YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

伝統の町並み                                         02      

茅葺の里 美山知井    水彩スケッチ  2012年  255x320 o    
街旅絵日記講座では、たまにスケッチ旅行をすることにしている。今年は6月に美山の茅葺の里へ1泊旅行。梅雨の真っただ中の日に企画したものだから、参加の皆さんから天気を心配する声が多かったが、2日間とも快晴。土地の人も、この時期美山でこんな天気はめずらしいと言っておられた。参加は15名。当日は午前9時半すぎ京都発の山陰線で園部へ。車内ではにぎやかにスケッチ談義。園部からはバス。11時すぎに美山の宿泊先河鹿荘に到着。荷物を預けて、地鶏のすき焼きの昼食をいただいた。食後、いよいよ茅葺の集落へスケッチに向かう。観光客も多かったが、まずは全員で、集落の正面から、赤い郵便ポストのある道と茅葺の家並みをスケッチする。天気がよすぎて、女性陣は日焼け対策がたいへん。  2012/10/28記

                                             
                            

愛宕街道嵯峨鳥居本 下地区の家並み   水彩   2010年   ミニアチュール 120x165 o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」12月号表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」190回は、京都奥嵯峨鳥居本のスケッチで構成した。愛宕神社に向かう街道の化野念仏寺付近までは、黒い柱や板壁と白漆喰のコントラストが美しい、瓦葺きの町家が続く。食べ物や土産物を商う店も多く、観光客相手の町。夕方人波が絶えた町で家並みを描く。 2013/01/08記                                 
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年12月号表紙に掲載     
美山知井 茅葺の家並み    水彩スケッチ  2012年  120x165mm      
街旅絵日記講座の6月は美山の茅葺の里へ1泊スケッチ旅行。
1日目の茅葺の里のスケッチは、夕方早目の4時すぎに終えて、車で迎えにきてもらって、宿舎の河鹿荘へ。部屋割をし、鍵を渡し、風呂と食事の場所を確認して一旦解散。おのおの部屋で荷物をほどいたり、着替えたり。同部屋の方と風呂へ。露天風呂もあり、美山特産のバラの花を浮かべたバラ湯があった。ほのかにバラの香りが・・・。  2012/11/01記
                                             

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水彩画スケッチ紀行
伝統の町並み

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関宿 新所の町並み 亀山    2008年  水彩  120X165mm
「経済人」の表紙“スケッチ紀行・歴史を歩く”10月は三重県の関宿を歩いたスケッチ。
古代三関の一つ鈴鹿関がこのあたりにおかれたのが関の地名の由来。東追分から西追分まで東西1.8kmの間に、今も200軒の江戸時代から明治時代に建てられた古民家が残る。旧東海道の宿場はことごとく時代とともに変化し、当時の街道筋の町のようすを今に残すのはもうこの関宿だけといってもよいだろう。関は旧東海道の日本橋から数えて47番目の宿場。伊勢神宮へ向かう伊勢別街道の分岐でもあり、古くから大いに栄えたという。宿場全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
2015/04/25記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2014年10月号表紙に掲載

街旅絵日記講座 大宇陀松山      水彩    2013年     280x380
大人の遠足-街旅絵日記講座の10月は、奈良県の大宇陀の松山のまちへ出かけた。
伊勢本街道沿いに約1km続く家並みは、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。古くから薬の町としても知られ、薬の館として公開されている商家や薬草園などもある。街道沿いにある2軒の蔵元や旧町役場など、描いてみたいところがいっぱいある。受講していただいた方々と虫籠窓と格子のある立派な商家の家並みの風景を描いたあと、民家を活用した店で昼食。昼からは場所を変え街道を描いた後、自由行動にして、薬草園やら造り酒屋など思い思いの風景を描いてもらう。夕方近くさーっと通り雨で慌てたが間もなくやんだ。帰りのバスの時間まで道の駅の店で講評会。帰りのバスも往きと同様、我々のグループだけの貸し切り状態。参加された方々からは「また、あらためて描きに来たい」という声もあがり、有意義な秋の1日スケッチを終えた。  2014/01/12記         
大内宿 茅葺きの家並み 福島         水彩ミニアチュール   2012年   120x240mm
日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の11-12月は福島県のスケッチが掲載されている。東北の人々の粘り強さのようなものを頭に描きながら描いたスケッチ。大内宿は、かつて会津西街道の要衝として、参勤交代や、米など産物の集散地として繁栄したが、幕府の政策により参勤交代の使用する街道から外され、また災害によって街道が断たれるなど、幾度もさびれかかったが、田畑を耕しながら半農半宿で続いてきた。明治になって鉄道が普及すると、人や物の流れが変わり、駅もできなかったので、完全に取り残されてしまう。しかし、そのことによって、宿場の昔の様子が良く保たれており、近年重要伝統的建造物群保存地区に選定され、東北屈指の観光地として生まれ変わった。  2013/12/31記
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」11-12月に掲載

