YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

阪神間・兵庫散歩                              02

明石 江井ヶ島港    水彩スケッチ  2012年  ポストカードサイズ 120x165 o    
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は西明石一帯の町を歩いたスケッチを掲載。
江井ヶ島港は有名な明石鯛やすずきを水揚げする漁港。瀬戸内海の沿岸を漁場にしているため、漁船も小ぶりのものが多い。昼下がり、港の奥の民家に囲まれた船溜りには、漁の合い間の漁船が静かにもやっていた。 2012/10/23記         
■関西経済連合会発行「経済人」2012年8月号表紙に掲載 
                                   

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阪神間-兵庫 散歩

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網干興浜 山本家住宅       水彩ミニアチュール    2013年     120 X 165 o
関西経済連合会発行の機関誌「経済人」2013年5月号の「スケッチ紀行・歴史を歩く」は姫路の網干を歩いたスケッチで構成した。古くから、姫路の舟運、物流の拠点として栄えた興浜には、大規模な民家がいくつも残っている。明治から大正かけて建てられた山本家も豪壮な屋敷には3階に望楼が設けてある。ここから浜のようすを見ていたか…。 2013/05/18記
■関西経済連合会発行機関誌「経済人」2013年5月号表紙
神戸女学院 中庭より図書館    水彩   2001年   ミニアチュール 105x230 o
街旅絵日記講座の7月は神戸女学院のキャンパスでおこなった。構内はW,M, ヴォーリズの設計した名建築の宝庫。中庭を取り巻くスパニッシュスタイルの校舎を中心に描くことに。中庭に面した図書館を、受講していただいているTさんからいただいたホテルの封筒に描いてみた。スケッチ用の紙ではないから、ちょっと難しいが、クリムトのシールをはって、パピエ・コレ風にしてみると、いい感じになった。絵日記は、手元にある紙でに、気に入ったものを気軽にスケッチするのが基本なので、こんなのも大いにあり。 2013/01/20記
神戸女学院講堂    水彩   2001年   ミニアチュール 100x150 o
街旅絵日記講座の7月は神戸女学院のキャンパスでおこなった。事前にスケッチの許可を申請しておいたが、前日も当日もひじょうに丁寧に応対していただいた。当日は門戸厄神のイタリアンで、何人かの受講の方たちとランチを食べ、午後から女学院へ。やはり若い女性のばかりのキャンパスは華やかでいい。構内はW,M, ヴォーリズの設計した名建築の宝庫。中庭を取り巻くスパニッシュスタイルの校舎を中心に描くことにしたが、陽射しが強く、気温も高かったので、3時間も描いているとけっこう疲れる。駅前のカフェでの講評会では、ビールをおいしそうに飲む方も。               
壊れた白鹿の資料館 西宮   水彩   2001年   ミニアチュール 100x150 o
18年前の阪神大震災で崩壊した辰馬本家酒造の酒蔵。灘五郷のうち西宮郷を代表する生一本「白鹿」を醸造する。すぐとなりに立っている木造擬洋風の辰馬喜十郎邸は大丈夫であった。灘の古い酒蔵は、この震災でほとんどつぶれてしまった。新しく建てられた酒蔵は鉄筋コンクリート造りの高層で、以前あった広い敷地は新しいマンションなどが建てられ、往年の景観は失われてしまった。
 2013/01/17記              
 
篠山 小田垣商店           水彩スケッチ  2011年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。河原町妻入商家群がある町の一画に、「丹波黒」で知られる大玉黒大豆の卸し問屋「小田垣商店」がある。秋、店の前に黒大豆の鉢植えが並び、店先には黒豆の枝豆が枝つきのまま売られている。18世紀創業の老舗は国の登録有形文化財。 2012/11/13記                     
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
       
住吉神社能舞台 明石魚住    水彩スケッチ  2009年  ポストカードサイズ 120x165 o    
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は西明石一帯の町を歩いたスケッチを掲載。魚住の海に面して大きな境内を持つ住吉神社は、由緒も古く、神功皇后が摂津の国に住吉大神を祀った(大阪の住吉大社)ところ、住吉大神が「播磨の国に住みたい、藤の枝を流し、流れ着いたところに祀れ」と託宣があった。それがここ魚住で雄略天皇の時代、5世紀に創建されたとされる。それにちなんでか、境内は藤の花の名所である。境内の建物の配置に特色があり、海に面した浜から山門、楼門、能舞台、拝殿、本殿と一直線に並ぶ様式で、拝殿から見ると能舞台の先に海が見える。毎年5月にはおおぜいの人が集まり能楽会が行われる。 2012/10/25記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年8月号表紙に掲載 
                                   
明石瓦の工場廃屋 明石大久保八木   水彩スケッチ  2012年  ポストカードサイズ 120x165 o    
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は西明石一帯の町を歩いたスケッチを掲載。明石の西の海岸に沿って、かつては瓦を焼く工場の煉瓦煙突が林立していた。古くからの瓦の産地であった。しかし高度成長期の末期、昭和50年代になって、煙害が問題になり、瓦工場が急激に減った。当時の煉瓦煙突をさがし歩いたが、なかなか見つからず、土地の年配の方に訊いて、ようやくこの朽ちた木造工場にたどりついた。煙突も半分崩され雑草がはえていた。 2012/10/22記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年8月号表紙に掲載 
                                   
