をあちこち描いています。舞子の呉錦堂が建てた洋館は、明石海峡大橋のたもと、芝生が気持ちいい、整備された公園の一角に保存されています。 呉錦堂は明治の中頃神戸に来て、行商から身を起こし、マッチの製造と貿易で成功し、関西財界に名を馳せた華僑です。1915年舞子にあった彼の「松海別荘」に八角形の楼閣を建てました。中国革命の父といわれる孫文が来日した時、この移情閣に招き歓迎しました。 彼の死後荒廃していた建物を、日中国交正常化10周年を機に、孫文の記念館にする機運が高まり、1984年「孫忠山(孫文)記念館」として開館しました。日本最古のコンクリートブロック造りの建築で、国の重要文化財に指定されています。                         
                                           
田尻歴史館
旧谷口房蔵家別邸


関西国際空港の対岸、大阪府田尻町に、明治から大正時代にかけて、関西の繊維業界で活躍した実業家
谷口房蔵の別邸が残っています。ドイツ世紀末ユーゲントスティール風のデザインの洋館で、階段室の窓や鴨居のステンドグラスが可愛いアクセントになっています。国の登録有形文化財。
一昨年に引き続き、9月17日からこの建物の中でスケッチの個展をさせていただくことになりました。2010/9/8

                                           

ポストガード水彩スケッチ 「京都 円山公園 長楽館」1999年 (120x165mm)

京都 円山公園そば
長楽館


以前スケッチした長楽館正面です。長楽館は明治時代、日本初の両切り煙草を発売し、「ヒーロー」をヒットさせ、たばこ王と呼ばれた、実業家村井吉兵衛が建てた別邸です。国内外の賓客をもてなす迎賓館として使われたといわれてます。設計は御所の西にある聖アグネス教会や明治村に移築されている京都聖ヨハネ教会などを設計し、立教大学の校長を務めたJ.M.ガーディナーです。かなり昔、勤めていた頃、建物内部をお借りして、カタログのモデル撮影をさせていただいたことがある思い出の建物です。

ポストカード水彩スケッチ 「京都府庁旧本館」 2010年 (120x165mm)

京都府庁旧本館

京都の新町通と下立売通が交わるところに京都府庁があります。旧本館は京都や中国関東州にすぐれた建築を残した松室重光が設計し、20世紀の初めに竣工したルネサンス様式の近代建築です。美しいけれどいかめしい印象の建築で、文化的な価値が高く、国の重要文化財に指定されています。








                                                 関西経済連合会刊「経済人」2010年7月号掲載

龍谷大学本館

で、昨日アップした絵と同じところで7年前に描いた、ポストカードサイズのスケッチです。
2010/6/17記


水彩スケッチ 「龍谷大学 大宮学舎本館」 2010年  280x380mm

龍谷大学
大宮学舎本館


京都の西本願寺に隣接して、龍谷大学の大宮キャンパスがあります。龍谷大学は江戸時代16世紀に西本願寺につくられた学寮がはじまりだそうです。この本館は1879年明治の初めに建てられた擬洋風の近代建築で、本館の両側に建つ校舎、南黌、北黌、旧守衛所とともに国の重要文化財に指定されています。建物のそこかしこに和風というか、東洋風の意匠がほどこされています。スケッチ教室のみなさんと描いたスケッチです。               
                                                       

水彩スケッチ 「神戸 海岸通り 海岸ビルヂング」 2008年 

神戸海岸通り
海岸ビルヂング


神戸市内中心部を走る国道2号線は旧居留地の南側の神戸港に沿って、東西にのびています。この道は海岸通りと呼ばれ、神戸港開港当時から、外国航路の船が着き、当時最先端の西洋風ホテルが建ち、居留地の外国人がそぞろ歩いた道です。現在もレトロモダンな建築が残っていて、神戸のファッショナブルな街の一つです。海岸ビルも1911年に兼松江商の前身、兼松商店の本店として、河合浩蔵の設計で建てられた名建築で、国の登録文化財になっています。このビルには、ファッションの店や、舶来雑貨、アートグッズ、ギャラリー、カフェなど、個性的で感度の高い店や事務所が入っています。入口を入ると正面に石の階段があって、階段の周りに木の廊下があり、部屋が並んでいます。ちょっと懐かしくて、不思議な空間です。
海岸ビルヂングではこのスケッチを使ってすてきなレターヘッドの便箋、封筒をつくっておられます。

