芭蕉の弟子向井去来の草庵。
あるとき庵の周囲の柿の実を売る
約束をした夜、嵐が吹いて
実がすべて落ちたという。
入口に主の在庵をしめす
蓑t笠がかけてある。

ポストカード水彩スケッチ
京都 
高台寺 
時雨亭と傘亭

1998年
120 x 165 mm  

安田泰幸アート&スケッチ

はんなり京都                                                        01

ポストカード水彩スケッチ
京都嵯峨野
落柿舎前の柿

2009年
105x148mm

ポストカード水彩スケッチ
京都嵐山
渡月橋

2009 
120x165mm

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

ポストカード水彩スケッチ
京都東山
法観寺五重塔

2007年
154 x 200 mm  

ポストカード水彩スケッチ
京都嵐山
野宮神社栗の鳥居

2009 
120x165mm

「京都嵯峨野常寂光寺仁王門 2009 120x165mm

ポストガード水彩スケッチ
京都 
祇園町南側
長楽館横

2010年
120x165mm

ポストカード水彩スケッチ
祇園祭宵々山 
南観音山 
京都新町通

2009年
165X120mm

ポストカード水彩スケッチ
澤井醤油本店 
京都中長者町通新町

2010年
120x165mm

ポストカード水彩スケッチ
京都黒谷 
金戒光明寺山門

2005年
130x165 mm  

ポストカード水彩スケッチ
京都伏見
瑞光寺 元政庵

2009年
120 x 165 mm

ポストカード水彩スケッチ 
祇園祭 
船鉾曳きぞめの日 
京都新町通 

2006年
120X165mm

ポストカード水彩スケッチ
杉本家住宅 
京都綾小路通新町

2010年
120x165mm

ポストカード水彩スケッチ
京都府庁旧本館
2010年
120x165mm

ポストカード水彩スケッチ
龍谷大学本館
2003年
121x167mm

ポストカード水彩スケッチ 
京都東山 
石塀小路

2007年
120 x 165 mm  

京都の八坂神社から南へ少し
行くと、大きな五重塔が見えてくる。
八坂の塔とも呼ばれる法観寺の
五重塔である。
聖徳太子の建立と伝わる寺は、
塔のほか2、3の堂宇を残すのみで、住宅地に囲まれて窮屈そう。
塔は高さ46メートル。
東寺の塔に次ぐ京都第2位。
室町時代、足利義教が再建した
もので、
国の重要文化財に指定されている。

■「経済人」2010年2月号表紙掲載。

豊臣秀吉の菩提を弔うために、
北政所ねねが開創した高台寺の
境内にある二つの茶室。
右が傘亭。安閑窟とも呼ばれ、
千利休の意匠になる。
左は二階建ての時雨亭で、
二つの茶室は土間廊下で
つながれています。
両方とも国の重要文化財に指定
されている。
独創的な意匠の建物で心惹かれる。「

■「経済人」2010年2月号掲載

ポストカード水彩スケッチ 
伏見稲荷大社
楼門

2006年
120 x 160 mm 

大堰川にかかる橋は
嵐山を象徴する景観。
江戸時代初め、
角倉了以による川の改修の折、
現在の場所にかけなおされたという。

伊勢神宮の斎宮になる皇女が
身を清めるところ。
「源氏物語」賢木の巻に
光源氏と六条御息所が
ここで再会した場面が描かれている。

Copyright (C) Yasuda Yasuyuki YY-STUDIO All Right Reserved

ポストカード水彩スケッチ 
祇園花見小路 
万亭一力

1999年 
7月18日の「カルチャーハウス香里ヶ丘」のスケッチ教室は、祇園円山公園横で長楽館が見える町角の風景を描きました。7月の第1土曜日が雨でこの日に延期になりました。そのせいか参加者も少なめ。この日はカンカン照り。京の油照りというのでしょうか、暑い日でした。観光客が多くて、タクシーや人力車がひっきりなしに、視界を遮ります。スケッチポイントとしてはあまりよくありませんでした。参加されたみなさんには申し訳ないことをしました。しかしみなさんのできあがった作品はなかなかのもの。「祇園359」というおしゃれな和カフェで「友禅ロール」をいただきながら、講評会をしました。
2010/8/4記

