ウェストミンスター寺院 
ロンドン 
    

水彩  
206x163mm
積水ハウス2017年カレンダー「絆をはぐくむ世界の街の時計台」の1月はビッグベンがあるロンドンの街のスケッチ。ビッグ・ベンの向かいにあるウェストミンスター寺院。11世紀に建設され、世界遺産に登録されているイギリス国教会の教会。歴代国王の戴冠式など英国王室行事が行なわれる教会だが、われわれには、小さいころから学校で鳴らされていたチャイムの「キーンコーンカーンコーン」のチャイムのもとになっている「ウェストミンスターの鐘」の旋律でなじみがある。
2017/06/26記
■積水ハウス2017年カレンダー「絆をはぐくむ世界の街の時計台」の1月に掲載

プラハ カレル橋



2014年 
水彩 
120x165mm
パナソニックの2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−素直」の11月は「求める心が若さを保つ」。まだ知らない、新しいことに目を向け、夢を抱いて邁進しようという。そうすれば若さは失われないと。美術・音楽・建築など、チェコの、国際色豊かな優れた文化に触れようと、世界中から多くの若者が集まるプラハのカレル橋のスケッチを添えた。中世から現代にいたるまで、濃密な文化・芸術の香りが漂うプラハの街。ここに身を置くと、ひしひしとその厚みを感じる。髪の色、肌の色の違う若者たちが、世界中から集まってくるのだろう、行き交い快活に交流する姿にエネルギーを感じる。しかし、日本人の若者をほとんど見かけなかったのが気になる。
2017/05/22記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−素直」の11月に掲載
   
雨の
ノートルダム大聖堂
パリ 
     



水彩    
165x120mm
パナソニックの2016卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の6月は、
「雨が降ったら 傘をさす」。当たり前のことを着実に実行するところにこそ、成功の秘訣があるという。
パリのノートルダム大聖堂は13世紀に完成したローマカトリックの聖堂で、世界遺産パリのセーヌ河岸の構成要素の一つ。ノートルダムとはフランス語で「私たちの貴婦人」すなわち聖母マリアのことだそうだ。
2017/02/20記
■パナソニック2016卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」6月に掲載
■Panasonic2016海外向カレンダー6月に掲載

水彩画スケッチ紀行
世界遺産を巡る旅
01 02 03
 04

サンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼路  
カミーノ・フランセーズ
シラウキの村 


2016年
水彩 
120x165mm  
パナソニックの2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄」の2月は,
「歩み続ければ、たどり着く」。「遥か遠くの目的地にも歩みを止めなければ、必ず辿り着く。好調な時も不調な時も、確実に重ねた一歩が新たな道を拓く」と。
フランスから、スペインの聖地サンチアゴ・デ・コンポステラまで、ピレネー山脈を越えて、雨の日も風の日もそれぞれの思いを抱いて人びとが歩み続ける1100kmの巡礼の道の絵を合わせた。
2017/07/30記
■パナソニック2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉ー繁栄」2月に掲載
姫路城   



2010年  
水彩  
165x240o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」70周年記念号は表紙の表裏を使ってお祝いモード。いま関西でにぎわっているスポットのスケッチで構成した。2015年大修理が終わった姫路城。入城料が以前の大人600円から、1,000円と全国一高くなったにもかかわらず、入城者が大幅に増え、2015年度は285万人と修理前と比べ倍近くになった。もちろん全国一。ちなみに2位は、ここ数年毎年増えている大阪城で233万人だそう。
2017/04/10記
■関西経済連合会発行の広報誌「経済人」70周年記念号表紙に掲載
越中五箇山 
相倉合掌造り集落



2009年  
水彩  
120x165mm
パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」9月は「すべてのものに感謝」。すべての恵みに感謝し、それに応えようという気持ちをもちたい。そうすれば苦しみに負けず生きよう、明るい人生を生み出そうという、思いが湧きおこる…と。合わせたのは、山あいの狭い耕作地にも豊かな実りの季節がやってきた、越中五箇山の相倉合掌造集落のスケッチ。
2017/04/06記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」9月に掲載

