和束 
鷲峰山金胎寺
多宝塔 
京都府 
       

2017年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年7月号の表紙は、宇治茶の里、和束町の歴史文化を訪ねたスケッチ。
町を見下ろす山の中にある金胎寺は7世紀末、役の小角の開基という。行場でもあった、人影のない山中の境内は張り詰めたような静寂が充ちていて、13世紀末に建てられた多宝塔は風雪に耐えた木地が厳格な精神をうかがわせる。多宝塔は国の重要文化財。2017/12/06記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年7月号表紙に掲載  
       
圓通寺 京都岩倉

2015年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年12月号の「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都岩倉のスケッチ。
元は後水尾天皇の山荘で、17世紀に寺に改められたという。比叡山を借景にした枯山水の庭園は国の名勝。寺内は撮影禁止だが、この眺めだけ、撮影が許されている。
2017/05/30記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年12月号表紙に掲

北山十八間戸
奈良
   



水彩  
2016年  
120x1652o
関西経済連合会発行「経済人」2016年11月号の表紙「スケッチ紀行・歴史を歩く」は奈良坂。
般若寺に向かう坂の途中にある長い平屋の建物は、ハンセン病など重病人を収容救済した施設。奈良時代光明皇后が建立したという説と、鎌倉時代に西大寺の僧忍性が建てたという説がある。戦国時代の兵火で焼失し、江戸時代にここに移築再建され、明治になるまで使用されていたという。18の病室と仏間が並ぶ。
2017/05/11記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号表紙に掲載    

般若寺 奈良   



水彩  
2016年  
120x1650o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は奈良坂のスケッチで構成した。奈良坂は奈良の町から東大寺の西側を通り、京・山城へぬける街道にある。般若寺は奈良時代に創建されたとされる古刹。伽藍は、戦禍や明治の廃仏毀釈で大きな被害を受けた。境内の中心に十三重の石塔。国宝の門にコスモスがゆれている。
2017/05/05記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年11月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

白毫寺 
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
創建は古く、奈良時代。僧勤操による。奈良三名椿の一つ五色椿や参道の萩で名高い。
2018/01/13記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載




水彩画スケッチ紀行

雪の高野山壇上伽藍根本大塔  

水彩 
165x120mm
パナソニックの2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の12月は、「対立を恐れず、調和をみださず」という言葉。言うべきは言い、受け入れるべきは素直な心で受け入れる。お互いそうした努力から社会全体の望ましい発展がもたらされる。ということなのだが、この言葉にあてはめるスケッチに困った。考えあぐねた末、一時は伝教大師最澄と対立したが、ともにその後の日本人の精神風土に大きな根をおろした弘法大師空海が開いた高野山の根本大塔のスケッチを充てた。
2017/06/02記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」12月に掲載
実相院 京都岩倉

2015年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年12月号の表紙、2016年最後の「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都岩倉のスケッチ。
実相院は鎌倉時代、静基の開基になる。代々皇室ゆかりの人物が住職を務めた門跡寺院。池泉回遊式の庭園と枯山水の石庭がある。新緑・紅葉が部屋の床に映る風情が美しく、「緑床」「もみじ床」と呼ばれている。
2017/05/27記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年12月号表紙に掲載

安田泰幸アート&スケッチ

古寺巡礼                                              07   

新薬師寺本堂
奈良高畑 
 

2016年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑を描いたスケッチで構成した。
佐保路の秋篠寺と法華寺、そして高畑の新薬師寺の本堂のたたずまいが好きだ。京の寺のような仰々しさがなく、黒い木肌と白い漆喰のコントラストが楚々として美しい。新薬師寺は奈良時代の創建。本尊薬師如来もいいが、ここの十二神将立像が特に心を惹きつける。
2018/01/12記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載


城蹟山専稱寺
大阪高石
      

2017年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年8月号、表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、大阪府高石市を歩いたスケッチ。
住宅地の中にある専稱寺の門前には小さな濠があり、石橋がかかっている。この寺の境内は鎌倉時代に土地の豪族が築いた綾井城という城の跡で、濠はその名残り。山号も城蹟山という。
2017/12/22記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年8月号表紙に掲載
平等寺二重塔
大和三輪 
 

