YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

京都東本願寺門前の仏具店         水彩ミニアチュール   2013年   240x330mm
朝日カルチャーセンターのYY街旅スケッチ講座の11月は京都東本願寺門前で。ちょうど東本願寺の御影堂門は修復工事中で素屋根がかかっていた。11月の末頃であれば、門の脇の銀杏の黄葉と黒い門の対比が際立ったおもしろい絵ができそうだが、銀杏もまだ色づいておらず。予定通り門前の家並みを描いた。受講のみなさんと一緒に、仏具店の紅柄色の壁が印象的な町角を、アルシュにコンテ鉛筆で描いてみた。  2013/12/25記

飛雲閣 西本願寺      水彩ミニアチュール   2012年   120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。国宝飛雲閣は西本願寺境内の庭園滴翠園にある滄浪池に建つ。1階は池から舟で入る。2階の歌仙の間の板戸には三十六歌仙が雅びに描かれている。初めてこの板戸の鮮やかな絵を見たときは、その斬新さに驚いた。江戸時代の封建的な世になるまでは、日本人の感性も文化もけっこう自由で活気があったのだとあらためて、中世の日本人の美的感覚に感心した。世界遺産。ふだんは非公開、写真撮影も禁止のようだが、以前親戚のものが西本願寺の聞法会館で結婚式をあげたとき、この滴翠園に案内してもらい、飛雲閣の前で新郎新婦は写真を撮ってもらい、その間にスケッチさせてもらった。  2014/02/20記   
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載

安田泰幸アート&スケッチ

はんなり京都                                    08    


京都新町通 百足屋町         水彩     2013年      280x380mm
カルチャーハウス香里ヶ丘の安田泰幸スケッチ講座土曜日クラスの10月の講座は、京都新町通の百足屋町のあたりの町家を描いた。このあたりは祇園祭の南観音山が建つ、繊維や呉服の町。受講のみなさんへのアドバイスの合い間に、おばんざい会席のくろちく百足屋本店の家並みを描く。講評会は、スタッフが予約してくれた韓国風カフェ「素夢子古茶家」で、お茶をいただきながら行なったが、店内が暗くて、絵を見るのにちょっと難渋した。  2014/01/22記    

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はんなり京都

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首途八幡宮 京都智恵光院通           2014年   ポストカード水彩スケッチ    120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」5月号表紙、「スケッチ紀行ー歴史を歩く」は京都西陣のスケッチ。
一日に千両に値する生糸・織物を商ったということで「千両ヶ辻」と呼ばれた大宮通今出川にほどちかいところに首途八幡宮がある。かどではちまんぐうと読む。源義経が奥州に赴く際、ここで道中の安全を祈願したといわれ、旅に出る人や旅行関係の仕事をしている人の信仰を集めている。二つの石段の先、こんな町なかにと思われる、小さな山ような小高いところに社殿がある。  2014/11/13記

■関西経済連合会発行「経済人」2014年5月号表紙に掲載           


本隆寺塀 京都西陣           2004年   ポストカード水彩スケッチ    120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」5月号表紙、「スケッチ紀行ー歴史を歩く」は京都西陣のスケッチ。
本隆寺は室町時代に日真上人が開いた法華宗の寺。雨宝院とは狭い路地をはさんで背中合わせ。瓦を塗り込めた、造形的にも美しい築地塀は、大徳寺などほかにもあるが、モダンな感覚についつい見惚れてしまう。この寺の塀は特に本隆寺塀と呼ばれている。  2014/11/12記
■関西経済連合会発行「経済人」2014年5月号表紙に掲載       

西陣聖天宮 雨宝院 観音堂           2004年   ポストカード水彩スケッチ    120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」5月号表紙、「スケッチ紀行ー歴史を歩く」は京都西陣のスケッチ。
雨宝院は高野山真言宗の寺。本堂に歓喜天像を安置し、西陣の聖天さんと親しまれている。狭い境内いっぱいに八重の観音桜が咲き誇り、夕刻、花影からお堂の灯火がぼんやり見え隠れするようすは、なんとも艶めかしい。  2014/11/11記
■関西経済連合会発行「経済人」2014年5月号表紙に掲載

  


杼と糸 京都西陣織成館           2003年   ポストカード水彩スケッチ    120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」5月号表紙、「スケッチ紀行ー歴史を歩く」は京都西陣のスケッチ。
横糸を通す杼はおもしろいかたちをしている。遣いこまれた杼は、糸の上を何万回とすべり、摩耗して、艶々して美しい。  2014/11/10記
■関西経済連合会発行「経済人」2014年5月号表紙に掲載
            

