YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

阪神間・兵庫散歩                                    01 

六角堂
今津小学校旧校舎
西宮市


西宮の今津、大関酒造の本社工場のま前にある、今津小学校の昔の校舎です。1882年に建てられたもので、我が国の学校建築でも古いもので、長野の開智学校に次ぐものだそうです。建築費のほとんどを地元の寄付で賄われたそうで、灘の今津郷の酒造りで栄えた、この地の文化度がしのばれます。ちなみに作家野間宏はこの今津小学校を卒業しています。この建物で、このほど大関今津灯台絵画展が開かれました。
2010/11/23記

             
          
                                           
大関酒造今津灯台
兵庫 西宮
明石市立天文科学館          水彩スケッチ  2004年  ポストカードサイズ 120x165mm 
播州信用金庫のカレンダーの9-12月のページには、明石にある天文科学館が掲載されている。東経135度の子午線上に、1960年に建てられた。塔の時計の下にはJSTMの文字が掲げられ、日本標準時を示している。建物は最近、登録有形文化財になった。ドームの中には、日本の現役最古である、カール・ツァイス・エレナ社製のプラネタリウムがあることで知られている。ちなみにこのプラネタリウムは世界でも5番目にふるいとか。子どもが小さい頃に何度か訪ねたことがある。 2011/10/28記

■播州信用金庫2011年カレンダーに掲載
                               
蔦繁る甲子園球場 西宮          ポストカード水彩スケッチ 2002年 103x158mm
阪神タイガースはイマイチ調子に乗れずにロードに出た。きょうから夏の高校野球が始まる。甲子園球場は1924年に竣工。その年が、縁起が良いとされる甲子(きのえね)にあたるため、甲子園と名づけられた話は有名。完成後70年を経て、施設の老朽化が目立っていたところに、阪神大震災で傷んだ(基礎の安全性は問題なかったという)ため、今世紀の初めから数年にわたって大規模なリニューアル工事が行われた。外壁を覆っていた蔦は、球場完成の年に植えられ、甲子園名物となっていたが、リニューアル工事のときに撤去され、全国の高校に配られた。このスケッチは蔦が取り払われる前に描いたもの。2008年全国各地の高校で育った蔦が球場に里帰り。外壁に植えられ始めた。約10年で元のように蔦に覆われるという。  2011/8/6記
    
                      
              
路張り子 と 姫路独楽               ポストカード水彩スケッチ 2002年
播州信用金庫のカレンダーの1-4月には、姫路城のほかに、サブカットで姫路の民芸玩具のスケッチが掲載されています。ユーモラスな表情の人物や動物のお面は張り子でできています。鉄の輪を嵌めた源水こまや芯の長い文七こまなど、よくまわります。2011/4/12記
■播州信用金庫2011年カレンダー1-4月に掲載

                                                                  
旧和田家住宅
宝塚


「経済人」2010年12月号表紙、スケッチ紀行歴史を歩く・宝塚の残りを掲げます。宝塚市立歴史民俗資料館として使用されている旧和田家住宅です。京伏見街道・有馬街道小浜宿の町並みのはずれにあります。18世紀初めに建てられた宝塚市最古の住宅で、和田家はこのあたり米谷村の庄屋でした。宝塚市の有形文化財になっています。名残りのコスモスが晩秋の風に寒そうにゆれていました。
                                           




 関西経済連合会発行「経済人」2010年12月号表紙掲載                            

                                              

                                           
旧松本安弘邸
宝塚市桜ヶ丘


「経済人」2010年12月号表紙、スケッチ紀行歴史を歩く・宝塚の残りを掲げます。宝塚市立中央図書館の桜ヶ丘資料室として使用されている旧松本安弘邸です。松本安弘という人は神戸の貿易商として成功した人で、昭和の初めにこの邸を建てました。窓のバランスや建物をとりまくコバルトグリーンの腰板など、いま見ても洒落た意匠のモダニズム住宅です。国の登録文化財になっています。
2011/1/10記
                                            




関西経済連合会発行「経済人」2010年12月号表紙掲載                     

                                           

ポストカード水彩スケッチ 「旧松本安弘邸 宝塚市桜ヶ丘」 2009年 120x165mm  

ポストカード水彩スケッチ  「 宝塚ホテル 」 2009年  120 x 165 mm

宝塚ホテル

関西経済連合会発行の「経済人」12月号表紙「歴史を歩く」は宝塚を歩いたスケッチを掲載させていただきました。まずは宝塚ホテル。1926年開業の大正ロマンを漂わせる名門ホテルです。設計は古塚正治。阪神間モダニズム文化の一端を育んできたシンボリックな場所です。