水彩  
2016年  
165x1205mm
関西経済連合会の広報誌「経済人」2017年1月号が発行された。1982年から表紙を描かせてもらって36年目。「スケッチ紀行・歴史を歩く」は1997年から始めて21年目。238回目になる1月号は、大和の三輪を歩いたスケッチ。
大神神社の並びの山裾に平等寺という寺がある。聖徳太子の開基と伝わっている。永く廃れていたが、昭和に再興された。近年復元された真新しい二重塔を描く。
2017/06/12記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年1月号表紙に掲載


鹿苑寺金閣 京都



水彩  
2016年  
150x165o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年10月号は創立70周年記念の表紙。「関西のにぎわい」をテーマに関西の人気スポットのスケッチで構成した。足利義満の開基になる鹿苑寺舎利殿。金箔で荘厳された金閣は、1950年放火で焼失した後、再建されたもの。ユネスコの世界遺産。夏休み中だったからか、境内は観光客でごったがえしていた。大きな外国語の呼び声や話し声が飛び交い、案内する警備員の大声がそれに拍車をかける。運動靴に浴衣姿の女性達が自撮りに躍起になり、池の端の道は歩く人の靴摺りで砂埃が上がる。
2017/04/16記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年10月号創立70周年記念表紙。「関西のにぎわい」に掲載 


水彩画スケッチ紀行
古寺巡礼

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 06 07

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百万遍知恩寺 
御影堂 
京都 
    

2017年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は、京都百万遍周辺のスケッチで構成した。
百万遍の地名の由来、百万遍知恩寺。平安時代、円仁の創建と伝わる。後醍醐天皇の勅により、七日念仏百万遍を行ない、当時流行っていた疫病を鎮めたたとされ、百万遍の号が下賜されたという。広い境内の御影堂など9棟が国の重要文化財。
2018/02/01記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年10月号の表紙に掲載

頭塔 奈良

1996年 
水彩 
165x240mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年9月号表紙は奈良市の高畑。
奈良時代に建てられた仏塔で「ずとう」と読む。ピラミッドのようなかたちで、高さ10m、1辺30m、7段の石と土でできており、東西南北4面に44体の石仏が配置されている。国史跡。
2018/01/18記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年9月号表紙に掲載




和束 
瑞泉山正法寺
京都府 
       

2017年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2017年7月号の表紙は、宇治茶の里、和束町の歴史文化を訪ねたスケッチ。
正法寺は聖武天皇の皇子、安積親王の菩提を弔うため、行基によって創建されたと伝わっている。
2017/12/08記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年7月号表紙に掲載
         
大池寺 
滋賀県水口町
 

2017年 
水彩 
165x120o
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙は、滋賀県の水口のスケッチで構成した。
大池寺は奈良時代に行基が開いたと伝わっている。江戸時代に小堀遠州がつくったという蓬莱庭園が名高い。森に囲まれ、静かな境内はこころ落ち着く。
2017/11/01記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年5月号表紙に掲載



等持院  京都

2016年 
水彩 
120x165mm  
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年3月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都衣笠を歩いたスケッチで構成した。
臨済宗の等持院は将軍足利家の菩提寺であり、足利尊氏の墓所でもある。作家水上勉が少年時代、小僧として身を寄せていたという。茶室青漣亭のある庭園が有名。
2017/09/02記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年3月号の表紙に掲載。




妙満寺 京都岩倉

2015年 
水彩 
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」の2016年12月号の「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都岩倉のスケッチ。
妙満寺は室町時代、僧日什(にちじゅう)によって創建されたという。俳諧の祖ともいわれる松永貞徳が造営した「雪の庭」で知られる。また和歌山県の道成寺にあったとされる「安珍・清姫の鐘」がある。寺はもと京都市内の寺町二条にあったが、1960年代に岩倉に移った。京都もここまでくると、かなり郊外の雰囲気、境内は広いが訪れる人もまばらで、静穏である。
2017/05/31記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年12月号表紙に掲