安田泰幸アート&スケッチ

神戸街ものがたり                               01 

ハイグレードクルーザー
スピリッツ・オブ・
オセアヌス


7月19日は海の日でした。工房のベランダから見える神戸港には、16日に「飛鳥U」が、20日に「ぱしふぃっくびいなす」がそれぞれ105日間の世界一周クルーズから帰港し、中突堤に停泊していました。スケッチは数年前、神戸港第4突堤に寄港したバハマ船籍で、アメリカ、クルーズ・ウェスト社の小型ハイグレードクルーズ船「スピリット・オブ・オセアヌス」です。全長は90m、4,200tと小ぶりですが、船尾に大きなプレジャーボートを積み、外から見たデッキや設備も快適そうです。キャビンもゆったりしていて、クルーもスマート。サービスが行き届いている印象で、こんな船ならきっとラグジュアリーなクルーズが楽しめるでしょう。が、高嶺の花ですね。
2010/07/22記

客船コスタ・クラシカ
神戸港第4突堤


きょう2010年4月19日、神戸港第4突堤、ポートターミナルにイタリアのコスタ・クルーズ社のラグジュアリー・クルーザー、「コスタ・クラシカ」が、入港停泊しています。52,926t、全長220m、母港はジェノヴァ。上海発着14泊クルーズで神戸に寄港しました。3,4月は春の観光シーズンで、神戸港にもたくさんのクルーズ客船が姿を見せます。4月に入ってからだけでも、「ノーティカ」、「アムステルダム」、「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」など、3万トンから7万トンクラスの大型の客船をはじめ、日本の「飛鳥U」、「ぱしふぃっく・びいなす」が100日余りの世界一周クルーズに向け神戸を出港し、「にっぽん丸」や「ふじ丸」も頻繁に入出港しています。このスケッチは2009年の秋に神戸港に寄港した時に描いたものです。
■京阪神エルマガジン社刊「関西スケッチさんぽ」に掲載

ポストカード水彩スケッチ  「 神戸 海岸通 モン・プリュのケーキ 」 2010年  120 x 165 mm

移情閣
孫中山記念館
神戸 舞子


このごろ、神戸をあちこち描いています。舞子の呉錦堂が建てた洋館は、明石海峡大橋のたもと、芝生が気持ちいい、整備された公園の一角に保存されています。 呉錦堂は明治の中頃神戸に来て、行商から身を起こし、マッチの製造と貿易で成功し、関西財界に名を馳せた華僑です。1915年舞子にあった彼の「松海別荘」に八角形の楼閣を建てました。中国革命の父といわれる孫文が来日した時、この移情閣に招き歓迎しました。 彼の死後荒廃していた建物を、日中国交正常化10周年を機に、孫文の記念館にする機運が高まり、1984年「孫忠山(孫文)記念館」として開館しました。日本最古のコンクリートブロック造りの建築で、国の重要文化財に指定されています。                         
                                           

ポストカード水彩スケッチ 「スピリット・オブ・オセアヌス」 2006年 (12x165mm)

神戸海岸通り
海岸ビルヂング


神戸市内中心部を走る国道2号線は旧居留地の南側の神戸港に沿って、東西にのびています。この道は海岸通りと呼ばれ、神戸港開港当時から、外国航路の船が着き、当時最先端の西洋風ホテルが建ち、居留地の外国人がそぞろ歩いた道です。現在もレトロモダンな建築が残っていて、神戸のファッショナブルな街の一つです。海岸ビルも1911年に兼松江商の前身、兼松商店の本店として、河合浩蔵の設計で建てられた名建築で、国の登録文化財になっています。このビルには、ファッションの店や、舶来雑貨、アートグッズ、ギャラリー、カフェなど、個性的で感度の高い店や事務所が入っています。入口を入ると正面に石の階段があって、階段の周りに木の廊下があり、部屋が並んでいます。ちょっと懐かしくて、不思議な空間です。
海岸ビルヂングではこのスケッチを使ってすてきなレターヘッドの便箋、封筒をつくっておられます。

神戸 相楽園
旧小寺邸厩舎


神戸の相楽園は、兵庫県庁のすぐ北にあり、元神戸市長小寺謙吉の先代小寺泰治郎邸の庭園だったところで、現在は神戸市が所有し、一般に公開されています。初夏のつつじや秋の菊、もみじが美しい庭園です。園内には北野町から移築された旧ハッサム住宅、播州に残されていた船屋形、そして小寺邸のなかで唯一戦災を免れた厩舎と、3つの国の重要文化財が残されています。厩舎は木骨煉瓦造りで、設計はドイツに留学し、神戸に名建築をたくさん残している河合浩蔵で、建物のあちこちにドイツの田舎風の意匠がほどこされています。5月の朝日カルチャー・JTB交流文化塾の教室で、受講されている方と一緒に描いたものです。2010/5/15記

