サンフランシスコ 
フェリービルディング

2016年  
水彩  
240x165mm
積水ハウス 2017年カレンダー「絆はぐくむ世界の街の時計台」の4月はフェリービルディングの時計塔があるサンフランシスコ。6枚のスケッチで構成。
サンフランシスコ フェリービルディング
もともとは単なるフェリーの乗り場だったが、近年マーケットプレイスに変わり、オーガニックの食料品の市が開かれる。流行の先端を行くレストランや食品の店が集まり、市民だけでなく観光客にも人気のスポットになった。カストロとフィッシャマンズワーフを結ぶFラインの電車といっしょに描いた。
2017/10/18記
■積水ハウス 2017年カレンダー「絆はぐくむ世界の街の時計台」4月に掲載

YASUDA YASUYUKI

水彩画スケッチ紀行

サンフランシスコ
ハイドストリートの停車場

水彩  
ポストカード  
2007年 
120 x 157 o 
日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」の3月-4月のページは、アメリカサンフランシスコの街角のスケッチが掲載されているが、同じ時、サンフランシスコで描いたケーブルカーの終点ハイドストリートの停車場のスケッチ。次から次へとケーブルカーが到着し、出発してゆく。観光地としてにぎわっているんだなと実感。かといって雑踏はなくゆったりしている。停車場の建物も簡素だが、丁寧につくってあって清潔だ。過剰なサインや広告看板もなく、カラフルな花が咲き、緑が豊かだ。車両は型や塗装がそれぞれ違っていて、電車が好きな人は見飽きないだろう。発車までの短い時間にササッと描いて、ハイドピアへ向かう。 
2012/3/7記
水ハウス 2017年カレンダー「絆はぐくむ世界の街の時計台」の4月はフェリービルディングの時計塔があるサンフランシスコ。
有名なケーブルカーは1873年開業で世界最古。市内中心部のパウエルからフィッシャマンズワーフ方面に向かう線など3路線ある。個々に止まったり動いたりするたくさんの車両をどうやってケーブルで引っ張るのか以前から疑問だった。実際に見てわかったのだが、ケーブルは絶えず路線の下を循環していて、個々の車両の運転手がテコを利用したレバーでケーブルを掴んだり離したりして、動いたり止まったりする。途中交差部分など惰性で走らせるところもあるので、運転手は腕力はもちろん熟練が必要で、グリップマンと呼ばれ、市民からも尊敬されているそうだ。
2017/10/20記
積水ハウス 2017年カレンダー「絆はぐくむ世界の街の時計台」の4月            
                                    
南海上町線電3形
水彩  
120x165mm
同窓会の役員をしている同級生から要請があり、いままでの新聞形式からカラー冊子に変わる同窓会報に絵を提供した。通っていた高校が北畠にあり、大半の生徒が阪堺電軌の上町線を利用していた。明かり採りの窓がついたダブルルーフ型で明かり採り窓の外側に水雷型の換気装置ベンチレータが並ぶ。子どもの頃から親しんでいたこの型の電車は1967年まで現役だった。
2017/03/08記
■大阪府立住吉高等学校2016年同窓会報表紙に掲載
五新鉄道跡
奈良 五條
   




2014年 
水彩 
120x165o 

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2015年2月号は奈良の五條市のスケッチ。
伝統建築の保存地区である五條新町を横切るように無粋にも見えるコンクリートの高架がある。それも、通りのそばで工事中のように途切れている。奈良県五條市から和歌山県新宮市まで十津川沿いに計画された五新鉄道の跡である。昭和の初めに建設が始まったが、戦争で中断、戦後工事が再開されたが、社会情勢の変化で再び中断。そのまま放置されてきた。これを題材にした映画作品「萌の朱雀」はカンヌ映画祭で新人監督賞を受賞した。
2015/12/13記
■関西経済連合会発行広報誌

 「経済人」2015年月号表紙に掲載


サンフランシスコ
ハイドst.の坂から
ハイドst.ピアと
アルカトラズを望む



水彩  
ポストカード  
2007年 
120 x 157 o

日立造船の2012年カレンダー「つどいの風景」の3月-4月のページは、アメリカサンフランシスコの街角。メインのユニオンスクエアと、サンフランシスコ湾を望むハイドストリートの坂道を走るケーブルカーのスケッチをサブで載せている。このときは実際にケーブルカーのタラップに乗って、ここまで来て、通りを描いた。この坂道を下りきったところが終点のハイドピア。桟橋にはレトロな蒸気外輪船や帆船など歴史上の船が係留されている。沖合に見えるのが刑務所があったアルカトラズ島。霧のサンフランシスコといわれるように、晴れているのに、短時間に霧で島が見えたり隠れたりする。描き終わったあと、桟橋のほうに向かって歩いた。 
2012/3/4記   
■日立造船2012年カレンダー
 「つどいの風景」に掲載                                 

