シチダンカ     



水彩  
120x165mm

関西経済連合会発行広報誌「経済人」5月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は神戸六甲のスケッチで構成した。六甲山系は全国有数のアジサイ自生地である。そういえば神戸市の花もアジサイだ。幕末、シーボルトの「日本植物誌」に採録された「シチダンカ」、その後は誰の目に触れることもなく幻の花と言われていたらしいが、130年後、六甲の斜面で自生しているのが発見されたという。六甲山特産種。
2017/01/31記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年5月号表紙に掲載

  



2015年 
水彩 
105x150mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」の昨年2015年10月号は阿波徳島の脇町で描いたスケッチで構成した。脇町は阿波特産の藍玉の取引で発展した。
収穫された藍の葉は、1日天日で乾燥させると緑から紺色に変わる。これを集めて水をかけ、攪拌しながら3カ月ほど発酵させると、?(すくも)と呼ばれるものができる。これを餅状につき固め、乾燥させたものが藍玉で、この地方から全国に出荷された。
2016/09/17記
■関西経済連発行広報誌「経済人」2015年10月号表紙に掲載。

朝取り 泉州水なす



2015年 
水彩 
100x147o
梅雨の晴れ間なのだろうが、急に暑くなってきた。
昨年2015年の夏、街旅絵日記講座で泉州岸和田へスケッチに出かけた。暑い日だった。プログラムも無事終了して、参加してくださった方たちと南海の蛸地蔵駅へ。駅前の八百屋の店先に盛ってあった水なす。形が良くなくて市場へ出せなかったのか、地元で採れたものだろう。黒々とした色と艶にひかれて一盛買った。
2016/07/05記
KPMベルリン カップ UCCコーヒー博物館
神戸
   


2015年 
水彩+アクリル 
330x240o
2015年の夏、UCCコーヒー博物館の子ども向け夏休み企画の「キッズ・カフェ」親子図画工作教室で、コーヒー博物館のコレクションカップの絵を描き、そのあとマイカップのデコレーションをするというワークショップのお手伝いした。。2日目は小学校高学年とその家族。できあがったマイデコレーションカップは力作ぞろい。できあがった作品は、夏休みの間、博物館で展示された。
2016/07/02記
瀬戸珈琲茶碗 
UCCコーヒー博物館



2015年 
水彩+アクリル 
330x240o
UCCコーヒー博物館の子ども向け夏休み企画の「キッズ・カフェ」
親子図画工作教室の講師を仰せつかった。夏休みに入ってすぐの土・日、小学生とその家族とコーヒー博物館でカップの絵を描き、カップのデコレーションをするというワークショップ。
2016/06/29記
ホテル
ニューオータニ大阪 プール
     

2015年 
水彩 
165x2405o
2015年の夏のシーズングリーティングは、ホテルの屋上にあるプールを描くことに。プールサイドから大阪城が見える。実際にホテルに出向きプールサイドからかんたんにスケッチ、普通に水彩で彩色してみたが、プールの底の模様と水の表情が上手く出ず、ボツ。水と太陽の光線がつくるパターンを観察し直して、デザイン的に描いてみた。実際にポストカードに仕上がったものをいただいたが、なんとか雰囲気がでたかな。
2016/0-6/27記
■ホテルニューオータニ大阪
2015夏グリーティングカードに掲載

有田みかん 
和歌山県有田市
  






水彩 
120x165o 

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2015年3月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は、和歌山県の有田市を歩いたスケッチで構成した。
400年の歴史をもつ日本有数のブランドみかん.
2016/01/10記

■関西経済連合会発行「経済人
 2015年3月号表紙に掲載


パイル織物資料館
和歌山県橋本市
高野口町 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町は日本屈指のパイル織物の産地として知られ, Koyaguchi Pileは世界的なブランドになっている。パイル織物資料館では地元の婦人たちがそれぞれ織機の前にすわりパイル織の講習を受けておられた。館の片隅に製品の販売コーナーがあった。孫へのプレゼントにくまのぬいぐるみを買った。
2017/03/06記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載
五條南阿田の流し雛 



2014年 
水彩 
120x165o 

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2015年2月号は奈良の五條市のスケッチ。
南阿田というところに、流し雛の風習が残っている。毎年4月に、地域の3歳から12歳のこの地域の少女たちが晴着を着て、健康と幸せを願い吉野川へ折り紙の雛人形を流す。最近はアマチュアカメラマンが押し寄せ、マナーが問題になっていると聞く。鳥取の用瀬や兵庫の龍野などにもこの行事は残っているが、ほかではあまり聞かない。意味を知って、心から願い、参加するお祭り。ハロウィンやバレンタインデーもいいが、昔から続けられてきた素朴な行事もたいせつにしておきたい。
2015/12/16記
■関西経済連合会広報誌「経済人」2015年2月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行