明石 屏風ヶ浦    水彩スケッチ  2012年  ポストカードサイズ 120x165 o    
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は西明石一帯の町を歩いたスケッチを掲載。1931年、明石の西八木海岸の屏風ヶ浦で、古代人骨の化石が発見された。しかし発見者の直良信夫はアマチュア考古学者であったため、当時の学界で認められず、化石そのものも戦禍で失われてしまった。戦後、遺されていた、化石から型をとった石膏模型をもとに原人とする説を唱える学者が現れ、ニポナントロプス・アカシエンシスと名づけられたが、異説も多いとか。現在現地には小さな看板が立っているのみ。そばをサイクリングやジョギングの人が通りすぎてゆく。 2012/10/21記
■関西経済連合会発行「経済人」2012年8月号表紙に掲載 
                                   
江井ヶ嶋酒造六番蔵 明石大久保    水彩スケッチ  2009年  ポストカードサイズ 120x165 o    
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は西明石一帯の町を歩いたスケッチを掲載。明石市江井ヶ島から魚住にかけて、昔から、良質な湧き水と、播州の酒米山田錦を使った酒造りが盛ん。三百年の歴史があり、神戸の灘の酒処に対して西の灘・「西灘」と呼ばれている。江井ヶ島の海岸に近いところにある江井ヶ嶋酒造は清酒「神鷹」で知られる。細い道に沿ってたち並ぶ木造の大きな酒蔵からは、ほんのり芳しい酒の香りが漂ってくる。 2012/10/20記  
■関西経済連合会発行「経済人」2012年8月号表紙に掲載 
                                   
篠山 旧篠山町役場           水彩スケッチ  2002年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城跡のそばにある木造の洋風建築は1923年に建てられたもの。現在は大正ロマン館という名で、観光客相手の食堂と物産店になっている。 2012/11/18記                     
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載
   
街・旅・絵日記 丹波篠山 河原町妻入商家群の家          2011年
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。お徒士町武家屋敷群を描いたあと、お徒士町と同じく伝統的建造物群保存地区になっている河原町妻入商家群の町並みを描きに行く。この日はちょうどここで行われている「ササヤママルシェ」というイベントの日で、通りはかなりの人混み。下見に来た時は観光客もまばらで静かな町並みだったが、今日は賑わっている。人混みの切れ目をさがして描いてもらう。そのうちまた雨が降り出して、スケッチは早々に切り上げ、自由行動に。観光客に混じって散策や買物など。最後は古い民家をリノベーションした「ギャラリー&カフェ恵山」で、暖かい飲み物でほっと一息いれて、講評会。店の中には小じゃれた雑貨も並んでいて、それも気になるし、帰りのバスの時間も気になるし・・・。雨が降り、忙しかったが、充実した日帰りスケッチ旅行だった。 2011/12/30記                    

                    
街・旅・絵日記 丹波篠山 丹波黒大豆の枝付き枝豆         2011年  149x209mm
大人の遠足-街・旅・絵日記講座の10月のプログラムは篠山小旅行-秋の城下町を描こう-。お徒士町武家屋敷群を描いているうちに雨は小降りに。この通りに丹波黒大豆の枝付きの枝豆をトラックに積んで売りに来ているおじさんがいる。町の中心の繁華なところに較べれば、観光客がときどき通るぐらいの閑静な通りだが、通りがかる人が次々に買っていく。町中に較べて値段も安いが、おじさんの説明がうまい。熱心に売ろうという押しつけがましいところもなく、冗舌な口調でもない。世間話でもするようにさりげなく商売している。受講のみなさんもスケッチはそこそこにして、枝豆の試食と買物。 
絵は受講されているメンバーに配った地図の原稿に枝豆を描いたもの。2011/12/29記                   

                    
篠山 河原町           水彩スケッチ  2000年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下のもう一つの重要伝統的建造物群保存地区に指定されている河原町には妻入の商家が立ち並んでいる。それぞれの家の世代も代わり、古い店を利用して、カフェや雑貨ショップなどいまどきの店も多い。  2012/11/12記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載
        
篠山 小林家長屋門           水彩スケッチ  2011年  120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているお徒士町武家屋敷群の一画に残る長屋門。19世紀に建てられた茅葺の屋敷門で、武士の家らしく質実剛健の雰囲気をただよわせる。 201/11/11記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
   
篠山 お徒士町武家屋敷群           水彩スケッチ  2011年  160x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下には2カ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。(今年10月篠山市福住地区も伝建地区に答申されている)一つは河原町の妻入商家群で、もう一つがこの絵の武家屋敷の町。篠山城の西側の堀に沿って、南北の道に茅葺の武家の屋敷が続く。天保年間の大火後に建てられた入母屋造りの家で、門があり庭が表と裏にあってゆったりとしたたたずまいの屋敷だ。今でいえば県庁の管理職みたいなものだろうか、けっこう余裕のある暮らしぶりが想像される。  2012/11/09記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載