安田泰幸アート&スケッチ

鉄道のある風景                                               02 

ムンバイ近郊鉄道
の電車  
インド
     

水彩  
120x165o

積水ハウスの2017年カレンダー「絆をはぐくむ世界の街の時計台」8月は、インド、ムンバイ大学の象徴、ラジャバイ・タワーのあるムンバイの街。
インドの鉄道はアジアで最も歴史が古い。最初に開通したのがボンベイ(ムンバイ)−ターネー間という。日本でいうと江戸時代。現在はムンバイ近郊電車として、1日2300本の電車が運行され、約700万人が利用する、世界一の旅客輸送を行なっている。混雑ぶりもすごいらしく、ウィキペディアによると、ラッシュ時は1uあたり15人の乗客が立っている計算になるという。日本の通勤電車の混雑もすごいけど。
2018/01/04記
■積水ハウスの2017年カレンダー「絆をはぐくむ世界の街の時計台」8月に掲載 


近江鉄道の
電気機関車ED144 
彦根
    



2015年  
水彩  
165x240mm

関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年4月号の表紙「スケッチ紀行−歴史を歩く」は彦根を歩いたスケッチ。彦根駅はJRのほか近江鉄道も乗り入れている。明治時代に設立された滋賀県下最古の私鉄である。設立以来一度も社名を変えていない私鉄は全国でもめずらしい。かつて地元では近鉄と呼ばれていたそうだ。近江鉄道の駅構内にたくさんの古い機関車や電車が一見無造作に並べてある。保存しているようで、近江鉄道ミュージアムの名もある。近頃、伝統や歴史をつくってきたものが、簡単に捨てられたり、壊されたりする風潮があるなか、残そうという姿勢がうれしい。
2017/01/23記

■関西経済連合会発行「経済人」2016年4月号表紙に掲載

比叡山坂本ケーブル
2号車
滋賀
     






水彩 
2015年 
120x165mm   
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」7月号表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は比叡山。
1927年に開業。延長約2Km。高低差484m。日本最長のケーブルカー。「ケーブル坂本駅」と「ケーブル延暦寺駅」の駅舎は国の登録有形文化財。車両は「福」号と「縁」号。
2016/06/08記
■関西経済連合会発行「経済人」2015年7月号表紙に掲載

kyoto-shiden,
City Tram of Kyoto






旧京都市電
1600形電車
 

2014年  水彩  120x165mm
昨年2014年12月の街旅絵日記講座は京都の梅小路公園に出かけた。明治の頃、日本で最初に市電が走った京都の古い車両が保存されているのと、梅小路蒸気機関車館と保存されている機関車など、ふだんはあまりスケッチすることのないモチーフを描くことにする。
スケッチは園内に展示保存してあった京都市電1600形電車。戦前に製造され、ワンマンカーに改造されて、1960年代後半から1976年まで市内を走っていたそうだ。
2015/10/14記

0系新幹線車両と
ビジネス特急こだま
川崎重工兵庫工場   
 
水彩    
2010年   
120x165o  
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」9月号の表紙「スケッチ紀行‐歴史を歩く」は、神戸の兵庫津のスケッチ。
高速輸送時代を拓いたビジネス特急こだまの先頭車と新幹線0系の先頭車両が、製造された川崎重工兵庫工場の社屋前に展示されている。2014年10月で新幹線開業50年を迎えた。2015/03/25記
■関西経済連合会発行広報誌
 「経済人」2015年9月号表紙に掲載