JR神戸駅

明治時代の初め、1874年のきょう5月11日、大阪―神戸間約33kmの鉄道が、日本で2番目に開業しました。この日大阪駅などとともに神戸駅も開業してます。当時は煉瓦造りだったそうです。ちなみに日本で最初に鉄道が開業したのは1872年新橋―横浜間約22kmでした。1889年には、新橋―神戸間東海道本線の原型が全通し、神戸駅も2代目に建てかえられました。そして1930年に3代目となる現在の駅舎が完成しました。当時最新の設備を備え、貴賓室などもあったそうです。現在、国の登録文化財に指定されています。
(2010年5月11日記)


「経済人」2006年3月号表紙掲載

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神戸市文学館 旧関西学院ブランチメモリアルチャペル          ポストカード水彩スケッチ 2011年 120x165mm
神戸の王子公園のあたりには、学生の頃からよく来たものです。兵庫県立美術館があって、大きな展覧会が時折開かれていたからです。神戸に住むようになってからは、子どもをつれて王子動物園に来てました。この動物園横の、関学発祥の地に煉瓦造りの礼拝堂が残っています。現在関学のキャンパスは西宮の上ヶ原、阪急宝塚線甲東園駅から丘を登ったところにありますが、創立の頃は灘区にあったんですね。イギリス人建築家ウィグノールの設計で、100年前の1904年に竣工しました。国の登録有形文化財になっています。今月6月の末から7月12日まで、新刊「神戸街角ものがたり」の原画を、原画を描いた場所を描写している有名な文学作品と一緒に展示していただくことになりました。ちょっとおこがましいですが…。7月2日土曜日には神戸の街とスケッチについてお話もさせていただきます。  2011/6/9記
ミツバツツジ 神戸市北区淡河       ポストカード水彩スケッチ 2011年 120x165mm
仕事場のある神戸ポートアイランドから、車で40分ほど、六甲の山を越えると、近年急激に人口が増え、開発の進む住宅地が目につきますが、茅葺の家がある里もあちこちに残っています。季節の移り変わりのようすを楽しむために、ときどき六甲の山やこのあたりの田園にきます。道路のかたわらにミツバツツジのあざやかなピンク色の花が咲いていました。2011/5/2記

神戸
ハーバーランドから
メリケン波止場


神戸開港後間もなくのころ、外国人居留地の西の端を流れていた鯉川河口に米国領事館があり、このそばに神戸港初期の波止場がつくられ、メリケン波止場と呼ばれました。船が着く岸壁の代名詞にもなり、横浜の大桟橋もメリケン波止場と呼ばれたようです。
現在は埋め立てられメリケンパークになっており、ポートタワーやホテル、海洋博物館などがあります。

水彩画スケッチ紀行
神戸街ものがたり

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帆船日本丸と海王丸 神戸港第1突堤          水彩スケッチ 2011年 165x241mm
今日、4,5日前から神戸港第1突堤に停泊していた帆船が出港していくのが、仕事場のベランダから見えました。ここからだと、日本丸と海王丸のどちらかわかりませんが、港の中を帆をたたんで滑るように出て行きました。新しい訓練航海が始まるのでしょうか。第1突堤にはほかに航海訓練所の練習船2隻も停泊していましたが、今見てみると、そのうちの1隻は出て行ったようです。自然は厳しく海も穏やかなときばかりではありませんが、大きな夢を育んでほしいものです。上の絵は「神戸街角ものがたり」に収めた2隻の帆船が同時に停泊していたときのスケッチです。 2011/6/3記
■「神戸街角ものがたり」(神戸新聞総合出版センター刊)に所収   
神戸海岸通り 旧居留地        ポストカード水彩スケッチ 2010年 120x165mm
ゴールデンウィークの間、神戸の街は多くの人たちで賑わっています。ファッションのまち旧居留地も人気の場所。16年前の震災では多くのビルが崩壊し、市街戦の後のような廃墟の街でしたが、街並みも復興し、人々も戻ってきました。新刊の「神戸街角ものがたり」に所収の作品の中から旧居留地海岸通りを。左手前が郵船ビル、続いて奥へ海岸ビル、半円形のぺディメントのビルが商船三井ビル、その向こうが神港ビル、チャータードビルと、高層の新築ビルに囲まれ、ハイカラ神戸をつくってきたレトロなビルも健在です。2011/5/4記
■「スケッチ紀行-神戸街角ものがたり(神戸新聞総合出版センター刊)に所収
旧グッゲンハイム邸 神戸塩屋     ポストカード水彩スケッチ 2007年 120x165mm
今月発売された「神戸街角ものがたり」が、ベストセラーのランクを店頭に張り出しておられる神戸垂水区のある書店で7位に入っていたそうです。垂水区のみなさんありがとうございます。その「神戸街角ものがたり」に収録されているスケッチの中から1枚。塩屋にある20世紀初めに建てられた異人館です。神戸で活躍したドイツ人貿易商グッゲンハイムが建てた住宅で、設計は重要文化財旧ハッサム住宅を手掛けたA.N.ハンセルといわれています。長年社員寮として使われ、震災後は傷みも激しく、取り壊しが危惧されていましたが、地元に住むステンドグラス作家が購入され、丁寧に修復されました。2007年秋、クラブTAPの企画でここをお借りして、スケッチ講座と講演会をさせていただいたことがあります。2011/4/14記                                

