大仏鉄道跡 
木津川市加茂 
 



水彩  
2016年  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
明治の後期、加茂から奈良まで約9kmを結ぶ鉄道がつくられた。赤いイギリス製の蒸気機関車が客車を引いたという。急勾配だったため、わずか9年で廃止。線路跡にはいまも橋台や随道が残り、鉄道マニアや廃線マニアのみならず、格好のハイキングコースになっている。
2017/02/15記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載
大井手用水 
木津川市加茂 




水彩  
2016年  
165x120mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
海住山寺の山のふもと例幣の里に残っている大井手用水の水路。瓶原(みかのはら)の水不足解消のため、鎌倉時代に海住山寺の慈心上人が、村人と開削したと伝わっている。約7kmにもおよび、今も使われている。
2017/02/13記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載
海住山寺五重塔
木津川市加茂 




水彩  
2016年  
165x120mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
例幣の集落の細い道を登っていくと、山の中腹にたたずまいのよい小さな山門が現れる。廻りにシャガの花が咲いていた。それをくぐってなおも道をたどると寺の境内に出る。補陀洛山海住山寺。奈良時代、東大寺開山の良弁の開基と伝わるが定かではなく、13世紀鎌倉時代に貞慶によって中興された。五重塔もその頃建立された。さして広くない境内の隅に、樹木に抱かれるように五重塔がたつ。小ぶりだが風雨に晒され褪せた朱塗りの塔は存在感がある。1層目に裳階(もこし)がつく珍しいシルエットが印象的。国宝。
2017/02/12記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載

千二百羅漢
京都愛宕念仏寺
 



2015年年  
水彩  
120x165mm
パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の2月は「笑顔が笑顔を呼ぶ」。京都嵯峨野の愛宕念仏寺の千二百羅漢のスケッチにした。
この寺は、戦後、仏師・仏像修復のエキスパート西村公朝によって復興した。素人の参拝者によって彫られた、笑顔で表情豊かな石の羅漢さんが境内に並ぶ。
2016/12/13記
■パナソニック2016卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」2月に掲載

鹿苑寺金閣 京都



水彩  
2016年  
150x165o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年10月号は創立70周年記念の表紙。「関西のにぎわい」をテーマに関西の人気スポットのスケッチで構成した。足利義満の開基になる鹿苑寺舎利殿。金箔で荘厳された金閣は、1950年放火で焼失した後、再建されたもの。ユネスコの世界遺産。夏休み中だったからか、境内は観光客でごったがえしていた。大きな外国語の呼び声や話し声が飛び交い、案内する警備員の大声がそれに拍車をかける。運動靴に浴衣姿の女性達が自撮りに躍起になり、池の端の道は歩く人の靴摺りで砂埃が上がる。
2017/04/16記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年10月号創立70周年記念表紙。「関西のにぎわい」に掲載 

YASUDA YASUYUKI

京都市美術館 
京都岡崎
    



2013年  
水彩  
120x165mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。京都市美術館は1933年の竣工。当時官公庁の建物を中心に流行した、洋風コンクリート近代建築に瓦屋根をのせた帝冠様式。このころ、関東大震災、世界大恐慌、5.15事件、2.26事件、日華事変…と続く、暗い時代だったようだ。
2016/11/18記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載

水彩画スケッチ紀行


安田泰幸アート&スケッチ

桜守、橘守 
平安神宮 
京都岡崎
        



2015年  
水彩  
100x147mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。平安神宮は1895年、平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会に合わせて造られた。社殿は平安京にあった大内裏を模して5/8のスケールで復元されている。通常の神社の拝殿にあたるのが、大内裏の大極殿を模したもので、正面の左右に桜と橘の木がある。授与所では桜と橘のお守りが並んでいた。
2016/11/17記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載

平安神宮應天門
京都岡崎
        



2013年  
水彩  
120x165mm
2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目。「スケッチ紀行―歴史を歩く」シリーズをはじめて20年目2016年1月号でシリーズ227回を数える。
今号は京都の岡崎公園周辺のスケッチ。平安神宮は1895年、平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会に合わせて造られた。社殿は平安京にあった大内裏を模して5/8のスケールで復元された言わばパビリオンのようなものだそうだ。平安遷都を行なった桓武天皇と、京都で過ごした最後の天皇孝明天皇が祀られている。設計は伊東忠太、木子清敬ら。應天門は大内裏朝堂院の門を再現したもの。
2016/11/14記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載

水彩画スケッチ紀行
はんなり京都

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はんなり京都                                                       11        

