水彩画スケッチ紀行
世界遺産を巡る旅
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キュラソー ホテルクラフランダ     2007年  水彩スケッチ  ポストカードサイズ 120x165 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。キュラソーの首都はウィレムスタッドで、カラフルな歴史的街並みは世界遺産に登録されている。オトロバンダの広場から歩いて数分のところに、ホテルがあった。田舎の小さな村といった集落で、小奇麗に手入れされた建物が集まっている。村全体がホテルのようで、小路は静かで、一般の住民らしき人は歩いていない。しゃれた家の前にテーブルを出して、宿泊客がお茶を飲んでいる。きれいに手入れされた森の緑が鮮やかで、庭にはたくさんの花が咲いている。洗練された大人っぽい雰囲気の空間をしばらく散歩して、スケッチした。  2012/6/6記
                

キュラソー プンダ地区の家並みU             2007年  水彩スケッチ  ポストカードサイズ  120 x 165 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。キュラソーの首都はウィレムスタッドで、カラフルな歴史的街並みは世界遺産に登録されている。街の中心部で運河のようになったセントアンナ湾で分断され西側がオトロバンダ地区、東側がプンダ地区。オトロバン地区から湾をはさんで対岸のプンダ地区を望むと、岸に沿って、カラフルな建物が一列にならび、まるでおもちゃの国に来たような、現実離れした風景が広がる。  2012/6/2黄                      

キュラソー クイーン・エマ橋         2007年  水彩スケッチ  ポストカードサイズ  120 x 165 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。キュラソーの首都はウィレムスタッドで、カラフルな歴史的街並みは世界遺産に登録されている。街の中心部で運河のようになったセントアンナ湾で分断され西側がオトロバンダ地区、東側がプンダ地区。オトロバン地区からクイーン・エマ橋を渡ってプンダ地区へ。橋のたもとから続く道は、大航海時代のオランダの建築様式の建物が並んでいる。凝った装飾と鮮やかな色彩がまばゆい。このスケッチはカレンダーでサブカットとして5・6月のページに掲載されている。  2012/5/31記     
■日立造船2012年カレンダー「つどいの風景」5-6月に掲載。          
                   

キュラソー クイーン・エマ橋            2007年  水彩スケッチ  ポストカードサイズ  120 x 165 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。キュラソーの首都はウィレムスタッドで、カラフルな歴史的街並みは世界遺産に登録されている。街の中心部で運河のようになったセントアンナ湾で分断され西側がオトロバンダ地区、東側がプンダ地区。プンダとオトロバンダの間をつなぐのはフェリーと、10数艘のボートに板を渡したこのポンツーン橋。湾内に入る大きな船を通すために、一番端のボートのエンジンで橋が直角に動く。長さ167m。1888年に造られた。大きな船が通っているあいだ、当然人は渡れず、踏切のようにのんびりと待つ。目の前を何万トンもある外航クルーズ船が通過するのは圧巻だ。  2012/5/29記     
■パナソニック電工2009年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉‐素直」8月に掲載。          
                   

キュラソー オトロバンダの広場            水彩  165 x 240 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。2007年初夏、世界一周クルーズの客船「ぱしふぃっく・びいなす」の船内で水彩スケッチ講座をさせてもらったが、そのとき乗船した港がここキュラソー。パナマ運河を通り、メキシコを経由してサンフランシスコで下船するまで2週間の講座&船旅。キュラソーまでは飛行機を2回乗り継いで乗船3日前に到着。キュラソーで2日半を過ごし、その間あちこちをスケッチして歩いた。強い陽射しに映し出される街は鮮やかなパステルカラーに彩られた建物が並ぶ。人々はのんびりとして、あくせくと動きまわる人はいない。  2012/5/25記
■日立造船2012年カレンダー「つどいの風景」5‐6月に掲載              
                   

モンサンミッシェル           ポストカード水彩スケッチ 「モンサンミッシェル」 2010年  121x166mm
2010年5月に北フランスへ旅行した時のスケッチの一つ。短い期間にロワール地方やバルト海沿岸、パリなどを巡る忙しいツアーだったが、さいわい天候にもめぐまれ、いくつかの場所でスケッチができた。モンサンミッシェルは前から訪ねてみたかったところ。島の中の建物が複雑にたてこんだ狭い参道の街並みを歩いてみたかった。陽が落ちるのが10時過ぎ。夕食後街の中をゆっくり歩きまわることができた。8世紀、ノルマンディの大司教が夢で、大天使ミカエルからお告げがあり、修道院が建てられ、以降、巡礼の地として、人々の尊崇を集めてきたところだが、長い歴史の中で、要塞や牢獄としても使われたこともある。世界遺産。                         
   