ポストカード水彩スケッチ 「日本銀行小樽支店」 1998年 115x158 mm  

水彩画  古い写真資料から 2010年 157x225mm  
日本銀行小樽支店
小樽市色内


小樽駅から港の方へ向かうと小樽運河に行きつきますが、そのあたりが色内という街で、明治大正にかけて、小樽が最も繁栄していた頃、近代的な建物が建ち並び「北のウォール街」と呼ばれたところです。いまも銀行やホテル、海運会社などレトロな建築がたくさん残っています。日本銀行小樽支店のビルもそのひとつ。優れた意匠の堂々とした建物で、当時の小樽の街の繁栄ぶりがしのばれます。設計は東京駅や日本銀行本店を設計した辰野金吾とその弟子長野宇平治です。現在は金融資料館として活用されているそうです。
 「れんが・街ものがたり」所収。切手は1998年に原画を描かせていただいた明石海峡大橋の記念切手です。

ポストカード水彩スケッチ 「高神戸舞子 移情閣 孫中山記念館」 2007年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「同志社大学クラーク記念館」 2009年 120x165 mm  

ポストカード水彩スケッチ 「同志社大学クラーク記念館」 2009年 120x165 mm  

自由学園明日館
東京池袋


クリスチャンの女性思想家 羽仁もと子・
羽仁吉一夫妻が1921年に創立した
自由学園、明日館と名付けられた
当時の校舎は、端正で造形的な建築。
アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトと
その弟子遠藤新が共同で設計した
名建築で、国の重要文化財。

2007年、ギャラリーAクワッドで
「安田泰幸スケッチ紀行-
1000の街ものがたり」
という展覧会の
催し物の一つとして、スケッチ講座を
開いた。、天気がよく、気持ちよく
描いたことを思い出す。

水彩スケッチ  「自由学園明日館 東京池袋」 2007年 240 x 335 mm

自由学園女子部食堂
東京東久留米


フランク・ロイド・ライトの弟子で、
甲子園ホテルを設計した遠藤新が
設計した東京の東久留米市にある
自由学園の女子部食堂。
自由学園が最初に創立された
池袋には、師匠のライトが設計した
明日館があって、国の重要文化財に
指定されている。
向って左側のポーチの中には、
チャイムが置いてあり、当番の
女子生徒が、小さなハンマーで
叩いて、学内に時間を報せる。
ちょうどお昼どきで、スケッチを
しているときに、このチャイムの
音を聞くことができた。

ポストカード水彩スケッチ  「自由学園女子部食堂 東京東久留米市」 2006年 116 x 158 mm  

水彩スケッチ  「武庫川大学甲子園会館 旧甲子園ホテル 兵庫県西宮市」 2002年 133 x 190 mm  

旧山邑家住宅
兵庫県芦屋市


阪急芦屋川駅の山側、山芦屋と
呼ばれるところに建つ洋館は、
灘五郷の内の一つ魚崎郷の
「櫻正宗」で知られる蔵元山邑家の
別邸として建てられた。
設計は世界の近代建築の三大巨匠の
一人、フランク・ロイド・ライト。
1924年の竣工で、
大正時代の建築物では初めて、
また鉄筋コンクリート造の建築物でも
初めて国の重要文化財に指定された、
スケッチしているとき、建物の下を
イノシシがのんびりとうろついていた
のには、ちょっとびっくり。

数年前、阪急電車のラガールカードの
絵柄に使用される。

水彩スケッチ  「旧山邑家住宅 兵庫県芦屋市」 1994年 141 x 178 mm  

奈良女子大学記念館

奈良女子大学の大学本部と講堂と
して使われていた近代の木造建築
の傑作の一つ。
明治の終わり頃、日本で2番目の
女子高等師範学校の本館として、
1909年に建てられたもの。
設計は京都大学の工学部や文学部
陳列館を設計した文部省の技官
山本治兵衛で、現在は
国の重要文化財に指定されている。
内部には現存する演奏可能な
国産最古のピアノがあり、
「百年ピアノ」と呼ばれて、
今も演奏に使われている。

ポストカード水彩スケッチ 「奈良女子大学記念館」 2007年 120 x 165 mm  

水彩スケッチ 「同志社礼拝堂」 1999年 

水彩画スケッチ紀行TOP

TOP PAGE

ポストカード水彩スケッチ  「 宝塚ホテル 」 2009年  120 x 165 mm

水彩スケッチ 「田尻歴史館 旧谷口房蔵別邸」 2008年 (157x203mm)

ポストカード水彩スケッチ 「龍谷大学本館」 2003年  121x167mm

Copyright (C) Yasuda Yasuyuki YY-STUDIO All Right Reserved

水彩スケッチ 「神戸北野 旧トーマス住宅 風見鶏の館」 1999年