関西経済連合会発行
「経済人」2010年12月号表紙に掲載
                                           
御坂サイフォン橋
三木市志染川


三木市の志染(しじみ)川に水を送る橋がかかっています。 1891年明治24年、この地域の淡河川・山田川の水利事業の一つとして、淡山疏水がつくられましたが、低い谷を越えなければならないため、高い土地から対岸の高い土地へサイフォンの原理を使って水を通しました。英国の陸軍技師のパーマーが設計したもので、貴重な近代化遺産です。蝉しぐれの中、横にかかっている小さな橋の上にすわって描きました。 
        




             
            「経済人」2010年9月号表紙掲載
                                           
伽屋院 
本堂と多宝塔
兵庫 三木 


三木市にある天台系の修験道の寺院です。寺伝によると飛鳥時代の大化年間に、天竺から雲に乗って飛来したといわれる法道仙人が開基したとされています。絵の手前、本堂と、向うの多宝塔の間に三坂明神社の小さな社殿があり、多宝塔の先には臼稲荷の小さな祠があります。本堂、多宝塔、三坂明神社と本尊の木造毘沙門天立像は国の重要文化財に指定されています。毎年10月には近畿一円から山伏姿の修験者が集まって採燈大護摩供が行われます。臼稲荷の祠の前の紅葉の木は根の部分に石臼を抱いています。昔、田に水を引くため石臼を使っていた頃、ある干ばつ年、白髪の老人に姿を変えた 狐が村じゅうの石臼を取り除き、水を平等に配分したそうです。これを恥じた村人たちが石臼を持ち寄り、積み上げて稲荷を祀ったとか。神秘的な、いい雰囲気の境内でのスケッチは気持ちも落ち着きます。                                  「経済人」2010年9月号表紙掲載
                                           
三木 湯の山街道
北井本家


良質な酒米で知られる「山田錦」の特産地三木の湯の山街道沿いに、二軒の造り酒屋がすじ違いに並んでいます。一軒は芝町の稲見酒造で看板銘柄は清酒「葵鶴」。もう一軒は府内町の北井本家でこちらは清酒「福乃太」。ふくのふとりと読みます。新酒ができたとき、奈良大神(おおみわ)神社のご神体三輪山の杉でつくる志るしの杉玉が軒下に吊るされます。
2010/9/13記







「経済人」2010年9月号に掲載
                                           
三木 湯の山街道
旧玉置家住宅


兵庫県三木市は江戸時代から全国に知られた刃物の町、また良質な酒米で知られる「山田錦」の日本一の生産地でもあります。豊臣秀吉の三木城をめぐる合戦後、有馬温泉に療養に向かう兵士をはじめ、江戸時代には中国地方から湯治に向かう旅人で賑わった町です。湯の山街道と呼ばれた道沿いに、かつての街道筋の風情を残した町並みが残っています。旧玉置家の建物は、三木を統治していた上州館林藩がひっ迫した藩の財政を救うため建てた切手会所で、現在の銀行のような業務をしていたところです。建物は国の有形登録文化財に指定されています。
2010/9/12記




「経済人」2010年9月号に掲載
                                           
大関酒造今津灯台
兵庫 西宮
大関酒造今津灯台
兵庫 西宮


甲子園球場に近い、西宮の今津の浜に木造の灯台がたっています。江戸時代文化7年(1810年)、今津郷の清酒を運ぶ樽廻船の航行の安全を図るため、長部家五代目大坂屋長兵衛が私費を投じて建設したものです。日本最古の木造灯台とされ、現在でも海上保安庁の航路標識として、正式に認められています。2010/9/5記
                                           

水彩画スケッチ紀行
阪神間-兵庫 散歩

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街・旅・絵日記講座 丹波篠山 <四季折々>の昼食         2010年  110x160mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。1枚目の大正ロマン館をスケッチした後、昼食を予約したお店「四季折々」へ向かう。途中ついに雨が降ってきた。この講座、パラついた雨も含めると、今日で6回連続の雨。店に入ると、日曜日で観光客でいっぱい。先に店に着いたメンバーに早く来るように店の人がせっついたのもわかる。ランチは季節の篠山の味を少しずつ一つの皿に盛ったもので、料理が届くと写真を撮る方や、スケッチする方・・・。我々は傍から見るとヘンなグループなのだ。 2011/12/28記                      

                    
甲子園球場 全国高校野球選手権80回記念大会          ポストカード水彩スケッチ 1998年 114x158mm
夏の高校野球が始まった。ことしは第93回だそうである。毎年この時期カレンダー用の作品作りで、時間がなかなかとれなくて、ここ数年は観に行けていない。今年あたり時間をつくって、新しい甲子園へ行ってみようか。上の作品は、昨日掲載のスケッチよりさらに前、炎天下の外野席から観戦しながら描いたもの。  2011/8/6記
    
