喜多方南町
金忠
        



2013年  
水彩  
120x165mm 

福島交流スケッチツアー二日目、会津若松の鶴ヶ城で午前中スケッチした後、郷土料理の昼食をとって、バスに乗って城山のさざえ堂を見物にいく。ここは見物だけでスケッチは無し。その後喜多方へ。蔵の並ぶ街角をみんなで描く。3人の講師の中でスケッチポイントの解説の役なので、バスの中から、窓の景色を見ながら案内する。バスの運転手の方も気を利かせてくれて、喜多方らしい蔵の通りをぐるっともう一度廻ってくれた。スケッチは以前、裏磐梯高原ホテルで個展を開いていただいた際、取材したもの。
2016/03/31記




裏磐梯高原ホテル
ライブラリーラウンジ

ポストカードサイズ水彩スケッチ
2005年  
120x165mm
  

裏磐梯高原ホテルの2014年卓上カレンダー…5-6月はホテルの中にある宿泊者用ラウンジ「桧原」の内観スケッチ。ゆったりしたスペースに旅行や自然に関する本を並べたライブラリー。モダンなオブジェやピアノ、望遠鏡もあるラグジュアリーな空間だが、絵が拙いので、心地よい快適な雰囲気が伝わらなくて・・・すみません。実際は明るく落ち着いて、居心地が良かった。  
2014/11/17記
■裏磐梯高原ホテル
2014年カレンダー5-6月に掲載

三春駒 
福島
 


水彩ミニアチュール   
2012年   
120x165o

日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の11-12月は福島県のスケッチが掲載していただいた。東北の人々の粘り強さのようなものを頭に描きながら描いたスケッチ。大内宿と会津若松のスケッチともう一つが郡山の民芸玩具三春駒。蝦夷征伐で苦戦していた坂上田村麻呂をどこからともなく現れた木馬に助けられという伝説があり、この木馬の子孫といわれる。子どもの健やかな成長を願ってつくられてきた。2014年は午のとし。世の中昨今きな臭い話が多いが、子どもたちが平和で元気に暮らせる年にしたいもの。  
2014年2月9日記
■日立造船2013年カレンダー
「ふるさとの息吹-東北のこころ」
12月に掲載

大内宿
茅葺きの家並み
福島
 

水彩ミニアチュール   
2012年   
120x240mm

日立造船2013年カレンダー「ふるさとの息吹-東北のこころ」の11-12月は福島県のスケッチが掲載されている。東北の人々の粘り強さのようなものを頭に描きながら描いたスケッチ。大内宿は、かつて会津西街道の要衝として、参勤交代や、米など産物の集散地として繁栄したが、幕府の政策により参勤交代の使用する街道から外され、また災害によって街道が断たれるなど、幾度もさびれかかったが、田畑を耕しながら半農半宿で続いてきた。明治になって鉄道が普及すると、人や物の流れが変わり、駅もできなかったので、完全に取り残されてしまう。しかし、そのことによって、宿場の昔の様子が良く保たれており、近年重要伝統的建造物群保存地区に選定され、東北屈指の観光地として生まれ変わった。  
2013/12/31記
■日立造船2013年カレンダー
 「ふるさとの息吹-東北のこころ」
 11-12月に掲載

岩木山とりんご畑
青森藤崎町
 



2012年   
水彩ミニアチュール  
120x165o  

日立造船の2013年カレンダー「ふるさとの息吹−東北のこころ」の10月−11月のページは青森県のスケッチで構成。津軽人のじょっぱりの風景。世界的にも最も多く生産される品種という「ふじ」は、戦後、改良を重ねこの地方で誕生した。「ふじ」の名は岩木山の別称津軽富士からきているのかと思っていたが、産地であるこのあたりの地名藤崎町からきているのだとか。  
2013/12/05記
■日立造船2013年カレンダー
 9-10月に掲載
  
旧津島家住宅
斜陽館 
五所川原
 



2012年   
水彩ミニアチュール  
120x165o  

日立造船の2013年カレンダー「ふるさとの息吹−東北のこころ」の10月−11月のページは青森県のスケッチで構成。2枚目のスケッチは五所川原市金木にある旧津島家住宅。太宰治の生家である。資産家の彼の父が建てた豪壮な屋敷。終戦直後、疎開していた太宰はここで小説を書いていたという。彼の死後、作品にちなんで「斜陽館」と名づけられた。  
2013/12/02記
■日立造船2013年カレンダー
 9-10月に掲載              

磐梯山と弥六沼
裏磐梯高原ホテル



2013年  
水彩ミニアチュール  
120x165o  

9月6日から裏磐梯高原ホテルで開催していただいていた「安田泰幸スケッチ紀行展」は無事終了。会期中には1泊2日のスケッチ講座も開催していただき、さまざまな出会いの機会をつくっていただいた。準備段階から、いまに至るまで、企画していただいたAクワッドギャラリーのみなさんや、展示をはじめ、スケッチ講座の宿泊や素敵な食事を用意してくださったホテルのみなさんなど、お世話になった多くの方々に心から感謝したい。 
2013/11/04記

■裏磐梯高原ホテルポストカードに
 所収

裏磐梯高原ホテル


2013年  
水彩  
238 x 315 o

10月4日・5日の裏磐梯高原ホテルでのスケッチ講座、無事終わった。2日目は、毘沙門沼で霧雨がはらはらと降ってきて、無事でもなかったか…。おきまりの雨も、終り間際だったので、早めに切り上げる方、木陰で雨を避けて仕上げをする方…と、だいじに至らずに済んだ。
森の木々が色づき始めた高原の秋は爽やか。参加の方から思わず「空気がちがう」。絵は1日目にホテルの庭でみなさんと一緒に描いたもの。  
2013/10/11記

