比叡山延暦寺
根本中堂 
滋賀
     



水彩 
2015年 
120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」7月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は比叡山。延暦寺は平安時代初めに僧・最澄によって開かれた天台宗の総本山。山内は東塔、西塔、横川の三塔と呼ばれる広大な地域に広がる。世界遺産。中心は延暦寺発祥の地にたつ本堂、根本中堂。最澄自作と伝わる薬師如来像を安置する。ふつう寺院の内陣(本尊を安置する所)は外陣より高くなっているが、この堂の内陣は外陣より3mも低い。初めて見るととても神秘的に見える。本尊の前のつり灯籠の灯は、最澄の時代から消えることなく、1200年以上も続いているといわれる「不滅の灯」として知られる。本堂に至る回廊は、新緑の木々が清々しく気持ちよい空間だった。
2016/06/04記
■関西経済連合会発行「経済人」2015年7月号表紙に掲載
飛雲閣 
西本願寺
 



水彩ミニアチュール   
2012年   
120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。国宝飛雲閣は西本願寺境内の庭園滴翠園にある滄浪池に建つ。1階は池から舟で入る。2階の歌仙の間の板戸には三十六歌仙が雅びに描かれている。初めてこの板戸の鮮やかな絵を見たときは、その斬新さに驚いた。江戸時代の封建的な世になるまでは、日本人の感性も文化もけっこう自由で活気があったのだとあらためて、中世の日本人の美的感覚に感心した。世界遺産。ふだんは非公開、写真撮影も禁止のようだが、以前親戚のものが西本願寺の聞法会館で結婚式をあげたとき、この滴翠園に案内してもらい、飛雲閣の前で新郎新婦は写真を撮ってもらい、その間にスケッチさせてもらった。
2014/02/20記 
  
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載

YASUDA YASUYUKI

Nikko Toshogu-Yomeimon








日光東照宮
陽明門
     
2007年  
水彩  
120x165mm

Panasonic2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」の1月は、「自分だけしか歩めない道がある」。戦国時代群雄割拠の中を生き抜き、江戸幕府を開いた徳川家康を祀る日光東照宮陽明門のスケッチを充てた。かけがえのない自分の人生、たいせつにしたいもの。
2015/11/13記
■パナソニック2015年卓上カレンダー
 「松下幸之助の言葉-道をひらく」
 1月に掲載

水彩画スケッチ紀行

Ninnaji-Temple Niomon,
kyoto pr 






仁和寺二王門 
京都

2013年  
水彩  
165x240mm
昨年9月のカルチャーハウス香里ヶ丘YYスケッチ講座土曜クラスは、京都御室の世界遺産仁和寺へ。昼、京都に着いた時は、陽射しがまぶしいくらいだったが、バスに乗って仁和寺に向かう途中で雨が降り出した。仁和寺の境内は大きく、国宝金堂や重文五重塔など、一級の文化財が多数あるが、江戸時代初めに建てられた重文二王門もその一つ。圧倒的な量感を表現したくて、画面いっぱいに描いてみることにした。雨足は弱くなったがやむことはなく、門前の民家の廂を借りて、巨大な門を見上げながら描いた。
2015/05/23記

グエル公園 
バルセロナ 


水彩   
120x165mm
Panasonicの2014年版卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」の7月は「創意工夫のなさを恐れよ」
失敗を恐れるあまり、新たなことへの挑戦を避ける。それでは何の進歩も望めない。失敗を恐れるより、自らの創意のなさを恐れたい。(幸之助の言葉)・・・。この言葉に、世間から異端視されながらも、信念に裏付けされた独自の発想で、世界中の建築家に影響を与え、世界遺産にも登録される偉大な建築作品を数多く創りだしたアントニオ・ガウディのグエル公園の絵を合わせた。人にはどこか落ち度がある。今の世の中、それを周囲がやみくもに追及し、糾弾する。何か変わったことをやって、ちょっとでも失敗すると、周りからたたかれる。何もしないほうが「おりこうさん」で、世間で成功する。そんな風潮が情けない。
2015/01/16記
■Panasonic2014年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」7月に掲載