YASUDA YASUYUKI

雪の高野山壇上伽藍根本大塔  

水彩 
165x120mm
パナソニックの2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の12月は、「対立を恐れず、調和をみださず」という言葉。言うべきは言い、受け入れるべきは素直な心で受け入れる。お互いそうした努力から社会全体の望ましい発展がもたらされる。ということなのだが、この言葉にあてはめるスケッチに困った。考えあぐねた末、一時は伝教大師最澄と対立したが、ともにその後の日本人の精神風土に大きな根をおろした弘法大師空海が開いた高野山の根本大塔のスケッチを充てた。
2017/06/02記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」12月に掲載

水彩画スケッチ紀行


安田泰幸アート&スケッチ

世界遺産を巡る旅                                               04 


カルタへナ
サンフェリペ城塞 
コロンビア
  

2016年 
水彩 
164x207mm  
積水ハウスの2017年カレンダー「絆はぐくむ、世界の街の時計台」
3月はクロックタワーのある南米コロンビアのカルタヘナ。
スペインにより征服され、スペイン人によって街がつくられたカルタヘナは、金、銀、宝石、カカオなどの積出し港として、またアフリカからの奴隷貿易の受け入れ港として、大いに栄えたが、街に集まる富を狙う外敵にも悩まされることになり、16世紀から18世紀にかけて、サン・フェリペ城塞をはじめ、多くの城塞が築かれた。それらの城塞群は何十万人もの奴隷を使って建設され、港や時計塔などの建造物群とともに、いま世界遺産に登録されている。 カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群として1986年世界遺産に登録。
2017/09/15記
■積水ハウス2017年カレンダー「絆はぐくむ、世界の街の時計台」3月に掲載

カルタヘナ
クロックタワー
コロンビア



水彩
2916年
250x165mm
積水ハウス2017年カレンダー「絆はぐくむ、世界の街の時計台」
3月はクロックタワーのある南米コロンビアのカルタヘナ。
カルタヘナは、16世紀、スペイン人の侵略により征服され、街の建設が始まった。カリブ海に面した港は、スペインの植民地支配の拠点となり、南米各地で奪った、金、インディオの犠牲で採掘したポトシ銀山の銀、エメラルドなどの積出し港で、奴隷貿易の中心地でもあったという。そのため、街に集まる富を狙うカリブの海賊たちの標的でもあった。この街が独立したのは19世紀初めのこと。旧市街の中心にある広場の入口に、時計塔の門がある。
カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群として1986年世界遺産に登録。
2017/09/11記
■積水ハウス2017年カレンダー「絆はぐくむ、世界の街の時計台」3月に掲載
聖シュテファン大聖堂
ウィーン 
    

水彩  
パナソニックの2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-繁栄]の1月は「すべてのものは 日に新た」という言葉。。日々新たな創意工夫が繁栄と幸福の源という。毎年大晦日から新年にかけて特別に鳴らされるオーストリア最大の大鐘プンメリンがあるウィーンの聖シュテファン大聖堂のスケッチを合わせた。
2017/06/16記
■パナソニック2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−繁栄」1月に掲載

鹿苑寺金閣 京都



水彩  
2016年  
150x165o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年10月号は創立70周年記念の表紙。「関西のにぎわい」をテーマに関西の人気スポットのスケッチで構成した。足利義満の開基になる鹿苑寺舎利殿。金箔で荘厳された金閣は、1950年放火で焼失した後、再建されたもの。ユネスコの世界遺産。夏休み中だったからか、境内は観光客でごったがえしていた。大きな外国語の呼び声や話し声が飛び交い、案内する警備員の大声がそれに拍車をかける。運動靴に浴衣姿の女性達が自撮りに躍起になり、池の端の道は歩く人の靴摺りで砂埃が上がる。
2017/04/16記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年10月号創立70周年記念表紙。「関西のにぎわい」に掲載 