ポストカード水彩スケッチ
祇園祭 
船鉾のちまき 
京都新町通

2010年
100X148mm

きょう7月16日は京都祇園祭の宵宮。新町通綾小路下ル船鉾町には、船の形をした船鉾が明日の巡行を待っています。巡行する順番は毎年くじで決めますが、巡行の先頭を行く長刀鉾や最後尾の南観音山などは、「くじ取らず」といわれ、順番が決まっています。船鉾もその「くじ取らず」の一つで、毎年23番目をいきます。山鉾の巡行では、先頭の長刀鉾の稚児が刀で斎竹(いみたけ)に張った縄を切る「しめ縄切り」や、ハンドルがない山鉾の車輪を水をかけた竹の上で滑らせ方向転換する「辻回し」など、見どころがたくさんありますが、巡行順を決めたくじを確認してもらう「くじ改め」もユーモアがあって面白く、所作がうまくできたときは、観衆から拍手が起こります。2010/7/16記
■関西経済連合会刊
 「経済人」2010年7月号掲載
京都の祇園祭は平安時代疫病厄除けを祈って始まり、応仁の乱の後、町衆が中心となり現在のような祭の形が整いました。山鉾は現在32基あり、それらは山鉾町という町単位で組織された保存会で保存運営されています。新町通の百足屋町には南観音山があります。楊柳観音を安置した山は、毎年17日の山鉾巡行の際、32基の最後尾をいきます。曳き初めが終り、宵々山には屋根からたくさんの提灯をぶら下げ、夕刻灯がともる頃、こんこんちきちんこんちきちんと祇園囃子が聞こえはじめ、たくさんの人出で通りが埋まります。

■関西経済連合会刊
「経済人」2010年7月号掲載

京都の綾小路通新町西入ルに立派な町家があります。江戸時代中頃から「奈良屋」の名で呉服商を営んできた大規模な商家です。京の町衆の年中行事や衣食住など、京の生活文化を色濃く残しています。祇園祭では山鉾町の旧家が所蔵の美術品などを飾り、町の人に公開するのが習わしですが、「伯牙山」の町会所でもある杉本家でも琳派の屏風などが展示されます。また、ここの奥様はおばんざいなど京料理の研究家として昨今テレビやマスコミでよくとりあげられています。住宅主屋と三つの蔵は今年、国の重要文化財に指定されました。
                        
■関西経済連合会刊
 「経済人」2010年7月号掲載

京都の新町通と下立売通が交わるところに京都府庁があります。旧本館は京都や中国関東州にすぐれた建築を残した松室重光が設計し、20世紀の初めに竣工したルネサンス様式の近代建築です。美しいけれどいかめしい印象の建築で、文化的な価値が高く、国の重要文化財に指定されています。
                       関■関西経済連合会刊
 「経済人」2010年7月号掲載

京都の新町通りは、京都市内の中心部を南北にはしる通りです。西陣をはじめ、呉服を扱う問屋など京都らしい店が続く、活気ある京都らしい町です。澤井醤油は明治初め創業の老舗、町家で醸造される再仕込み醤油や淡口醤油、京もろみなど、京都料理に欠かせない味を守っておられます。通りを歩いていても香ばしい匂いがただよってきます。
                        
                        ■関西経済連合会刊
 「経済人」2010年7月号掲載

京都の西本願寺に隣接して、龍谷大学の大宮キャンパスがあります。龍谷大学は江戸時代16世紀に西本願寺につくられた学寮がはじまりだそうです。この本館は1879年明治の初めに建てられた擬洋風の近代建築で、本館の両側に建つ校舎、南黌、北黌、旧守衛所とともに国の重要文化財に指定されています。建物のそこかしこに和風というか、東洋風の意匠がほどこされています。

水彩スケッチ
京都御苑
出水の小川の里桜

2010年
280x380 mm  

ポストカード水彩スケッチ
京都
二條若狭屋の干菓子

2007年
105x148 mm  

2010年4月のカルチャーハウス香里ヶ丘の講座は、快晴の京都黒谷、金戒光明寺の境内で行いました。住宅地の間の路地を抜け、高麗門を入って境内を進むと壮大な山門に至ります。応仁の乱で焼失後、1860年に再建されたものです。金戒光明寺は、鎌倉時代に法然上人が草庵を結び浄土真宗の最初の寺院になったことから、山門に後小松天皇の「浄土真宗最初門」の勅額がかかっています。門の前の桜が満開で黒い門との対比が美しく、時折吹く春風に花びらがひらひらと舞い、古都の春を満喫しながらのスケッチとなりました。この絵は以前に描いたもので、「経済人」2008年4月号の表紙に掲載されたものです。

ポストカード水彩スケッチ 
京都嵐山 
天龍寺庫裏

2008年 
120 x 166 mm  

ポストカード水彩スケッチ  
京都東山 
高台寺
開山堂と観月台

2008年
120 x 165 mm  

京都の八坂神社から続く
下河原町通と高台寺道を
つなぐ細い道。
石畳と石塀がしっとりとして
美しく、京都らしい風情が・・・
映画やドラマのロケに
よく使われている。