藤井厚二作
電熱器と茶釜 
大阪寝屋川 八木邸
 
2015年 
水彩 
120x165o 
大山崎にある聴竹居を設計した藤井厚二が大阪の実業家・八木家の求めに応じて、設計・意匠した家が寝屋川の香里園に残っている。1930年に設計された注文住宅と、同じく藤井によって意匠された家具が、改造・改築などの手を加えられることなく、85年たったいまも、当初のまま残っている。一般公開に向け準備中にそれらをスケッチさせてもらう機会があり、1月の末、2回目の訪問。この日はおもに室内の調度や家具をスケッチ。この電熱器と茶釜は茶と作陶を嗜んだ藤井らしい品のあるデザイン。茶釜は金属と陶器があり、入れ替えられる。愛嬌のある鼠の顔の把手がほほえましい。
2015/12/04記

安田泰幸アート&スケッチ

あれやこれや                                                  07       

坂越の船祭り 
赤伝馬 赤穂 
   
2015年 水彩 120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年8月号は赤穂の坂越を歩いたスケッチで構成した。坂越に大避神社という神社がある。おおさけと読む。大避とは聖徳太子に重用された秦河勝のこととか。秦氏は大陸から朝鮮半島を伝って渡来し帰化した人々で、現在の京都の右京区太秦や伏見区深草、大阪寝屋川市太秦などに土着した。養蚕、機織りの技術を持ち込み、土木治水や酒造りにも優れていた。「蚕の社」や映画村のある「太秦」、弥勒菩薩半跏思惟像のある「広隆寺」、酒の神「松尾大社」、それに「伏見稲荷大社」など秦氏と関係が深い地が多数ある。秦河勝は秦氏の族長的な存在で、聖徳太子から仏像をゆずりうけて広隆寺の前身蜂岡寺を建てたとされる。その秦河勝が没したのが坂越で、河勝を祀る大避神社の海を隔てた向かいの生島に墓がある。毎年10月には、生島への船渡御祭りが行なわれる。スケッチに出かけて、その土地土地の物語に出会うのが楽しみ。
2017/03/25記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年8月号表紙に掲載

鳩車  



2016年    
120x165mm

信州野澤温泉の郷土玩具として人気のあけび細工の鳩車。スキーの帰りにお土産で買ったのだと思う。鳩車そのものは、木や張り子、土で象った鳩の身体の両側に車をつけたもので、中国から伝わったものらしい。あけびの蔓で作られるるようになったのはほんの数十年前のことだとか。国内外ともに、キナ臭い話題が多く、先行き不安をおぼえる昨今、2017年は、のんきに、そして自由に絵を描くことが楽しめる平和な年にしたいもの。
2017年の年賀状に使った。
2017/01/03記
■2017年年賀状

桜守、橘守 
平安神宮 
京都岡崎
        



2015年  
水彩  
100x147mm

2016年も表紙を描かせていただいている関西経済連合会発行の広報誌「経済人」。35年目の2016年1月号は、「スケッチ紀行・歴史を歩く」シリーズ227回。京都の岡崎公園周辺のスケッチで構成した。平安神宮は1895年、平安遷都1100年を記念して開催された内国勧業博覧会に合わせて造られた。社殿は平安京にあった大内裏を模して5/8のスケールで復元されている。通常の神社の拝殿にあたるのが、大内裏の大極殿を模したもので、正面の左右に桜と橘の木がある。授与所では桜と橘のお守りが並んでいた。
2016/11/17記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年1月号表紙に掲載

町屋の雛めぐり 
奈良高取  
     



2015年  
水彩 
165x120mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2015年9月号の表紙「スケッチ紀行・歴史を歩く」は、奈良県高取町を歩いて描いたスケッチで構成した。
有名な雛めぐりは2007年にはじまり、毎年3月に町をあげて開催される。期間中は街道のどの家も戸を開け放ち、それぞれの家に受け継がれてきた雛人形が飾られ、華やかな春の訪れを告げる。
2016/08/24記
■関西経済連合会発行「経済人」 
 2015年9月号表紙に掲載


京都木屋町三条
フェリーチェの料理







2015年  
水彩  
120x165o   

2015年1月の「大人の遠足-街旅絵日記講座」は京都の四条河原町から木屋町、高瀬川沿いの町並みを歩いて描いた。講座終了後、新年会。お酒もいただいて、スケッチの話をはじめ、次から次へ愉しい話題はつきない。
2015/11/29記


01 02 03 04 05 06 07 08 09 



大阪城桃園の桃



2015年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」3月号は大阪城でのスケッチ。
大阪城梅林もいいが、三の丸のあたりにある桃園も見ごたえがある。この時季、200本を越す桃の木が花をつける。
2016/12/29記
■関西経済連合会発行「経済人」2016年3月号表紙に掲載


ふきのとう  



2015年  
水彩  
120x1650mm

パナソニックの新年2016年の卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」。1月の言葉はは「日に新たな自分でありたい」。厳しい冬を乗り越え、新しい芽を出し、春を告げる山里の若菜のように、日々変化発展していきたい。
2016/11/28記
■パナソニック2016卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」1月に掲載









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