安田泰幸アート&スケッチ
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美山 民宿「まるや」の昼食 水彩スケッチ 2012年
街旅絵日記講座の6月は美山の茅葺の里へ1泊スケッチ旅行。
1日目の昼食は民宿で。一行17名。メニューにはないが、地鶏のすきやきの昼ごはんを用意してもらった。
茅葺の里 美山知井 水彩スケッチ 2012年 255x320 o
街旅絵日記講座では、たまにスケッチ旅行をすることにしている。今年は6月に美山の茅葺の里へ1泊旅行。梅雨の真っただ中の日に企画したものだから、参加の皆さんから天気を心配する声が多かったが、2日間とも快晴。土地の人も、この時期美山でこんな天気はめずらしいと言っておられた。参加は15名。当日は午前9時半すぎ京都発の山陰線で園部へ。車内ではにぎやかにスケッチ談義。園部からはバス。11時すぎに美山の宿泊先河鹿荘に到着。荷物を預けて、地鶏のすき焼きの昼食をいただいた。食後、いよいよ茅葺の集落へスケッチに向かう。観光客も多かったが、まずは全員で、集落の正面から、赤い郵便ポストのある道と茅葺の家並みをスケッチする。天気がよすぎて、女性陣は日焼け対策がたいへん。 2012/10/28記
京阪びわこ号 寝屋川車両基地で 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ 120x165 o
寝屋川市の「びわこ号復活プロジェクト」のイベントの一つとして、先月行われたスケッチ会で描いたもの。午前10時に寝屋川の車両基地に到着。基地は民家が密集している住宅地にあり、周辺の道は狭く、入り組んでいて、基地の入口をさがしてだいぶウロウロした。まず、車内をスケッチ。11時からからはスケッチ会に参加される方も集まり、一緒に外観を描いた。午後2時まで。電車好きとしてはもう少し他の車両も描いてみたかった。 2012/10/18記
京阪びわこ号 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ 165x240o
9月23日(日)寝屋川市の京阪びわこ号復活プロジェクトの一環として、京阪電鉄寝屋川車両基地で「びわこ号スケッチ大会」が開催され、講師の一人として、参加した。当日朝、雨が降っていたが、イベントが始まる午前11時には、晴れ間ものぞき、まずまずのお天気。びわこ号は1930年代に全国でいち早く流線形を採り入れた電車で、大阪天満橋-大津間を走った特急電車。京都三条-大津間のカーブの多い区間を走るため、短い車体を2つつなぎ、3つの台車を持つ。また、高いホームでも、路面でも乗り降りできるよう、高低2首の扉を装備するなど、画期的な電車として、鉄道史に名を残す。スケッチ会には、カルチャーハウス香里ヶ丘の担当させていただいている2つの講座から、おおぜい駆けつけてくださった。 2012/10/01記
ヴォーリズ記念病院ツッカ―ハウス 近江八幡 水彩スケッチ 1996年 ポストカードサイズ 120x165o
近畿地区信用金庫協会発行の季刊誌「いこい」の表紙は、近江八幡のヴォーリズ記念病院のツッカ―ハウス。1918年にW.M.ヴォーリズ自身が創立した近江療養院の本館として、米国人ツッカ―女史の寄付をもとに建てられた。主に結核患者の療養施設として使用され、戦後近江サナトリウムと名を変え、1970年代末にヴォーリズ記念病院になった。15年前にも描いたが、そのときはこの建物も現役だったようだが、昨年訪ねたときは新しい建物に囲まれてひっそりとたたずんでいた。老朽化が激しく、危険なので近づかないようにという注意書きがあった。なんでも、将来復元が可能な状態を条件に、解体されることが決まっているのだそうだ。小雨の中、敷地内でスケッチしてよいかどうか病院の方にたずねたら。雨に濡れないようにと大きなビニール袋のようなものを持って来てくださった。善意の精神がいきているようでちょっと気持ちよかった。 2012/10/12記
■近畿地区信用金庫協会発行季刊誌「いこい」表紙に掲載
長浜 大通寺の門前町 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ 120mmX165
