旧水口図書館 
滋賀県水口町
    

2017年 
水彩 
165x120o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙は、滋賀県の水口のスケッチで構成した。
この町には水口教会ともう一つヴォーリズが設計した建物がある。1928年に建てられた旧水口図書館。小さな建物だが、玄関の円柱、小さなバルコニー、塔屋のランタンが可愛らしい。国の登録文化財になっていて、保存の会「稚木の会」が「ヴォーリズ火曜喫茶室」を月1回(かな?)開き、無料で紅茶やコーヒー、信楽の朝宮茶などを提供している。まったりと図書館でお茶やお菓子の接待を受けたあと、室内に置いてある募金箱にそっと保存のための協力金を入れて帰る。以前からこの火曜日にぜひ行ってみたいと思っていたが、残念ながら締め切りの関係で、今回のスケッチ取材は休館日になった。
2017/10/31記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙に掲載

日本キリスト教団
水口教会礼拝堂 
滋賀県水口町
  

2017年 
水彩 
120x165o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙は、滋賀県の水口のスケッチで構成した。
ヴォーリズが創立したキリスト教の伝道団体近江ミッションにより、1930年に建てられた水口教会。こじんまりとして、シンプルな表情の礼拝堂は登録有形文化財になっている。幼稚園を経営していて、スケッチしていると職員の女性が中へ招き入れてくれた。内部も装飾の少ない清潔で落ち着いた礼拝空間。その礼拝堂に壁一枚で隣接する畳敷きの広い和室が珍しい。
2017/10/29記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙に掲載
旧東海道水口宿
東見附付近の家並み
滋賀県水口町
 

2017年 
水彩 
F4
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙は、滋賀県の水口のスケッチで構成した。東海道五十三次の江戸日本橋から50番目の宿場。西に水口城、東に3筋に分かれた街道の町並みが続く。高札場があった付近の家並みは往時の面影を残す。夕暮れが近づき人影が絶えた旧街道を描く。
2917/10/28記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙に掲載

パイル織物資料館
和歌山県橋本市
高野口町 
   



2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町は日本屈指のパイル織物の産地として知られている。シール織物とも呼ばれるパイル織は、織物や編物の基布に毛糸やパイル糸が織り込まれている特殊な布地のことだそうだ。シール織物の、シールとはアザラシのことで、アザラシの毛皮のような風合いの布地がシール織物、すなわちパイル織なのだそうで、 Koyaguchi Pileは独 特の光沢や肌ざわり、そして弾力性、保温に富む織物として物として、世界的なブランドになっている。
2017/03/05記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載

高野口駅 
和歌山橋本 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町は2006年まで一つの町であったが、現在は橋本市に含まれている。その名のとおり、平安時代から高野山の参詣客でにぎわった町。現在の南海高野線が橋本まで延伸するまでは、高野山参詣と大和街道の宿場町として栄えた。JR和歌山線の高野口駅は古い木造駅舎。通勤・通学の時間以外は閑散として、のんびりしたいい雰囲気が漂っている。
2017/02/24記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行


水口城跡 
滋賀県水口町
    

2017年 
水彩 
120x165o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙は、滋賀県の水口のスケッチで構成した。
徳川家光が京都へ上洛する際の宿館として築かれたという。のちに水口藩藩主の居城となった。今は櫓が修景され水口城資料館になっている。城跡の中に水口高校のグラウンドがあり、スケッチしていると、クラブ活動に向かう生徒たちが元気にあいさつして通り過ぎる。
2017/10/30記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙に掲載


パイル織物資料館
和歌山県橋本市
高野口町 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町は日本屈指のパイル織物の産地として知られ, Koyaguchi Pileは世界的なブランドになっている。パイル織物資料館では地元の婦人たちがそれぞれ織機の前にすわりパイル織の講習を受けておられた。館の片隅に製品の販売コーナーがあった。孫へのプレゼントにくまのぬいぐるみを買った。
2017/03/06記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載
葛城館 
和歌山県橋本市
高野口町 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町はその名のとおり、平安時代から高野山の参詣客でにぎわった町。高野山参詣と大和街道の宿場町として栄えた。JRの高野口駅の駅のまん前に旅館「葛城館」がある。かつて高野詣の拠点であったことをしのばせる、木造3階建て総ガラス戸の大きくて立派な宿屋である。昔にもどって、大勢の人と泊ってみたいような。建物はガラスがキラキラ光ってきれいだ。しかしもう営業はしていない。
2017/02/26記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載