                      
法起寺・春 奈良斑鳩   2012年  水彩  ポストカードサイズ 120 x 165 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。2枚目は法起寺。聖徳太子建立七大寺のひとつといわれている。創建当時の建物で現在残っているのは三重塔のみで、8世紀初頭に建てられた。屋根の反りや、各層の柱間、高欄の卍くずしの意匠など、法隆寺の五重塔とよく似た様式をもつ。「法隆寺地域の仏教建造物」として世界遺産にも登録されいる。 2012/4/23記             

■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            
奈良西の京 薬師寺の塔が見える里          水彩 2011年  165 x 240o
昨年11月の朝日カルチャーの「安田泰幸絵はがきスケッチ」講座は、奈良の西の京。薬師寺の塔が見える里の風景を描いた。国宝の東塔が平成の大修理に入り、覆いがかぶさったりしていないかと、心配して行ってみたが、遠景で見る限り、今まで通り、美しい二つの塔が望めた。今日は2点透視図法の原理を用いて、平面の遠近感を表現するのがねらい。最初に10分ほど、薬師寺と透視図法のことを説明して、実際のスケッチに取りかかってもらう。みなさん、のみ込みがはやいのか、説明がうまかったのか、じょうずに刈り取りの終わった田と遠くの塔の風景を再現しておられた。講評会は、近くのギャラリー&カフェ「パルロワ」で、熱い飲み物とスコーンをいただきながら。 2012/1/31記          
賀茂別雷神社 細殿・橋殿 京都         水彩  2011年  ポストカードサイズ 120x165o
関西経済連合会発行の「経済人」の1月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都の上賀茂。2枚目のスケッチは上賀茂神社(賀茂別雷神社)の細殿と橋殿。細殿は拝殿にあたり、橋殿は舞殿のこと。細殿の前に円錐形に砂が盛ってある。神が降臨する神山を模してつかられる「立砂」という。細殿は皇族の行幸や、葵祭の斎王が到着した時に使われる。上賀茂神社には2棟の国宝と、34棟もの重要文化財があるが、細殿も橋殿も、昨日掲載した楼門も重要文化財。上賀茂神社そのものが世界遺産「古都京都の文化財」の一つでもある。境内は神聖な神域であろうが、いかめしさはなく、開放的な印象。 2012/1/16記  

              
賀茂別雷神社楼門 京都         水彩  2011年  ポストカードサイズ 120x165o
関西経済連合会発行の「経済人」は2012年も担当させていただくことになった。新年1回目の1月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は通算179回目で、京都の上賀茂をとりあげた。1枚目は上賀茂神社、正式には賀茂別雷神社。取材のスケッチに出かけたのは昨年の12月はじめ、本殿は修復工事中で、楼門を描く。この日は何組もの結婚式が行われているらしく、境内のあちらこちらで綿帽子の花嫁と羽織袴の花婿を見かけた。この絵を描いていたときも、黒いパンツスーツ姿の女性がやってきて、「すみません!写真に写りますので・・・」と場所を移動させられた。ブライダルセレモニーを請け負う会社の人だった。 2012/1/15記  

      
街・旅・絵日記講座-高野山 1          水彩スケッチ  2011年  ポストカードサイズ 150x210mm
街・旅・絵日記講座の7月は世界遺産高野山。絵日記講座はふつうは午後からの半日であるが、この日はスケッチ小旅行として、日帰り旅行で実施。朝8時40分に南海電鉄難波駅集合。9時発の特急「こうや3号」で出発。車内でおしゃべりしている間に極楽橋に到着。ケーブルカーに乗って高野山の山上へ。午前中は壇上伽藍の不動堂-根本大塔-三鈷の松-御影堂などを見て、西塔の前から全員でスケッチ。昼食は山上の小倉屋の笹寿しと玉子巻き。スケッチが忙しく、描きながら食べる方も・・・・。  2011/9/16記                                          