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年9月号の表紙、”スケッチ紀行・歴史を歩く”は、長浜のスケッチを掲載。4枚目は長浜御坊と呼ばれる大通寺。東本願寺の別院で、北近江を代表する大寺。寺に住みついていた「お花きつね」の伝説も残っている。参道には土産物店や食堂が軒を並べ、観光客で賑う・。 2012/10/1記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」9月号表紙に掲載、
長浜 北國街道 朝日町の舟板塀の家 水彩スケッチ 2006年 ポストカードサイズ 1655x240mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年9月号の表紙、”スケッチ紀行・歴史を歩く”は、長浜のスケッチを掲載。3枚目は長浜市内朝日町に残る、舟に使われていた板を板壁に利用した家。琵琶湖の舟運に使われたのであろう舟の板は、水に強い、それを利用して防水壁をつくった知恵。長さが不揃いで、そこかしこにほぞ穴や組みたてのための切り込みが見られ板をモザイクのように張ってある。アブストラクトのアート作品のような面白さ。 2012/9/30記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」7月号表紙に掲載、
旧国鉄長浜駅舎 水彩スケッチ 2006年 ポストカードサイズ 1655x240mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年9月号の表紙、”スケッチ紀行・歴史を歩く”は、長浜のスケッチを掲載。2枚目は旧長浜駅舎。ことし5月の街旅絵日記講座でも描いたが、このスケッチは、もっと前に描いたもの。 2012/9/28記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」7月号表紙に掲載、、■全国建設研修センター発行「国づくりと研修」No.115-2007年冬号裏表紙に掲載
長浜 北國街道 旧黒壁銀行 水彩スケッチ 2001年 ポストカードサイズ 1655x240mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人}2012年9月号の表紙、”スケッチ紀行・歴史を歩く”は、長浜のスケッチを掲載。5月に街旅絵日記講座で描いたものも入れて6枚のスケッチで組んだ。そのうちの1枚が、黒壁スクエアと呼ばれる一画の中心的な建物である旧黒壁銀行。明治時代に建てられた第百三十銀行長浜支店で、国の登録有形文化財であるが、そもそも1980年年代にこの建物が取り壊しの危機に陥ったとき、古い建物を保存・再生し、町の活性化に利用しようと、市と民間企業が出資してできた、黒壁の1号館である。この絵を描いたのは10年前。当時はまだ落ち着いていた。現在は黒壁30号館までできているとかで、この町を訪れる観光客も増え続け、年間三百万人に達するとか。まちおこしの成功例として有名らしい。
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」7月号表紙に掲載
長浜 米川にかかる針屋橋から 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ 120X160 mm
「安田泰幸-街旅絵日記講座」の3月は湖北の長浜へのスケッチ小旅行。荒天で二回延期して5月に実施。北國街道をみんなで描いたあとは、自由時間にして、メンバーの皆さんに思い思いのポイントを描いてもらうことにした。何人かの方と、大通寺門前の表参道を描いた。この参道は「お花通り」とも呼ばれる。昔、大通寺にお花という狐が住んでいて、お寺と町の人を守っていたという。お花にまつわる民話が残っていて、スケッチしていた小さな橋で、お花きつねのものがたりが、テープで流されていた。 2012/9/8記
長浜 旧開智学校 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ 120X165 mm
「安田泰幸-街旅絵日記講座」の3月は湖北の長浜へのスケッチ小旅行。ただし荒天で二回延期して、実施したのは5月。北國街道沿いに擬洋風の建物が残っている。1871年(明治4年)滋賀県下で初めてできた滋賀県第一小学校が1874年に開智学校となり、この校舎ができた。建築の費用はすべて地元の人たちによる寄付で賄われたという。木造3階建て。白い壁にエメラルドグリーンの上げ下げ窓とグレー隅石が印象的な建物で、国の有形文化財に登録されている。みなさんが北國街道をスケッチされている間に、描いてきた。