三池炭鉱万田坑 
熊本荒尾 
 



2008年  
水彩  
165x240mm
パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」の7月は、「きょうの最善 あすの最善」という言葉。時々刻々と変化する世の中のニーズに素直な心で迅速に最善を尽くすことが重要という。この言葉に、当時、最善の技術で日本の近代化を支えた、三池炭鉱万田坑のスケッチを合わせた。このカレンダーの入稿のあと、世界遺産に登録された。スケッチに行った2008年の夏、あたりには人影もなく、荒涼たる空き地の廃墟だった。国重要文化財。国史跡。経産省近代化産業遺産。
2017/03/10記
■(財)全国建設研修センター発行「国づくりと研修」表紙に掲載
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-素直」7月に掲載
東大寺法華堂



2016年 
水彩  
240x330mm

朝日カルチャーセンターYY街旅スケッチ講座の2016年4月は奈良の東大寺法華堂へ出かけた。快晴のスケッチ日和。日なたにいると汗ばむほど。法華堂は三月堂とも呼ばれ、東大寺に残る唯一の奈良時代の堂。大仏開眼より以前からあったとされる。国宝・世界遺産の建物を間近で描けさせてもらえるのはうれしい。屋根の緩やかな傾斜と反りがおおらかな印象で晴れ晴れとした気持ちになる。西側の側面を描いたが、建物の左半分の正堂部分が奈良時代の建築。右の部分は鎌倉時代につながれた。
2017/01/27記

チェスキー・クルムロフ ヴルタヴァ川沿い
リバールシスカー
の家並み
  



ドローイング+コラージュ 
1987年 
290x228mm

世界で最も美しい街といわれたりするチェコの小さな街チェスキー・クルムロフ。街全体が世界遺産。ヴルタヴァ川が蛇行する旧市街は、城を中心に変化に富んだたたずまい。朝、歩いた街はずれの川沿いの

家並み。朝日があたって美しい。クリアな空気感。
ドローイング・コラージュの作品に加え、いつもの風景スケッチ作品もいくつか展示した。
YASUDA YASUYUKI DRAWING 展
2016年10月4日→21日  大阪堂島 カーサ・ラ・パボーニ
2016/10/09記
冨岡製糸場 
群馬県富岡市 


2014年  
水彩 
120x165mm
パナソニックの2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」の9月は、「最善の上に さらに最善がある」。これでいい、と思ってしまえば、そこで進歩が止まると。常に改めるべきことを改める弛まぬ姿勢がだいじということか。この言葉に近代国家をめざし、日本の貿易の柱として、常に最高の品質の生糸生産をめざした冨岡製糸場のスケッチを合わせた。・・・ただし、どんなものにも絶対はない。善悪は表裏一体。過酷な労働など負の歴史も忘れてはならない。このカレンダーの入稿が終わったあとの2014年6月、世界遺産に登録された。
2016/08/30記
■パナソニック2015年卓上カレンダー
「松下幸之助の言葉-道をひらく」9月に掲載
■Panasonic2016年海外向卓上カレンダー9月に掲載


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チェコ 
プラハ市庁舎
 

2015年 
水彩 
240x165o
積水ハウス 2017年カレンダー「絆はぐくむ世界の街の時計台」の5月は、世界遺産の旧市街広場に中世の天文時計があるチェコのプラハ。市庁舎の建物に独特のとがった屋根のある塔がついている。まさに芸術品の時計と天文図の文字盤は、1410年、時計職人のミクラーシュとプラハ・カレル大学の天文学教授ヤン・シンデルによってつくられた。古くから、これをつくったのは時計職人ハヌシュで、彼は二度と同じ時計がつくれないよう、目をつぶされたという間違った言い伝えも残っている。6枚のスケッチで構成。
2017/11/05記
積水ハウス2017年カレンダー「絆をはぐくむ世界の街の時計台」の5月に掲載