■「経済人」2010年2月号表紙

伏見稲荷から南へ10分ほど
歩いたところにある茅葺の寺。
江戸時代初め、僧元政が深草に
庵を結んだのが
始まりといわれている。
元政は元彦根藩の武士であったが
病弱のため若くして出家し、
母に孝行したことで知られている。
山門の前に日蓮宗では珍しい、
「不許酒肉五辛入門」の石標が
たっている。
「経済人」2010年1月号の表紙に
掲載されたもの。

ポストカード水彩スケッチ
京都伏見
深草山宝塔寺
多宝塔

2009年
120 x 165 mm 

「経済人」2010年1月号の表紙は
伏見稲荷大社周辺を
スケッチしたものを使った。
伏見稲荷は五穀豊穣と
商売繁昌の神々を祀る、
全国30,000社にのぼる稲荷神社
の総本宮である。
京都で最も多くの人々が
初詣に詰めかけるところ。
毎年、お賽銭を数える行事が
新聞に掲載される。
昔、ある狐の夫婦が
神様のお役に立ちたいと
お参りして、
神様から眷属としてみとめられ、
参詣人や信者を助けたという
伝説が残っているそうだ。

仏教における理想の地、
常寂光土にちなんで名づけられた。
この辺りは小倉山と呼ばれ、
寺の場所には「小倉百人一首」を
編んだ藤原定家の
時雨亭があったという。

ポストカード水彩スケッチ
京都嵯峨
小倉山落柿舎

2008年 
120x165mm

歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」
祇園一力の場の舞台で、
大星由良之助が世間の目を
くらますために
茶屋あそびをしたところ。
現在でも3月の大石忌には、
大石を偲んで、客を招き、
京舞の師匠と芸妓・舞妓の踊りが
たむけられ、
芸妓・舞妓によるお抹茶とおそばの
接待が行われているとか。

水彩画スケッチ紀行TOPへ

TOP PAGEへ

水彩画スケッチ紀行
はんなり京都

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 

祇園祭の宵山まで、各山鉾ではちまきが授与されています。厄除けとして各山鉾でそれぞれの御利益があり、家に持ち帰り、玄関の軒先などに飾ります。かつては山鉾巡行の際、鉾の上から囃し方が観衆に向け投げられていたそうですが、投げられたちまきを取り合って、けが人が出てから取りやめたといいます。宵山でちまきを求めた見物客を鉾の上に乗せてくれるところもあります。
                         ■関西経済連合会刊
 「経済人」2010年7月号掲載

朝日カルチャーセンターJTB・朝日交流文化塾の4月の「街旅スケッチ」は京都御苑でサトザクラを描きました。受講していただいているかたも、増えて今回は21名になりました。ちょうどお天気も良く、春の陽光をいっぱい浴びて、気持ちのよいスケッチとなりました。今年は開花したあと、冬を想わせるような寒い日が続いたりして、長い間花を楽しむことができ、講師も一緒に描かせていただきましたが、さて出来ばえは・・・
2010/4/17記

京都の和菓子は、舌だけでなくなく、目でも味わうもの。四季の風情や自然の表情を、過不足なく抽象化した造形ともいえます。わらび、桜、さつき、菖蒲、ちょうちょ、水紋は和三盆糖の型押し、土筆は落雁、金平糖と一緒に小さな箱に収められています。ほんのりした淡い色合いも上品で、食べるのが惜しいような・・・・。

京都の嵐山、右京区天龍寺芒ノ馬場町にある天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓疎石を開山に迎え創建した禅寺です。格式の高い寺で室町時代、京都五山の第一位とされてきました。壮大な寺の建設のための膨大な造営費を賄うために、天龍寺船による元との貿易が行われました。古都京都の文化財として世界遺産に登録されています。「経済人」2009年11月号表紙掲載。

「経済人」2009年11月号掲載

京都の高台寺の庭園は
小堀遠州の作とされている。
開山堂の東に臥龍池、
西に偃月池が配され、
桧皮葺唐破風の観月台が
印象的。
開山堂も観月台も
国の重要文化財になっている。

■「経済人」2010年2月号表紙

平安時代、藤原基経が創建した
極楽寺が、鎌倉時代に真言宗から
日蓮宗に改宗し、
現在の宝塔寺になった。
多宝塔は室町時代の建築で
京都市内で最も古いといわれ、
国の重要文化財に指定されている。
このスケッチは
「経済人」2010年1月号の表紙に
掲載されたもの。

ポストカード水彩スケッチ
京都嵯峨野
常寂光寺仁王門 

2009年 
120x165mm