京阪びわこ号


水彩スケッチ  
2012年  

ポストカードサイズ 165x240o
9月23日(日)寝屋川市の京阪びわこ号復活プロジェクトの一環として、京阪電鉄寝屋川車両基地で「びわこ号スケッチ大会」が開催され、講師の一人として、参加した。当日朝、雨が降っていたが、イベントが始まる午前11時には、晴れ間ものぞき、まずまずのお天気。びわこ号は1930年代に全国でいち早く流線形を採り入れた電車で、大阪天満橋-大津間を走った特急電車。京都三条-大津間のカーブの多い区間を走るため、短い車体を2つつなぎ、3つの台車を持つ。また、高いホームでも、路面でも乗り降りできるよう、高低2首の扉を装備するなど、画期的な電車として、鉄道史に名を残す。スケッチ会には、カルチャーハウス香里ヶ丘の担当させていただいている2つの講座から、おおぜい駆けつけてくださった。 
2012/10/01記


■びわこ号復活プロジェクト
 ノベルティ下敷

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鉄道のある風景
01 02



嵐電北野白梅町駅
京都
  

2016年 
水彩 
120x165mm  
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年3月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は京都衣笠を歩いたスケッチで構成した。
京福電気鉄道北野線は北野白梅町駅と帷子ノ辻駅を結び、嵐山本線に接続する。沿線の途中には桜のトンネルもあり、本線とともに嵐電(らんでん)の名で親しまれている。車両は1990年代に製造されたもの。
2017/08/31記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2017年3月号表紙に掲載




高野口駅 
和歌山橋本 




2016年  
水彩  
120x165mm
関西経済連合会発行広報誌「経済人」7月号は和歌山県の高野口町のスケッチで構成した。高野口町は2006年まで一つの町であったが、現在は橋本市に含まれている。その名のとおり、平安時代から高野山の参詣客でにぎわった町。現在の南海高野線が橋本まで延伸するまでは、高野山参詣と大和街道の宿場町として栄えた。JR和歌山線の高野口駅は古い木造駅舎。通勤・通学の時間以外は閑散として、のんびりしたいい雰囲気が漂っている。
2017/02/24記
■関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年7月号表紙に掲載

大仏鉄道跡 
木津川市加茂 
 



水彩  
2016年  
120x165mm
関西経済連合会発行の広報誌「経済人」2016年6月号の表紙「スケッチ紀行歴史を歩く」は第232回、京都府木津川市加茂を歩いたスケッチで構成した。
明治の後期、加茂から奈良まで約9kmを結ぶ鉄道がつくられた。赤いイギリス製の蒸気機関車が客車を引いたという。急勾配だったため、わずか9年で廃止。線路跡にはいまも橋台や随道が残り、鉄道マニアや廃線マニアのみならず、格好のハイキングコースになっている。
2017/02/15記
関西経済連合会発行広報誌「経済人」2016年6月号表紙に掲載





嵯峨野トロッコ列



2002年     
水彩    
136x180mm      

関西経済連合会発行の「経済人」2014年3月号の表紙「スケッチ紀行-歴史を歩く」は亀岡のスケッチで構成した。山陰本線の嵯峨嵐山駅にあるトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅まで、保津峡に沿って走る嵯峨野観光鉄道は山陰本線の旧線を活用して1991年に開通した。  
2014/05/02記
■関西電力発行「わっと」の表紙
 に掲載
■関西経済連合会発行広報誌
 「経済人」2014年3月号の表紙
びわこ号
京阪60形電車




2012年 
アクリル、コンテ+コラージュ 
380x565o

昨年9月にびわこ号のスケッチ会が催されたが、そのときコラージュ風に描いたもの。
スケッチ会では講師と審査をさせていただいたが、このときの参加のみなさん全員のスケッチが、京阪電車中之島線なにわ橋駅地下コンコースに展示してある。そしてこのコラージュがなにわ橋駅「アートエリアB1」のイベント「びわこ号ミュージアム」の案内のちらしに掲載されている。 
2013/02/28記
■京阪電車 アートエリアB1 
 びわこ号ミュージアム チラシに
 掲載

                                     

京阪びわこ号
寝屋川車両基地で



水彩スケッチ  
2012年  
ポストカードサイズ 120x165 o

寝屋川市の「びわこ号復活プロジェクト」のイベントの一つとして、先月行われたスケッチ会で描いたもの。午前10時に寝屋川の車両基地に到着。基地は民家が密集している住宅地にあり、周辺の道は狭く、入り組んでいて、基地の入口をさがしてだいぶウロウロした。まず、車内をスケッチ。11時からからはスケッチ会に参加される方も集まり、一緒に外観を描いた。午後2時まで。電車好きとしてはもう少し他の車両も描いてみたかった。 
2012/10/18記         
                           


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