■松下電工1999年卓上カレンダーに掲載  ■関西経済連合会「経済人」2002年7月号表紙に掲載
姫路城天守閣 春を想う            水彩スケッチ 2000年 
ここ1週間ほど、急に暖かくなって、あちこちで桜の花が一斉に咲きだしました。ことし、スケッチを使っていただいた播州信用金庫のカレンダーの1-4月に掲載されている姫路城です。現在、平成の大修理中の天守閣は大きな覆いがかかり、その表面には原寸大の天守閣の図がえがかれているそうです。2011/4/9記    
■播州信用金庫2011年カレンダー1-4月に掲載

                                                                  

ポストカード水彩スケッチ 「旧和田家住宅 宝塚」 2009年 120x165mm  

小浜宿市場町
菊仁 井川家

関西経済連合会発行の「経済人」12月号表紙「歴史を歩く」は宝塚を歩いたスケッチを掲載させていただきました。宝塚ホテルにtつづいては、小浜宿の造り酒屋井川家です。小浜は戦国時代毫摂寺の寺内町として栄え、有馬街道、京・伏見街道、西宮街道などが通る交通の要衝でした。陽が落ちると街道筋のぼんぼりに灯が入り、宿場町の趣に郷愁を感じます。




関西経済連合会刊
「経済人」2010年12月号表紙掲載
                 

                                           

ポストカード水彩スケッチ  「 小浜宿市場町 菊仁井川家 」 2009年  149 x 220 mm

ポストカード水彩スケッチ 「今津六角堂 」 2005年 115 x 158 mm

大関酒造今津灯台

西宮の今津浜に、江戸時代に造られた木造の灯台が残っています。海上保安庁の海図にも載っているれっきとした現役の灯台です。1810年、大関創業家の長部家5代目大坂屋長兵衛が清酒を江戸へ運んだ樽廻船の無事を祈り、建てた灯台で、今年で200年を迎えました。以前からお世話になっている名誉会長のご厚意でこの灯台を描きました。
2010/11/21記
            





 
「大関今津灯台スペシャルサイト」
                     
http://www.ozeki.co.jp/imazutoudai/index.html            
                                           

水彩画 「大関酒造今津灯台 象頭山常夜燈 」 2010年 280 x 400 mm

ポストカード水彩スケッチ 「三木 御坂サイフォン橋」 2010年 (120x165mm)

かつての三木鉄道
三木駅


かつて国鉄三木線が、三木駅と国鉄加古川線厄神駅間6.6kmを結んでいましたが、旅客の減少で、1985年、三木鉄道に転換されました。しかし、旅客は増えず、2008年廃止されました。このスケッチは2003年冬に訪れたときに描いたもので、当時は1両編成の列車が運行されていました。現在、三木駅舎は地域の交流のばとして利用されているそうです。               





「経済人」2010年9月号表紙掲載
                                           

ポストカード水彩スケッチ 「三木鉄道三木駅」 2003年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「三木 伽耶院 本堂と多宝塔」 2010年 (120x165mm)

水彩スケッチ 「三木 湯の山街道 北井本家」 2003年 (138x189mm)

ポストカード水彩スケッチ 「三木 湯の山街道 旧玉置家住宅」 2010年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「大関酒造今津灯台 兵庫西宮」 2009年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「大関酒造今津灯台 兵庫西宮」 2009年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「大関酒造今津灯台 兵庫西宮」 2006年 (1208x165mm)

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篠山 大正ロマン館 旧篠山町役場           2010年  120x165mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。通常、この講座は半日のプログラムであるが、今回は朝から夕方まで。朝8時06分新大阪発の特急「こうのとり」で篠山口へ。昨日までの天気予報では雨であったが、車窓には明るい陽射しが・・・。ここのところ雨に降られることが続いていたので、内心ほっと胸をなでおろす。バスで町内に着いた後、まずは参加者全員で、篠山城址のそばにある大正ロマン館をスケッチ。大正12年に篠山町役場として建てられた建物。屋根や玄関のつくりが複雑で、みなさん描きにくそう。1時間ほど描いていると雲行きがあやしくなってきた。 2011/12/25記                      

                    

ポストカード水彩スケッチ 「三木鉄道三木駅」 2003年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「大関酒造今津灯台 兵庫西宮」 2009年 (120x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「大関酒造今津灯台 兵庫西宮」 2006年 (1208x165mm)

ポストカード水彩スケッチ 「三木 御坂サイフォン橋」 2010年 (120x165mm)