丹波黒大豆枝豆



2016年  
水彩  
120x165o

亀岡に住む大学時代の友だちの夫婦が。ことし(2016年)も枝豆を送ってくれた。夫婦はともに教師を続けて2,3年前に定年になった。定年後、本格的に農作業をやるようになったようで、近所の生産農家に教えてもらいながら、特産の黒大豆枝豆を育て、出荷するようにまでなったそうだ。普通の枝豆とケタ違いに大きく太った粒。以前から大好物で、大阪の鶴橋の市場や、丹波の篠山までスケッチに行ったときなどに買って帰ったほど。ふたりに感謝。
2017/04/30記

大徳寺法堂 
京都 
   



2016年  
水彩  
165x240mm
真夏のスケッチ講座。朝日カルチャーセンターYY絵はがきスケッチ講座の7月は京都紫野の大徳寺で。快晴でかんかん照りの境内で、わずかな影をさがしてのスケッチ。14世紀、大燈国師宗峰妙超の開基になる、臨済宗大徳寺派の大本山。以前、仕事で千利休の墓があり、三千家の歴代の墓所になっている聚光院に何度か通い、国宝の狩野永徳筆の障壁画や有名な茶室閑隠席を間近に観せてもらっていたが、当時は不明の至りでしっかり鑑賞することもなく、今ごろになって、もったいないことをしたと悔いている。その聚光院の近くから法堂の軒と松を描いてみた。
2017/03/16記

岩船寺 
木津川市加茂 




水彩  
2016年  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
岩船寺は、奈良時代、行基の開基と伝わっている。三重塔は室町時代に建立されたもので重要文化財。「あじさい寺」の別称があり、梅、椿、桜、睡蓮、紫陽花、百日紅、紅葉・・・・と、四季を通じて境内は花であふれる。
2017/02/14記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載

浄瑠璃寺
九体阿弥陀堂 
木津川市加茂 




水彩  
2011年  
165x240mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
三重塔と池をはさんで対面する本堂は平安時代に建てられたもの。柱と柱の間が11あり、左右両端の間を除いた中央の9間に9体の阿弥陀堂を安置する。このような様式の九体阿弥陀堂は、平安時代にはたくさんあったらしいが、現存するのはこの浄瑠璃寺のみ。ゆったりした屋根のこう配が美しく、本堂が池に映る様子は、多くの絵画の題材になってきた。国宝。
2017/02/11記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載
浄瑠璃寺三重塔 
木津川市 
     



水彩  
2011年  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
平安時代に創建された浄瑠璃寺。極楽浄土を表した庭園は池を中心に三重塔と本堂が東西に配置されている。三重塔には秘仏薬師如来を安置する。国宝。
2017/02/09記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載

藤井斉成会有隣館
京都岡崎
        


2010年  
水彩  
120x165mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。
疏水をはさんで関西の建築界に大きな足跡を残した武田五一設計の建物が残る。その一つが京都府立図書館。もう一つが、登録有形文化財の藤井斉成会有隣館。藤井紡績の創業者のつくった私立の美術館。重文を含む東洋美術コレクションを収蔵・展示する。
2016/11/23記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載
京都市美術館
京都岡崎
        



2013年  
水彩  
120x165mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。
疏水をはさんで関西の建築界に大きな足跡を残した武田五一設計の建物が残る。その一つが京都府立図書館。前身は公立では日本最初の図書館といわれる京都集書院。1909年にこの地に移り開館した。現在の建物は正面の壁面を残し後ろにビルを新築したもの。昨今建物保存の声をかわすためによく採られるスタイル。
2016/11/23記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載


平安神宮蒼龍楼
京都岡崎
 



2015年  
水彩  
120x165mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。平安神宮は1895年、平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会に合わせて造られた。應天門をくぐると広い境内に緑と朱にぬりわけられた社殿が建つ。平安京にあった大内裏を模して5/8のスケールで復元されたものだが、門を含め6棟が重要文化財に指定されている。スケッチは、正面の大極殿を模した拝殿の両翼にある凝ったつくりの楼閣の一つ蒼龍楼。いままで大鳥居の下は数え切れないほどくぐっているが、境内に入るのはおそらく40年ぶりぐらいか。
2016/11/15記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載



美山 茅葺きの里



水彩  
240x3305o

京阪神エルマガジン社から「関西スケッチさんぽ」というムック本発行された。京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀の名所を訪ねるスケッチのガイドブック。何人かの水彩画家やイラストレーターの作品とガイドが収録されている。その内、京都2点、大阪3点、兵庫4点、奈良1点、滋賀1点の計11点の作品が掲載された。
美山は、由良川の対岸から集落を見渡した風景。それぞれのスケッチには、スケッチのためのアドバイスも添えた。
2017/04/25記
■京阪神エルマガジン社刊「関西スケッチさんぽ」に所収