安田泰幸アート&スケッチ

世界遺産を巡る旅                                               03 


サンティアゴ・デ・
コンポステラ大聖堂
スペイン
  



1995年  
水彩  
165x120o
パナソニックの2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」の3月は、「懸命な思いが行く道を照らす」という言葉。これに対して、フランスからピレネー山脈を越え、雨の日も風の日も、希望を胸に、ホタテ貝を携え、ひたすら歩き続ける老若男女がめざす、聖地サンティァゴ・デ・コンポステラの大聖堂の画を合わせた。スペイン西部のキリスト教の聖地に建てられたロマネスク様式の大聖堂は、のちにバロック風に変えられた。フランスを中心にヨーロッパから多くの巡礼者が訪れる。ピレネー山脈から、サンチアゴ・デ・コンポステラに至る巡礼路は、「紀伊山地の霊場と参詣道」と並び、珍しい道の世界遺産。
2016/02/03記
■パナソニック2015年海外向け
 卓上カレンダー3月に掲載
■セキスイハウス1996年カレンダー
 「世界の名建築100」に掲載

二条城
二の丸御殿 
京都
  


1999年   
水彩ミニアチュール  
165x240o  
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」の2013年10月号。表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は今号でちょうど200回。第1回目は1997年1月号。17年よく続けていただいたものだ。今回は京都二条城の周辺を歩いたスケッチ。世界遺産二条城の二の丸御殿は徳川家康の将軍宣下と徳川慶喜の大政奉還が執り行われたところ。内部には3,000点にのぼる障壁画が残り、うち1,000点余が重要文化財だとか。すごい数!  
2013/11/11記       
■関西経済連合会発行 広報誌「経済人」2013年10月号表紙に掲載   
     
平泉 
中尊寺金色堂
新覆堂 
   


2012年  
水彩  ミ
ニアチュール   
165 x 240 o
ことしも日立造船のカレンダーにスケッチを掲載していただいている。2005年から、今年で8年目。今年のテーマは「ふるさとの息吹-東北のこころ」、震災で傷ついたふるさとの復興途上の東北6県の風景を描いた。1月は岩手県の平泉。世界遺産に登録された中尊寺の金色堂。東北に王朝文化をもたらした奥州藤原氏4代、清衡、基衡、秀衡、泰衡の遺体が安置されている。現在は新覆堂の中に、修復されて真新しく見える金色堂が収められている。          
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」1-2月に掲載

水彩画スケッチ紀行
世界遺産を巡る旅
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 04

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天壇祈年殿 
中国北京
       



1995年  
水彩  
120x165mm

パナソニックの新しい年2016年の海外向け卓上カレンダーは世界各地の建物のある風景。1月は、15世紀、明の永楽帝が建立したとされる北京の天壇。天壇祈念殿は中国に伝わる宇宙観、天円地方にならってつくられており、毎年正月に皇帝が五穀豊穣を祈ったという。世界遺産。  
2016/11/30記
■積水ハウス1996年カレンダーに掲載
■Panasonic2016年卓上カレンダー海外向-1月に掲載


比叡山延暦寺 
東塔の大講堂 
滋賀
     




水彩 
2015年 
120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」7月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は比叡山。
延暦寺山内の東塔地域から起伏の多い山道を進むこと約30分。西塔と呼ばれる地域に至る。道の両側に全く同じ形の堂が並んでいる。普賢菩薩を本尊とする法華堂と、阿弥陀如来を本尊とする常行堂。16世紀末の建築で重要文化財。弁慶が渡り廊下に肩を入れ、担いだと伝わり、「にない堂」と呼ばれている。比叡山の豪放磊落さを物語る話だ。
2016/06/06記
■関西経済連合会発行「経済人」2015年7月号表紙に掲載







西本願寺唐門


水彩ミニアチュール   
2012年   
120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。西本願寺にお参りする人たちは御影堂門、阿弥陀堂門というそれぞれのお堂の前の大きな門をくぐるが、この門は、国宝の白書院・黒書院など対面所である書院の正門。したがってふだんは閉じている。金の錺や極彩色の彫刻で装飾され、一日じゅう見ていても飽きないことから、「ひぐらし(日暮らし)門」とも呼ばれている。国宝。装飾は外側にも内側にもほどこされている。桃山文化の華やかな美しさを絵にするのは難しい。
2014/02/15記
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載