旧西陣織物館 京都市考古資料館           2014年   水彩    120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」5月号表紙、「スケッチ紀行ー歴史を歩く」は京都西陣のスケッチ。
今出川通りに面してたつ京都市考古資料館は、もと大正時代に西陣織の振興のために建てられた西陣織物館。大正から昭和にかけ、京都を中心に活躍した本野精吾の設計で、近代建築史では日本のモダニズム建築の先駆として知られている。シンプルなシルエットながらも、壁面や玄関に装飾が見られ、以前から前を通るたび、いつか描かなくてはと、気になっていた建物。 2014/11/09記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2014年5月号表紙に掲載
      

京都大学医学部旧解剖学教室講堂           2014年   水彩    280x380mm
カカルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ講座の3月は、京都大学医学部の旧解剖学教室講堂。京大の構内に現存する最古の木造建物だそうだ。つい先ごろまでペンキが?げかかった古色のたたずまいであったが、復元・耐震工事が行なわれ、きれいになってしまった。医学部の歴史資料館を兼ねた医学部記念講堂になったそうだ。たいへんけっこうなことだが、絵のモチーフとしては古びていたほうが…、などと、勝手なことを考えてしまう。午後2時の集合時間と同時に雨が降ってきた。向かいの校舎の渡り廊下の下から描けることができたので、春の雨にぬれる建物の風情を描いてもらうことができた。  2014/11/06記
京都寺町通の老舗                  2014年    水彩       190x407mm   
3月の朝日カルチャー安田泰幸絵はがきスケッチ講座は京都の寺町通り。
骨董屋や画廊、古書店が並ぶこのあたり。おもしろそうな店構えをつまみ食いするように、並べて描いた。五色豆の船はしや、墨と筆の古梅園京都支店、末広寿司など、町並から飛び飛びにピックアップして画面に構成しているので、実際にこの絵のような町並みが存在しているわけではない。 講評会は「進々堂」で。  2014/09/01記

京野菜         2014年    水彩     120x165mm               
関西経済連合会発行の「経済人」2014年3月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は亀岡のスケッチ。
京都に近いこともあって、亀岡は彩りゆたかな京の伝統野菜の一大産地になっている。新鮮な京野菜を使った漬物も人気で、京漬物の名店が店や製造所をおいている。  2014/04/16記    

■関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2014年3月号表紙に掲載
本願寺伝道院      水彩ミニアチュール   2012年   120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。本願寺伝道院は明治時代末期に、真宗信徒生命保険会社の社屋として、伊東忠太の設計で建てられた。西本願寺門前の仏具店や町家の町並みの中で異彩を放っている。長い間、保存修復工事のために覆いがかかっていた。  2014/02/23記

関西経済連合会発行広報誌「経済人」の表紙に掲載      
西本願寺御影堂      水彩ミニアチュール   2013年   120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山。17世紀に再建された御影堂には親鸞聖人像が安置されている。南北62m、東西48m、高さ29m。その大きさに圧倒される。堂の前の大銀杏は樹齢400年、幹の周りが6mもある。本願寺の火災のとき、この木から水が噴き出て火を鎮めたという伝説があり、「水吹き銀杏」とも呼ばれている。 2014/02/21記  
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載

西本願寺唐門      水彩ミニアチュール   2012年   120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。西本願寺にお参りする人たちは御影堂門、阿弥陀堂門というそれぞれのお堂の前の大きな門をくぐるが、この門は、国宝の白書院・黒書院など対面所である書院の正門。したがってふだんは閉じている。金の錺や極彩色の彫刻で装飾され、一日じゅう見ていても飽きないことから、「ひぐらし(日暮らし)門」とも呼ばれている。国宝。装飾は外側にも内側にもほどこされている。桃山文化の華やかな美しさを絵にするのは難しい。  2014/02/15記
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載


楽焼の午         水彩ミニアチュール   2013年   100x150mm
謹んで新年のお慶びを申し上げます。ことしは甲午のとし。優しく、強く、しなやかに・・・ありたいものです。
本年もよろしくお願いいたします。  2014/01/02記
聖母女学院 京都伏見深草                   2013年  水彩  280x380mm 
カルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ講座月曜クラスの12月の講座は、京都伏見区深草の聖母女学院の校舎を描いた。
明治の末に、旧陸軍第16師団司令部本庁舎として建てられた煉瓦建築。だから、戦時中は空襲を怖れて建物全体を真っ黒に塗っていたと聞いたことがある。もともと聖母女学院は大正時代に、フランスから渡ってきた7人の修道女によって、大阪の玉造で開学した。昭和になって大阪寝屋川に移転し、戦後、この建物の払い下げをうけて、現在はここを本部としている。寝屋川の香里園に建てられたアントニン・レーモンドの校舎は文化財に登録された優しい印象の名建築だが、こちらは見るからにいかめしい。玄関前のマリア像がその印象を和ませてくれる。小学1、2年生だろうか、下校の児童がクラスごとに並んでやってきて、マリア像に、 「マリアさま、さようなら」と、大きな声であいさつして帰るのが、なんとも微笑ましい。
 2014/07/02記