2012/9/4記
長浜 北國街道 黒壁スクエア 水彩スケッチ 2006年 165X240 mm
「安田泰幸-街旅絵日記講座」の3月は湖北の長浜へのスケッチ小旅行。ただし荒天で二回延期して、実施したのは5月。昼食のあと、観光客でにぎやかな黒壁スクエアと呼ばれている一画を歩き、北國街道で2枚目のスケッチをすることになった。大手門通りと北國街道が交差する辻は江戸時代高札が掲げられた「札場ノ辻」。旧国立百三十銀行、通称黒壁銀行の建物がある。1980年代、この建物の保存のためにできたのが黒壁一號館。いまやこのあたりに三〇號館まである。メンバーの方々がスケッチしている間、アドバイスと次のスケッチ場所のロケハン。上のスケッチは6年前に描いた、旧黒壁銀行と北國街道。 2012/9/3記
■財団法人全国建設研修センター刊「国づくりと研修」2007年冬号表紙に掲載
バガボンドのお弁当と黒壁ソフト 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ120X155 mm
「安田泰幸-街旅絵日記講座」の3月は湖北の長浜へのスケッチ小旅行。ただし荒天で二回延期して、実施したのは5月。午前中、旧長浜駅舎を描いて、駅そばの食堂「バガボンド」で昼食。2回も延期になりそのたびに予約をやり直し、結局人数も減ったのに、親切に電話で応対してくれた若いご主人が用意してくれたのがこの弁当。安い予算を言って、適当にお弁当作ってくれませんかとお願しておいたのだが、当日店に伺うと、別の部屋に人数分ちゃんとした席を用意していただき、瀟洒な木の箱には、手の込んだおいしそうな料理が少しずつ盛ってあり、横にじゃがいもとキャベツの暖かいポタージュまで添えてもらった。箱のふたを開けるなり、メンバーたちから喚声があがり、食材の名前を聞いたり、スケッチしたり。商売にはならないだろうに、店を切り盛りする夫妻の心づくしに感謝。
2012/9/2記
旧長浜駅舎 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ120X180 mm
「安田泰幸-街旅絵日記講座」の3月は湖北の長浜へのスケッチ小旅行を計画した。ところが実施予定の日は前日の天気予報で50%以上の確率で雨。風も強いというので、講座始まって以来初めて延期にした。さて1ヶ月後の4月のその日は、前日から京阪神でも風が強く、当日は終日雨の予報で、やむなく再度延期。1ヶ月後の5月、やっと実施できた。神戸・大阪・京都から同じ列車に乗り合わせて、午前10時半に長浜駅に到着。空は青空も見えるが、急に雲が出てきたり、強い風が吹いたりと、不安定。とにかく一つ目のスケッチを鉄道記念物として知られている旧長浜駅舎で描いた。 2012/8/31記
浄国寺 海南黒江 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ120X165 mm
関西経済連合会発行「経済人」6月号の表紙、「スケッチ紀行・歴史を歩く‐184回」は、和歌山県海南市の黒江の町を歩いた。夕暮れがせまる頃、最後に行ったのが町の少し高台にある浄国寺。「黒江の御坊さん」と呼ばれ、一時期、紀州の浄土真宗の拠点になったという由緒ある寺である。山門を描いた後、ひと気のない境内を抜けて奥へ進むと、斜面に階段状の広い墓地があり、そのあいだから、黒江の町の甍の重なりを望むことができた。一日の仕事が終わり、ほっとしたような家々のかすかなざわめきの音が郷愁をさそう。 2012/o8/30記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年6月号表紙に掲載
名手酒造の酒蔵 海南黒江 水彩スケッチ 2012年 ポストカードサイズ120X165 mm
関西経済連合会発行「経済人」6月号の表紙、「スケッチ紀行・歴史を歩く‐184回」は、和歌山県海南市の黒江の町を歩いた。黒江は漆器の産地として知られているが、このあたりに湧く紀州の名水を利用した酒造りも盛ん。表通りに面した名手酒造の温故伝承館には酒造りの道具が保存展示されている。通りをへだてて反対側に名手家の豪壮な住宅と蔵が並んでいる。灘では見られなくなってしまった板壁の酒蔵の静かな家並みに懐かしさを感じた。
2012/8/29記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年6月号表紙に掲載