二条城
東大手門
京都
 


2008年   
水彩ミニアチュール  
120x165o  
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」の2013年10月号。表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は今号でちょうど200回。今回は京都二条城の周辺を歩いたスケッチ。世界遺産二条城の東大手門は堀川通りに面してたつ正門。重要文化財。修学旅行生や外国人観光客のバスやタクシーでいつもにぎやか。5年前桜の季節の描いたもの。
2013/11/15記
関西経済連合会発行 広報誌「経済人」2013年10月号表紙に掲載 




オランダ 
キンデルダイクの
風車群 
  


2014年 鉛筆+水彩 120x165mm
パナソニックの2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」の8月は、「悩んでも 悩まない」という言葉。人間は悩みにぶつかるたびに、力が付き、成長できる・・・と。この言葉に、土地が低い故、苦労を重ね、治水技術を磨き、水をくみあげて豊かな国土を築いてきたオランダのキンデルダイクの風車群のスケッチをあわせた。ロッテルダム郊外に残る10数基の風車群は1740年代に建設されたもので、オランダ最大規模。「キンデルダイク・エルスハウトの風車網」としてユネスコの世界遺産に登録されている。
■パナソニック2015年卓上カレンダー
 「松下幸之助の言葉-道をひらく」
 8月に掲載
■パナソニック2015年海外向
 卓上カレンダー8月に掲載

比叡山延暦寺
東塔の大講堂 
滋賀
     
水彩 
2015年 
120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」7月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は比叡山。
延暦寺は平安時代初めに僧・最澄によって開かれた天台宗の総本山。山内は東塔、西塔、横川の三塔と呼ばれる広大な地域に広がる。世界遺産。東塔地域にある重要文化財の大講堂には、道元、栄西、日蓮、法然、親鸞、…など延暦寺で修行した高僧の像が並んでいる。曹洞宗、臨済宗、法華宗、浄土宗、浄土真宗…、その後に興された仏教の新しい宗派はほとんどここから生まれているともいえる。知らなかった。
2016/06/06記
■関西経済連合会発行「経済人」2015年7月号表紙に掲載

姫路城 桜 


2010年 
水彩  
165x240mm
パナソニックのことし2015年の卓上カレンダー「松下幸之助の言葉‐道をひらく」の4月は、「得意におごらず 失意に落胆せず」という言葉。
苦難にあってくじけず、また才能にもおぼれることなく、子孫にまで繁栄をもたらしたといわれる戦国武将、軍師黒田官兵衛ゆかりの姫路城のスケッチを添えた。折しも姫路城は天守台の修理を終え、ことしの春はその名の通り、白鷺のような城に、桜が映えた聞く。スケッチは修理直前の年に描いたものだが。
2015/04/07記
■パナソニック2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」4月に掲載

興福寺五重塔  


2013年     
水彩    
317x237mm 
              
つい先日のことのように思うのだが、もう半年以上も前になる。昨年10月のカルチャーハウス香里ヶ丘のYYスケッチ教室の土曜クラスは奈良興福寺の五重塔を描いた。上層になるほど逓減する、屋根の幅や軒の高さなど、デッサンの実習にはうってつけの風景だ。講評会は抹茶カフェ万年堂で。

聖ワシーリ大聖堂
モスクワ 


1995年 
水彩  
220x155mm      
パナソニックの2014年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」の2月は、「困難は天の励まし」という言葉。苦境や困難も、あすへの希望と発展を生み出す好機ということで、幾度の困難を乗り越え、確固たる国をつくったイワン雷帝が建てたロシアの大聖堂を描いた絵を選んだ。
2014/05/14記   
■パナソニック2014年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-希望」2月に掲載
■パナソニック2014年海外向け卓上カレンダー2月に掲載
■積水ハウス1996年カレンダー「世界の名建築100」に掲載

西本願寺御影堂 


水彩ミニアチュール   
2013年   
120x165o  
関西経済連合会発刊の広報誌「経済人」の表紙にことしも作品を掲載していただいている。今年で32年目。気持ちを新たに1月号は、世界遺産でもある西本願寺ゆかりの町。西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山。17世紀に再建された御影堂には親鸞聖人像が安置されている。南北62m、東西48m、高さ29m。その大きさに圧倒される。堂の前の大銀杏は樹齢400年、幹の周りが6mもある。本願寺の火災のとき、この木から水が噴き出て火を鎮めたという伝説があり、「水吹き銀杏」とも呼ばれている。 
2014/02/21記 
 
■関西経済連合会発行「経済人」2014年1月号表紙に掲載