葛城館 
橋本市高野口町 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町はその名のとおり、平安時代から高野山の参詣客でにぎわった町。高野山参詣と大和街道の宿場町として栄えた。JRの高野口駅の近く、大和街道沿いにたつ前田邸は豪壮な商家の構えを残す。江戸時代から薬種商を営み、庄屋をつとめたという。宇陀、吉野の薬の産地に近く、参詣客も薬を求めて帰ったのだろうか。
2017/02/25記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載



旧彦根高等商業学校外国人教員住宅 
彦根
    



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根城の堀端に、大正時代、旧制彦根高等商業学校の外国人教師のために建てられた宿舎がたっている。W.M.ヴォーリズ設計のいま見ても斬新なデザインだ。15年ほど前に来たときには2棟残っていたが、今は1棟を残すのみ。
2017/01/20記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載


陵水会館 
彦根
 



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根城そばの滋賀大構内にある陵水会館。旧制彦根高商及び滋賀大経済学部の同窓会館。1938年、W.M.ヴォーリズの設計で建てられた、正面のバルコニーが印象的な名建築。登録有形文化財。現在も教職員の福利厚生施設などに使われている。
2017/01/18記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載


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旧八幡郵便局
近江八幡
 



2011年  
水彩  
240x3305o

京阪神エルマガジン社から「関西スケッチさんぽ」というムック本発行された。京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀の名所を訪ねるスケッチのガイドブック。何人かの水彩画家やイラストレーターの作品とガイドが収録されている。その内、京都2点、大阪3点、兵庫4点、奈良1点、滋賀1点の計11点の作品が掲載された。
滋賀のスケッチは、近江八幡の昔の郵便局舎。ヴォーリズ設計の建築だが、昔からの町並みに合った和調のたたずまいの風景。ヴォーリズの多様なイマジネーションと表現力がしのばれる。
2017/04/28記
■京阪神エルマガジン社刊「関西スケッチさんぽ」に所収

美山 茅葺きの里



水彩  
240x3305o

京阪神エルマガジン社から「関西スケッチさんぽ」というムック本発行された。京都・大阪・兵庫・奈良・滋賀の名所を訪ねるスケッチのガイドブック。何人かの水彩画家やイラストレーターの作品とガイドが収録されている。その内、京都2点、大阪3点、兵庫4点、奈良1点、滋賀1点の計11点の作品が掲載された。
美山は、由良川の対岸から集落を見渡した風景。それぞれのスケッチには、スケッチのためのアドバイスも添えた。
2017/04/25記
■京阪神エルマガジン社刊「関西スケッチさんぽ」に所収


ヴォーリズ記念病院
ツッカ―ハウス 
近江八幡 
 



水彩  
120x165o

パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の10月は、“悩みの中にも人生のあじわい”という言葉。悩みがあるからこそ、深く考えることもでき、それを乗り越える喜びを味わうこともできる。悩みを不幸とせず、人生の味わいとしてかみしめたい。・・・と。
日本に帰化した後も、戦時中に辛い時期を過ごしたヴォーリズ。にもかかわらず、戦後は日本とアメリカの仲介をつとめ、建築や教育、薬品事業以外にも大きな功績を残した。彼が設計した近江八幡のツッカ―ハウス、ヴォーリズ記念病院のスケッチを合わせた。
2017/04/21記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」10月に掲載
■Panasonic2016年海外向卓上カレンダー10月に掲載

高野口小学校 
和歌山県橋本市 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。
明治の初め村学としてつくられた。築後80年が経つ木造校舎は櫛型に教室が配置されているが、地上からのスケッチではそれは描けない。現存する木造校舎では日本最大とされる。登録有形文化財。スケッチのため訪れたのは平日の夕方。下校時間間際。教頭先生が応対していただき、閉じる寸前の正面玄関も描けた。
2017/03/07記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載




近江鉄道の
電気機関車ED144 
彦根
    



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根駅はJRのほか近江鉄道も乗り入れている。明治時代に設立された滋賀県下最古の私鉄である。設立以来一度も社名を変えていない私鉄は全国でもめずらしい。かつて地元では近鉄と呼ばれていたそうだ。近江鉄道の駅構内にたくさんの古い機関車や電車が一見無造作に並べてある。保存しているようで、近江鉄道ミュージアムの名もある。近頃、伝統や歴史をつくってきたものが、簡単に捨てられたり、壊されたりする風潮があるなか、残そうという姿勢がうれしい。
2017/01/23記

■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載