高野山金剛峯寺 大門          水彩スケッチ  2011年  ポストカードサイズ 120x165mm
関西経済連合会発行「経済人」9月号は世界遺産高野山。壇上伽藍の西、バスの停留所で三つほど先に高野山全体の門ともいうべき巨大な大門が聳えている。現在の門は18世紀の初めに再建されたもので、国の重要文化財。両側の金剛力士像は東大寺に次ぐ、日本第2の大きさ。東大寺の南大門や知恩院の三門も迫力があっていいが、この門も力強くていい。  2011/9/15記
■関西経済連合会発行「経済人」2011年9月号表紙に掲載  
  

高野山金剛峯寺 不動堂          水彩スケッチ  2008年  ポストカードサイズ 120x165mm
関西経済連合会発行「経済人」9月号は世界遺産高野山。壇上伽藍の一画にある不動堂は、1197年、行勝上人が一心院谷に建てた堂で、現在高野山の建物の中で最も古い。大きくもなく、桧皮葺の地味な建物である。国宝。鴨居の上面の溝には尖った刃で削った痕があり、溝を削る道具、脇取鉋(わきとりかんな)が使われていたと考えられる最も古い建物で、つまり現在使われている鉋のはじまりと考えられ、大工道具の歴史上も貴重な遺構だそうだ。  2011/9/14記
■関西経済連合会発行「経済人」2011年9月号表紙に掲載 
■著書「水彩画で綴る−大工道具物語」に所収
  

高野山金剛峯寺          水彩スケッチ  2008年  ポストカードサイズ 120x165mm
関西経済連合会発行「経済人」9月号は世界遺産高野山。高野山は816年に弘法大師が開いた真言密教の聖地で、金剛峯寺は高野山の総本山でもある。高野山真言宗の館長が住む。主殿の建物の上には大きな桶がのっている。これは万一火災が起こった際、倒れて中の水を消火に供するためだとか。  2011/9/13記
■関西経済連合会発行「経済人」2011年9月号表紙に掲載
           

高野山金剛峯寺 御影堂          水彩スケッチ  2008年  ポストカードサイズ 120x1653mm
関西経済連合会発行「経済人」9月号は世界遺産高野山。根本大塔のあとは、同じ壇上伽藍にある御影堂。真如親王が描いた弘法大師御影像が安置されている。高野山でも最も重要な聖域とされている。なだらかに美しい曲線を描く屋根の稜線。軒の低い安定したたたずまい。軒につるした燈籠と障子が静かなリズムを感じさせるこの建物を見ていると、なぜか気分が穏やかになる。  2011/9/12記
■関西経済連合会発行「経済人」2011年9月号表紙に掲載
           

法隆寺西院伽藍   2012年  水彩   165 x 240 mm
関西経済連合会発行の「経済人」2012年4月号は奈良の斑鳩の里を描いたスケッチ。十数年ぶりに法隆寺を訪ねた。国宝。姫路城とともに日本で最初に登録された世界遺産。西院伽藍の中門、金堂、五重塔、回廊などは1300年前、7世紀の建築で世界で最も古い木造建築といわれる。日本の大工職人はこの寺の造営とともに生まれ発展してきた。この地を本拠としている近代の著名な宮大工も多い。西院伽藍の全容を眺められる場所を見つけスケッチを始めたが、さすがに圧倒されるような壮観である。この日は季節外れの平日であったので、ゆっくりと境内を散策することができた。 2012/4/22記             

■関西経済連合会発行「経済人」2012年4月号表紙に掲載

                                            

YASUDA YASUYUKI

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キュラソー オトロバンダの街並み            水彩スケッチ  ポストカードサイズ  120 x 165 mm
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」5月・6月のページには、オランダ領アンティル諸島キュラソーの広場の風景を掲載していただいた。キュラソーの首都はウィレムスタッドでカラフルな歴史的街並みは世界遺産に登録されている。街の中心部で運河のようになったセントアンナ湾で分断され西側がオトロバンダ地区、東側がプンダ地区。プンダから広場のあるオトロバンダを眺めたようすがこのスケッチ。晴れていても、絶えず貿易風が吹いている。滞在2日目郵便局で美しい切手を幾種類か買った。 2012/5/27記