                                                                  
神戸港に停泊するイタリアイタリア船籍のコスタクラシカ       ポストカード水彩スケッチ 2009年 118x165cm
新しい著書「神戸街角ものがたり」に掲載されているスケッチの中から、神戸港のスケッチです。ポートアイランドから第4突堤のポートターミナルに停泊するクルーズ客船を描いたものです。第1回の街・旅・絵日記講座で、みなさんといっしょに描きました。2011/4/1記
■「神戸街角ものがたり」所収
                                  

                                                                  
旧ハンター住宅 神戸王子公園              水彩スケッチ  2010年 164x238mm
日立造船のカレンダーに掲載していただいている旧ハンター住宅のスケッチです。日立造船の前身、大阪鉄工所を創業した、E.H.ハンターが神戸北野で住んだ邸宅です。現存する神戸の異人館の中では最大級のもので、幾何学模様の窓の意匠など完成度の高い異人館の傑作として重要文化財に指定されています。この建物があったところは、いま彼の名をとってハンター坂と呼ばれています。2011/3/28記
■日立造船2011年カレンダーに掲載
                                                                  
神戸海岸通り
モン・プリュのケーキ


神戸の洋菓子をスケッチしようと、妻と一緒にでかけました。どうせなら、今人気の洋菓子屋がいいと思い、乙仲通りの「Mont Plus モン・プリュ」へ。土曜日の夕方でしたが、お店は女性客でいっぱい。ふたりがそれぞれ好きなお菓子を選んで、テーブルに運んできてもらったのが、上の二つ。この店のオーナーシェフはフランスで修業をして来られたとかで、デザインも味も繊細で大人っぽい感じです。口の中でふわっととろけて、ほんのり甘く、おいしかった。 2010/12/26記                           

                              

                                           
ふじ丸
神戸港第4突堤


神戸港の外航客船用の突堤は二か所あります。一つは元町の旧居留地の南、メリケンパークの近くにある中突堤。そしてもう一つは三宮からフラワーロードを南下し、税関前を通っていく第4突堤、ポートターミナルです。この絵は第4突堤から出港する客船ふじ丸をスケッチしたものです。このときは兵庫県の洋上大学として、世界クルーズに向かうところでした。近頃では、岸壁を離れる船と見送る人たちとの紙テープのやり取りはほとんど見られなくなりましたが、このときは吹奏楽団の演奏とともに、盛大に五色のテープが飛び交い、船上とターミナルビルの間で大声で、別れのあいさつが交換されていました。大きな船の出港風景はいつ見ても胸にジーンときます。

パナソニック電工
2010年卓上カレンダー7月に掲載

ポストカード水彩スケッチ 「ふじ丸 神戸港第4突堤」 2006年 (106x165mm)

神戸港第1突堤に
停泊する
帆船「日本丸」


工房の部屋のベランダからは、神戸港の西側半分が見えます。数日前から第1突堤に帆船「日本丸」が停泊しています。夜はマストをつなぐイルミネーションがきれいです。
2010/6/21記                                                    

水彩スケッチ 「神戸港第1突堤に停泊する帆船「日本丸」」 2008年  120x165mm

水彩スケッチ 「神戸 海岸通り 海岸ビルヂング」 2008年 

水彩スケッチ 「神戸相楽園 旧小寺邸厩舎」 2010年 280x380mm 

ポストカード水彩スケッチ 「JR神戸駅」 2006年 123x167 mm  

ポストカード水彩スケッチ 「COSTA CLASSICA 神戸港 港島北公園から」 2009年 120x165 mm  

ポストカード水彩スケッチ 「神戸人形 お化けの面かぶり・太鼓叩き・浄瑠璃語り」 2003年

神戸人形

独特の風貌をした人形が、箱に仕込まれたからくりでユーモラスな動きをする神戸人形は、明治時代の中頃に作られるようなりました。お化け人形などとも呼ばれ、神戸に来る外国人観光客に人気を呼び、いまもヨーロッパやアメリカのコレクターのところに残っているそうです、

水彩スケッチ 「神戸ハーバーランドからメリケン波止場」 2005/9/20 157x226mm

ポストカード水彩スケッチ 「神戸舞子 移情閣 孫中山記念館」 2007年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「スピリット・オブ・オセアヌス」 2006年 (12x165mm)

YASUDA YASUYUKI

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