YASUDA YASUYUKI

Tomo-no-Ura, Fukuyama,
Hiroshima pr


鞆の家並み
福山市鞆の浦
 
2007年  
水彩 
120x165mm
この地を詠んだ歌が万葉集にも収められているほど古くから知られた浦。瀬戸内海は潮の満ち引きで西と東の水道から太平洋の水が入り込み、ちょうど鞆のあたりで出会い分かれる。昔の航路は天候もさることながら、この潮の流れを利用しなければならず、鞆は潮待ちの港として、ここを行き交う人々が立ち寄ったところ。朝鮮より東で一番風光明媚なところという意味の「日東第一形勝」と賞賛した朝鮮通信使や、幕末に都を逃れ西へ向かった七卿落ちの公卿、いろは丸の坂本龍馬など、歴史の舞台としても興味深い。そして、常夜燈・雁木・波止場・焚場・船番所と中世の港の設備5点セットが、今も残っている全国で唯一の港。描くところはいくらでもある。
このほど、福山市のギャラリーで作品を展示していただくことになった。先日、講座でいつも一緒に描いている方たちと鞆の浦にも出かけ、いくつかスケッチもしたが、それらも展示したいと思っている。
2015/07/03記


水彩画スケッチ紀行
山陰山陽スケッチ旅行

01 02 


鞆の浦 
常夜燈へ至る道 
福山 
     





水彩 
2015年 
320x408mm   
昨年7月、福山市のギャラリア風の巣で個展を開いていただいた。今回で3回目。前回は2007年だったから8年ぶり。今回はポストカードスケッチを少なめにして、F6、F4のスケッチを中心に額を準備した。全部で35点ほど。6月に、講座でいつも一緒に描いている方たちと鞆の浦にも出かけ、描いたスケッチ数点も展示した。上のスケッチもその一つ。港の常夜燈に向かう、旧太田家住宅や保命酒屋が並ぶ道。港のほうから描いたもの。
2016/06/09記


鞆の浦 福山 




水彩 
2015年 
320x408mm   
昨年2015年7月に福山市のギャラリア風の巣で開いていただいた個展に合わせ、鞆の浦で実施されたスケッチ講座に参加していただいた街旅絵日記講座の親しい方たちと、前日から鞆の浦へスケッチ旅行。昼食後の自由行動で、ある方に頼まれていた藤井厚二設計の後山山荘を下見。鞆のメインストリートから山の麓を医王寺をめざして登る。途中にジブリが取材した家があり、そこを越したあたりに後山山荘はある。もちろん門は閉じているが、この日はロケーションを確認するだけにするつもりだったので、カメラで撮って、そのまま医王寺へ。寺の縁側で汗を拭く。その後描いた鞆の浦の俯瞰。
2016/05/10記

Port ofTomo,
Tomo-no-Ura, Fukuyama, Hiroshima pr.





鞆港 
福山市鞆の浦


2015年  
水彩 
280x380mm
7月3日から、福山市のギャラリア風の巣で個展を開いていただいている。
額は35点ほど送った。今回は設営時に現場に行けなかったので、作品の展示もギャラリーにおまかせした。ポストカードサイズのスケッチが40点ほど、後はF6〜サムホールが30点ほど。28日までの会期中には一度は会場に行かせていただくつもり。スケッチは鞆の港。中世の港の設備のうち、常夜燈と雁木が見える風景。向うの山には、医王寺、藤井厚二設計の後山山荘、アニメのモデルになった赤い屋根の洋館も見える。
2015/07/08記




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高砂屋 
鳥取 



水彩    
2014年 
120x165o

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2014年8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は、鳥取市を歩いて描いたスケッチ。
市内の目抜き通りは、何か懐かしい風景のまちなみだった。高砂屋という建物は綿を扱っていた商家。国の有形文化財に登録されている。現在は「城下町とっとり交流館」。取り壊されてなくなってしまう歴史的建造物が多いことを思うと、保存活用の仕方がどこも同じようになってしまうのは、しかたないことかもしれない。
2015/01/31記
■関西経済連合会発行
 「経済人」2014年8月号に掲載

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水彩画スケッチ紀行
山陰山陽スケッチ旅行

01 02 



水彩画スケッチ紀行

安田泰幸アート&スケッチ

山陰山陽スケッチ旅                                                   02 

松下村塾 萩 



2014年   
水彩    
120x165mm
パナソニックの2015年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉-道をひらく」の12月は、「歩み続けてこそ 道はひらける」という言葉。思案にくれて立ちすくんでいても道は開けない。勇気をもって一歩踏み出そうというもの。合わせたスケッチは、苦難や軋轢を乗り越え、信念を貫き通し、その後の新しい日本のリーダーを育てた吉田松陰の松下村塾。2016/11/10記
■パナソニック2016年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−道をひらく」1月に掲載


鞆の浦 
太田家住宅の蔵 
福山
     




水彩 
2015年 
408x320mm   
昨年2015年7月に福山市のギャラリア風の巣で開いていただいた個展に合わせ、6月に鞆の浦でスケッチ講座が開かれた。当日は朝から小雨模様。午前中は関西から参加していただいた方と、鞆の港近辺を描く。時折陽が射して、期待したのだが、講座が始まった午後からは本格的な雨。きのう下見した重文の旧太田家住宅を借りて、屋根のある土間から中庭の倉などを描いた。講評会は近くの「深津屋」という民芸カフェで。終了後、参加者の一人で切り絵作家のYさんが、保命酒屋さんで作品展が開かれているということで、全員で見せていただきに行った。夕方お世話になったTさんのご主人の車で関西から参加された皆さんと福山駅まで送っていただいた。  2016/05/11記

錦帯橋と岩国城
岩国 
 


2004年  
水彩  
120x165mm
Panasonicの2014年海外向け卓上カレンダーの9月の原画
10年も前のスケッチ。神戸から車で走り、昼ごろ、町に到着。水の確保が難しく凝った調理ができない山上の城に届けるためにできたという、名物岩国寿司を昼食にいただいたあと、河原に降りて描いたもの。橋桁の裏の複雑な木組みをえらい一所懸命に描いているなあと、いま思えば。
2015/04/22記
■全国建設研修センター機関誌
 「国づくりと研修」表紙に掲載
■Panasonic2014年海外向け
 卓上カレンダー9月に掲載
二十世紀梨 
鳥取  



水彩     
120x165o

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2014年8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は、鳥取市を歩いて描いたスケッチ。
2015/02/02記
■関西経済連合会発行
 「経済人」2014年8月号に掲載

鳥取砂丘 


水彩    
2014年     
120x165o

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2014年8月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は、鳥取市を歩いて描いたスケッチ。
鳥取砂丘へ行ってみた。鳥取市の中心部から意外に近い。幅(南北)2kmあまり、長さ(東西)16kmもあるそうだ。初めて来たが、公園から海岸に出ると、海までの間に大きな砂山が見える。馬の背と呼ぶののだそうだ。たしかに形は似ている。距離はたいしたことなさそうに見えたが、歩いても歩いても進んだように見えない。砂だけでできた景色は錯覚を招く。大汗かいて馬の背の頂上にのぼると、日本海。しばらく座っていると、暮れなずむ空と海の境にイカ漁だろうか、船に灯がともりネックレスのように連なる
2015/02/01記 
関西経済連合会発行
 「経済人」2014年8月号に掲載