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水彩画スケッチ紀行
東北スケッチ旅行
01 02




裏磐梯高原ホテル
ログハウス 


2013年
水彩
165x240mm
真冬に涼しそうな初夏の高原の絵柄で恐縮だが、このホームページのギャラリーが半年遅れでアップ中なのでお許しいただくとして…。
一昨年、展覧会やスケッチ講座のイベントでたいへんお世話になった裏磐梯高原ホテルのカレンダー、7-8月はホテルの庭にある弥六沼の湖畔に建つホテルのログハウスの風景。
2014/01/15記
■裏磐梯高原ホテル
 2014年カレンダー7-8月に掲載
 

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

鶴ヶ城天守閣 
会津若松
        


2015年  
水彩  
120x165mm 

福島交流スケッチツアー一日目、蒲生氏郷が持ち込んだ近江や松阪の文化がより洗練されて息づく会津若松の町を、参加者で描いた後、昨年の「福島県と関西の水彩画交流展」に、福島側から参加していただいた、一人の先生の受講者の方々の教室展が若松市内でたまたま開かれており、関西からのツアー参加者全員で作品を見せていただきに行った。そして、二日目は、未明の雨が時折霧雨のように残るなか、鶴ヶ城へ向かった。2年前に来たときには八重のブームであちこちにポスターや幟が立っていたが、だいぶ落ち着いた様子。白虎隊は城山からこの城が町とともに炎上するのを見て、自決したという。がしかし、結局は焼け落ちなかった。維新後、全国の多くの城と同じように陸軍の財産となり、石垣や払下げられた一部の建造物をのぞいて天守閣は破却解体された。現在の天守閣は戦後に復興されたコンクリート造り。黒瓦葺であったが、近年元の赤瓦に戻された。

2016/03/28記

安田泰幸アート&スケッチ

東北スケッチ旅行                                                02   

日本キャニオン
(日暮山) 
青森深浦町
     

水彩 
2007年
120x165mm
日立造船の2017年卓上カレンダーの10月は、青森県にある世界遺産白神産地の日本海側にある景勝地、日本キャニオン。浸食によってできた凝灰岩の白い岩肌が周りの木々の緑と対照的だ。十二湖とともに、一般観光客が見ることができる白神山地の入口にある景観だ。日本の国立公園審議委員だった探検家がアメリカのグランドキャニオンに似ていると言ったことから名付けられたらしい。自慢そうにこの山の紹介をするバスガイドの女性に、日本キャニオンと呼ばれる前は、何と呼ばれていたのか訪ねたが、彼女は知らなかった。あとで調べたら日暮山という名のようだ。いい名前があるのに、なぜ品もプライドもない名を使うのだろう。
2018/02/14記
■日立造船2017年卓上カレンダー10月に掲載

会津若松城 
福島



2013年    
水彩       
120x165mm   

裏磐梯高原ホテルの2014年カレンダー、3-4月は昨年「八重の桜」で人気になった会津の若松城。地元では鶴ヶ城と呼ばれる。会津若松城は、戦国時代に、近江の蒲生氏郷が移封されたことによって整備され、城下町も整えられた。幕末には、時の藩主松平容保が京都守護職として京都で新撰組を暗躍させ、ついには会津戦争によって、居城が破壊された。悲劇の城だが、いまは優美な表情を見せている。のんびりスケッチしていられる平和をたいせつにしたい。 
2014/09/18記      
■裏磐梯高原ホテル
2014年カレンダー5-6月に掲載
■パナソニック2017年卓上カレンダー「松下幸之助の言葉−繁栄」3月に掲載

福西本店 
会津若松 中町
        

2012年  
水彩  
120x165mm 

昨年の5月、2泊3日で東北の福島へ行った。
一昨年、福島と関西の水彩スケッチを学ぶ人たちの交流展を京都で開催したが、今回は、関西から福島へスケッチに出かけようということに。関西の3人の講師と受講者21人で実施した。参加した方々はほとんどが、昨年の交流展に出品した人たち。飛行機で仙台に降り立ちそのまま会津若松へ。最初のスケッチポイントは野口英世がやけどした手の手術をしてもらったという医院や蔵造りの大店のある町角。(上の絵は以前、同じ場所で描いたもの)
2016/03/25記



Yaroku-numa and Urabandai Kogen Hotel, Kitashiobara vl.Fukushima pr 

弥六沼と
裏磐梯高原ホテル



2013年  
水彩  
165x240mm
裏磐梯高原ホテルの2014年カレンダーの9月-10月は、ホテルの庭にある弥六沼の対岸から見た、紅葉に彩られたホテルの建物。庭へ出て、30分ほどで沼を一回りできる。散歩にはうってつけ。
2015/05/14記
■裏磐梯高原ホテル
 2014年カレンダー9-10月に掲載



弘前城


2012年   
水彩ミニアチュール  
165x240o  

日立造船の2013年カレンダー「ふるさとの息吹−東北のこころ」の9月−10月のページは青森県のスケッチで構成。このカレンダーでは東北の人々のこころの風景を描いたスケッチを掲載している。津軽には「じょっぱり」という言葉がある。強情っぱりとか頑固者というような意味だそうだが、津軽人の意志の強さを示す言葉だ。そんな「じょっぱり」が築いてきた青森の風景を描いた。弘前城は弘前藩津軽氏の居城。江戸時代の初期に築かれたが、間もなく落雷により天守が焼失し、以後200年にわたり天守のない状態が続いた。江戸の末期になってロシア船出没を理由に幕府に願い出て、ついに念願の天守を築く。幕府の手前、櫓という名目にしたという。日本に残る現存12天守の一つとして知られる。  
2013/11/30記
■日立造船2013年カレンダー
 9-10月に掲載