角館     水彩スケッチミニアチュール   2012年   165 x 240 o 
日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の3-4月は秋田県の風景スケッチで構成したが、メインの絵柄はみちのくの小京都角館の桜の風景。佐竹氏の城下町として栄えた角館には、京都の公家高倉家が佐竹氏の縁戚であったことから、京の文化が取り入れられ、厳格で清廉な武家の文化とあいまって、町全体が落ち着いた風情を漂わせ、独特の美しい町並みが残されている。江戸時代としては破格に広い道も京の都を意識してのこととか。武家屋敷通りの枝垂れ桜が心和ませる。  2013/03/29記
■日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の3-4月に掲載

柿 京都奥嵯峨鳥居本   水彩   2002年   ミニアチュール 120x165 o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」12月号表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」190回は、京都奥嵯峨鳥居本。最後のスケッチは、道端に伸ばした枝にみのる柿の実。鮮やかな色合いが目をひく。  2013/01/13記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」12月号表紙に掲載         

嵯峨鳥居本 化野念仏寺の参道と愛宕街道   水彩   2012年   ミニアチュール 120x165 o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」12月号表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」190回は、京都奥嵯峨鳥居本のスケッチで構成した。街道の途中に道をそれて石段の坂道がある。化野(あだしの)念仏寺の参道である。このあたり化野は昔、鳥辺野と同じように風葬の地であった。一帯に散乱していた遺骸を集め埋葬ししたのが空海であったと伝わる。のち法然が念仏寺を開いたとされる。  2013/01/10                                             ■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年12月号表紙に掲載
                                        


京都奥嵯峨 愛宕念仏寺   水彩   2012年   ミニアチュール 120x165 o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」12月号表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」190回は、京都奥嵯峨鳥居本のスケッチで構成した。街道のつきあたり、一の鳥居をくぐって山へすすむと愛宕念仏寺がある。開創は八世紀だそうで、永く荒廃していたが、この地に移され、戦後、仏像研究で知られる西村公朝が住職に任じられ、復興した。境内には西村住職のすすめで、参拝者によって彫られ奉納された多数の表情豊かな石の羅漢がぎっしり並ぶ。訪れた若い女性が表情が可愛いと携帯のカメラでいくつも写真を撮っていた。  2013/01/10記                                             
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年12月号表紙に掲載        


奥嵯峨鳥居本        水彩   2010年   ミニアチュール 120x165 o
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」12月号表紙、「スケッチ紀行-歴史を歩く」190回は、京都奥嵯峨鳥居本のスケッチで構成した。愛宕神社のある愛宕山のふもとに一の鳥居があり、地名の鳥居本の源となった。嵯峨嵐山から一の鳥居に続く街道は、古い家並みが続き京都らしい落ち着いた風情を醸し出し、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。愛宕山に向かい化野念仏寺をすぎると、田舎風の茅葺の家が連なり、山がせまってくる。  2013/01/07記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年12月号表紙に掲載
                                        


京都嵯峨鳥居本 一之鳥居と平野屋       2012年  水彩    165x240 o      
朝日カルチャーセンターの安田泰幸絵はがき講座の7月は奥嵯峨鳥居本でスケッチ。暑い日で日陰を探してのスケッチとなった。青々としたカエデの葉と鳥居の赤が強烈な印象。この葉の表情の出し方などに注力してもらった。午後3時すぎ、講評会のカフェで冷たいものを飲んで生き返る。 2012/12/12記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年12月号に掲載

篠山 小田垣商店           水彩スケッチ  2011年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。河原町妻入商家群がある町の一画に、「丹波黒」で知られる大玉黒大豆の卸し問屋「小田垣商店」がある。秋、店の前に黒大豆の鉢植えが並び、店先には黒豆の枝豆が枝つきのまま売られている。18世紀創業の老舗は国の登録有形文化財。 2012/11/13記                     
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
       

篠山 河原町           水彩スケッチ  2000年  165x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下のもう一つの重要伝統的建造物群保存地区に指定されている河原町には妻入の商家が立ち並んでいる。それぞれの家の世代も代わり、古い店を利用して、カフェや雑貨ショップなどいまどきの店も多い。  2012/11/12記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載
        

篠山 小林家長屋門           水彩スケッチ  2011年  120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているお徒士町武家屋敷群の一画に残る長屋門。19世紀に建てられた茅葺の屋敷門で、武士の家らしく質実剛健の雰囲気をただよわせる。 201/11/11記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載

                                             
   

篠山 お徒士町武家屋敷群           水彩スケッチ  2011年  160x240mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2012年10月号”スケッチ紀行-歴史を歩く”は篠山を歩いたスケッチで構成。篠山城下には2カ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。(今年10月篠山市福住地区も伝建地区に答申されている)一つは河原町の妻入商家群で、もう一つがこの絵の武家屋敷の町。篠山城の西側の堀に沿って、南北の道に茅葺の武家の屋敷が続く。天保年間の大火後に建てられた入母屋造りの家で、門があり庭が表と裏にあってゆったりとしたたたずまいの屋敷だ。今でいえば県庁の管理職みたいなものだろうか、けっこう余裕のある暮らしぶりが想像される。  2012/11/09記                      
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2012年10月号表紙に掲載